文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

電子出版分野こそ、今話題のTPPの現実的な先行事例 (7)

2013-05-08 22:05:47 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 TPPの仕組みは、全世界的なレベルにまで将来拡大される標準規格、その導入という側面があります。異体字とフオントは、否応もなく標準化しなければ、これからの文化的な平和な戦争において、日本独特な規格だけに固執していると、グローバリズムという平和な経済戦争に負けて置いてきぼりを食らうことになるだろうことは誰の目にもはっきりとしてきたと思います。

 従来の大事で貴重な日本の文化でもある文芸書作成手法を大事に考えています。現在に仕組みを温存しながら、かつTPPで代表されるようなグローバリズム上でどのように活動を広げていけるかがこれからの私どもの知恵とねばりとがんばりのありようです。

 しかしその中でもはっきりとしてきたことは改めて、ドキュメント管理上でのEPUBというユニバーサルな規格は、受注産業向きではない。

 あくまでもしっかりとした経営基盤を特定分野別に構築していける、かつ製造業として成立できるような、その根幹をなす製造規格の世界的な基準として考える必要がある。印刷産業として特化できる仕組みを環境省が出していく、それを仮に組版仕様epubとして考えてみる。それを形成するのコアはunicodeであり、universal fontもそのひとつ。世界はここにユニバーサルな規格利用を要求していると思う

 第2次世界大戦で日本の陸軍と海軍が一緒になって米軍と総合力で戦う場ラバウルでの話し。ガダルカナルでの戦いです。日本はここで改めて米国の総合戦略に痛い目にあってしまったのですが、そこで生じていたことは、陸軍の戦闘機のビス(ねじ穴)と海軍の戦闘機のビスの規格が合わない。ガソリンのオクタン価が異なる。機関銃の銃弾の聞かうが違って併用できない。もっとも大変だったのが海軍の戦闘機のエンジンがゼロ戦をはじめとして空冷エンジンで、陸軍の戦闘機の中には液冷の三式戦(飛燕)が主役で、根本的に様式が異なるため、補給や維持管理が大変なことになってM総合力が発揮できなかったとされています。

 いままで、日本では第2次世界大戦で米国の標準化戦略と、ラバウルや各戦線でもろに戦ったのは、大手財閥系の製造業、流通業などであって生き残った技術屋が戦後経営者となった時に、デミング博士と日本生産性本部とIBMのコンビで業務改善を行った。行政組織、印刷出版、農業関係はそのままだった。

 かって米国と軍事面・経済面で日本が経験してきた第2次大戦の全体を通じて、総合力として標準化戦略での日本の敗ヶてしまったという側面があったとされています。

 unicode、universal font、epub は3点セットとなって、この部分を国際規格に沿った形で再構築をせまられていると考えれば、わかりやすいのではないかと考えます。真摯に地道に若手を育成して、新たな市場形成に取り組んでいく必要性が高い。 

 いま、2010年4月の電子書籍出版の文明開化宣言ともいわれる時から早や4年目の今。
 これを日本が文化面での標準化戦略の受け入れ開始として読み取ってみると、まさにいまTPPという名称をかぶって登場してきた農業を含む多面的な自由化がもたらす世界標準規格化とは、その先例的な事例として電子書籍出版が当てはまるのではないかと考えます。

 日本のモノづくりがガラパゴスという言葉で語られる意味合いと、なんだかんだ重なると考えられます。
この先例を参考にしてこれを乗り越えてこその、業界全体での再構築に結びついていくのではないかと考えています。


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