今ではこのあたりは「YRP」として電波情報通信技術に特化した研究開発拠点となっていますが、
この「横須賀風物百選」が選定されたのは今から30年前。
まさにこの「電気通信研究所」がYRPの先駆けと言えると思います。

以下横須賀風物百選史より
『武山や大楠丘陵の東麓に囲まれている、この辺りは、四季折々の色彩変化に富んでいます。その中にあって、総ガラス張りの建物は、周囲の大自然と見事に調和し、独特の景観をつくりだしています。ことに、夕日に映える威容は、四囲の山並みを、燃えあがらせるばかりの、絵画的美しさです。
この建物は、日本電信電話公社の研究所のひとつで、昭和四十七年十一月、武蔵野・茨城の両研究所に次いで、三番目に誕生しました。延床面積は、約95,000平方メートルで、地上十階、地下二階に建っています。このほか、構内には各種の実験施設があります。また、南東約1・5キロメートル離れた、長沢の小高い丘には、付属施設として、衛星通信実験所があるます。ここで行なわれている通信技術の、基礎研究から実用化までの、広範囲な研究成果は、世界最高水準にあると、評価されています。
一 伝送
大量の電気信号をケーブルや電波を使って、経済的に送る方法の研究です。従来の銅線に代えて、ガラスを素材にした、ケーブルを用いる光ファイバー通信、海底ケーブルや人工衛星を用いる通信、自動車電話などの研究が含まれます。
二 宅内機器
一般に利用されている電話機のほか、計算出力を文字によって表す、プリンターなどの研究が含まれます。
三 データ通信
複数の電子計算機を結びつけて、お互いの情報を使用できる、データ通信網、超大型計算機を多くの人が共同利用する、情報処理システムや大量の情報を使いやすい形で、管理する技術の研究などを対象にしています。
四 画像通信
文書を送る、ファクシミリ通信方式やテレビ画像を通して、離れた相手と会議ができる、研究などがここに含まれます。』
注)発刊当時の情報により、内容が古いですが、その研究が現代で当たり前のように実現しているというのがさすがですね。

関連サイト
年に1回の一般公開はこちらでチェック→横須賀研究開発センタイベント
当ブログ横須賀風物百選特集は→こちら
そこには並々ならぬ努力と開発者の研究があるという事を忘れてはいけませんね。
横須賀のこの地区はそういった面で、日本を、いや、世界を牽引していると言っても
過言ではないでしょう!

今後も頑張ってほしいです。そのシンボルとも言えるこの建物。見学をする機会があったら行ってみたいです。

そうだ!横須賀に行こう!

携帯電話発祥の地として、今後も多くの技術を開発してくれるでしょう。
この電気通信研究所ですが、中に入ることは出来ないみたいですが、
景色は最高でしょうね!寒くないし!(笑)
オープンデーに行ったことがあります。
もちろん研究所のなかへ入って見学できました♪
模擬店やフリマなども出ていたり、クイズラリーなど
楽しいイベント満載でしたよ。
さすが最上階からの眺めは素晴らしかったです!
最近ではあまり情報を聞かないので、
やっているのかわかりませんが・・。
子供も大人も大いに楽しめるイベントでしたよ
他の方のブログで「携帯サブレー」見たことありますが、実際には見たことないんですよ~。
見たら買ってしまいたくなりますでしょうか?
今では「YRP」として62社もの企業等が進出し、一大研究開発拠点となっていますが、30年前はおそらくこの電気通信研究所のみ・・・
突如として山に現れたこの建物。当時の様子も見てみたかったです。
コメントありがとうございます!
調べているうちに何度か出てきました「電脳フェスティバル」という言葉。行かれたのですね!
2000年~2003年にやっていたのは確認したのですけれども、それ以降はやっていないのでしょうか?
ちょっと気付くのが遅すぎですよね
最上階からの眺めなんて本当によさそうですね。
また開催してほしいです。
コメントありがとうございます!