宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

台風一過の月食

2014年10月09日 00時04分33秒 | 

この秋最大と言われた台風18号は各地に大きな被害をもたらし、また何人もの人が犠牲になった。なのにその後を、さらに巨大な19号が近づきつつある。本当に今年の天気はどうかしている。その18号が去ったあと、次の19号接近までの狭間が爽やかな秋晴れとなった。今日の月食がどうなるかと心配をしていたが、ここまで晴れるとは思わなかった。

 とは言うものの、きっと晴れる。そう期待して実はきょう休みを取っていた。星の撮影で仕事を休んだのは初めてだ。しかし週半ばなので遅くまでは撮影できない。早めの午後2時過ぎに家を出て準備に掛かった。
月食そのものは3年前の暮れにきちんと撮影出来た。だから今夜は景色の中の月食を撮りたい。あれこれ設定を考えて、満を持したつもりのみかんの丘に陽が沈む。月食だからこの太陽のちょうど反対側に月が居るはずだ。 夕日を撮って後ろを振り向くと、10分もしないうちに東の山の端に黄色い光がチラチラと見え始めた。午後6時。今夜の主役のお出ましだ。ゆっくりと本当にゆっくりと月が昇る。コンパスを手に、あらかじめロケハンしていた場所からそれを狙う。

 

 

半影の月食は午後6時15分ごろと聞いていたが、昇って来た月は左下が何となく薄暗い。そう言えば3年前にもそんな事を思った気がする。地球温暖化のせいで、大気の屈折率が変わったのかも知れない。いずれにしても、幕が上がった時ショーはすでに始まっていた。

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