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宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

埃まみれの農耕神

2012年05月09日 00時17分29秒 | 

土星は英語でsaturn「サターン」という。この読みゆえにかなりの人がこの星をsatan「サタン」悪魔の星だと思っている。もちろんそうでは無い。saturnはローマ神話の農耕の神saturnusの英語読みなのだ。
高度40度を超える高みに昇ってきた農耕神に8センチを向けて覗いてみる。2年前にこの星を撮影した時、自慢の輪は真横を向いていた。それはまるで串刺しになった団子の様に見えた。それが今傾きを得て美しい姿を見せている。そう、これでこそ土星だ。ただ全体に何となく薄茶色い。黄砂の影響がこんな所にまで及んでいるのだ。それはカメラのモニターを通してみると更に顕著だった。
仕方が無い。現れはじめたまだらの雲間を縫って70枚ほど撮影する。その中から良さそうな10枚を選んで重ね合わせたのがこれ。
茶色い上に、コントラストが低い。それを少し画像処理してみたがどうだろうか。



ローマ帝国の農耕の神様は、今不毛の地ゴビ砂漠の砂埃にまみれている。綺麗な姿は後日機会が有れば撮ることにしよう。

 

使用機材:ミザール80ミリフローライト屈折望遠鏡
       ペンタックス5ミリツァイスサイズアイピース
       キャノンEOS5DmarkⅡ
       タカハシEM200Temma2

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (大野)
2012-05-09 20:32:07
黄砂のなか、口径8㌢でこれだけ!
上出来だと思いますけども…
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