僕が思い描いていた竹取庵の屋根は、もちろん手回しで汗を流しながら開くものでは無かった。しかも片方だけを引っ張る方法ではやがてゆがみが来る。そこでネットを探して安物の電動ウインチを取り付けることにした。もちろん両側に。取付金具は鉄工所が作ってくれた。お金は要らないという。嬉しい話だ。
観測デッキの縁にウインチを取り付け、有り合わせのロープを繋ぐ。ボタンを押すとかなりの騒音と共に屋根がゆっくりと開いていった。
サンダーバード。そんな言葉が頭に浮かんだ。後はこの騒音を何とかしなければ…
観測デッキの縁にウインチを取り付け、有り合わせのロープを繋ぐ。ボタンを押すとかなりの騒音と共に屋根がゆっくりと開いていった。
サンダーバード。そんな言葉が頭に浮かんだ。後はこの騒音を何とかしなければ…
サンダーバード、あの一家、相当金持ちだったよね。
ああ、いかん。
いちいちこんなこと書いてたら、全然先に進まない!