TI山形ボクシングジム御隠居改め現役会長日記

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倒れたら誰が責任取る???

2011-10-30 | たわごと
今年の大震災で「ピサの斜塔」のように傾いた建物は沢山あります。


一戸建てなら、基本、所有者は複数ではないので個人の判断で修繕するか壊すか決められますが・・・

分譲マンションは簡単にいきません。区分所有者が多数居ますから、どうするかは多数決で決められます。



震災から半年以上経ちますが、傾いたマンションが多々あります。

修繕出来ないと判断されたマンションは上記の区分所有者の同意を得て解体するしかありません。

解体すると決まったマンションには国から助成金、補助金が出ます。



しかし・・・

未だ解体されないマンションが多数あります。



ある大型マンションのパターン・・・

住民は危険なので180世帯全員避難しました。業者に依頼しても修繕は不可能と言われ、やむなく解体を決めたのが約三ヶ月前・・・

代表者が市役所に助成金、補助金の申請に行くと「解体業者は指定業者に依頼して下さい」との事・・・

指定業者に片っ端から電話しても「2年間以上待ってください」か「こんな大きなマンションの解体はうちでは出来ません」

マンションは日に日に傾斜角度が傾いていってます。

それを市役所に言っても「大丈夫です。安定しています。」との事・・・

建築士に相談したら「震度3か震度4くらいは大丈夫だと思いますが、震度6が来たら倒壊すると思いますよ」

・・・・・

当然、これはヤバイと、色々と調べたら、法的には倒壊して被害を被った責任は、倒壊した建物の所有者にあるとの事・・・

早く解体しなければと、大手ゼネコン数社に相談したら2社が解体を引き受けてくれるという話になり、いざ市役所へ・・・

「その2社は指定業者ではないので認められません」

「日本を代表するゼネコンですよ」

「指定業者ではないので認められません」

「お宅らが言う指定業者は全部電話した、解体出来ないか、2年以上待つか、そういう業者しかないんですよ。なんとかしてください」

「規則なのでしょうが無いんです」

「倒れたらどうするんですか」

「・・・・・指定業者に頼んでください」



震度6・・・いつ来るかなんて誰にも分からない・・・

こんなんで良いのかい・・・








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