TI山形ボクシングジム御隠居改め現役会長日記

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リョウ君(5歳)来ジム!

2011-04-27 | TI山形ジムのニュース
福島県南相馬市から山形市に避難して来て、ジムの近くの体育館で集団生活する事1カ月以上・・・

リョウ君(5歳)と、お母さんがジムに遊びに来られました。

慣れない生活を強いられているはずなのに、とっても元気で明るいリョウ君。



「こんにちはよろしくおねがいします

可愛い笑顔で登場・・・

ゲーム機「Wii」で遊んでもらおうと思っていたら・・・

ゲームなんかには目もくれず・・・

グローブ付けて、真面目にボクシング

お母さんによると、「まだ右利きなのか左利きなのか分からないんです・・・」

リョウ君は、ナジーム・ハメドのように、スイッチしながらサンドバッグを一生懸命にたたき、ミットやって、最後はお母さんとスパーリングまで・・・

1時間以上、汗だくになるまで頑張りました

この子、天才



なにかする度に・・・

「よろしく御願いします

「どうも有難うございました

とっても礼儀正しく、大きな声で挨拶するリョウ君



方や・・・

成人してるのに・・・

何回注意しても「オネガイシマス・・・」「ワカリマシタ・・・」蚊の鳴くような声でジムに入ってきて挨拶も返事もろくに出来ないプロボクサーと、何してやっても、感謝の気持ちもなく当たり前みたいな顔してやがるプロボクサーに、5歳の鉄拳で闘魂を注入してもらいました。
(上の写真)


「また来てね、リョウ君」

「はい、また来ます

んーーー、可愛いすぎ







先日ジムに電話が・・・

「★★★のものなんですが(某マスコミさん)」

「はい」

「体育館に貼ってあったチラシを見たんですが、被災して来ている方にジムを無料で開放しているんですよね?」

「はー・・・」

「結構、大人数の方が来ているのですか?」

「いや、そんなに多くは来ていませんよ」

「毎日来るんですか?」

「いや、何人か来られる日もあれば、全然来られない日もあれば・・・」

「来ている方の電話番号って分かるんですか?」

「着信履歴に残っている方は分かると思います。何かあったんですか?」

「いや、来週の★曜日にジムに取材に行きたいので、被災者の方に電話して何人かジムに集めていただけないでしょうか?」

「はー???」

「なんとか、集めてもらえないですかねー」

「・・・・・・」

それは、違うでしょ・・・

同じような電話がもう一本入りました・・・

マスコミさんが、被災者の皆さんに集まってもらって取材したい意図は、なんとなく理解は出来ますが・・・
(えづら・・・)

被災されてきている方々に時間を指定して集合を呼びかけるなんてとても出来ませんし・・・

やんわりと、お断りいたしました。