宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

アルタイの壁

2010年02月24日 20時41分59秒 | 

満月のときに現れる餅つき兎。その兎の二つの耳のうち内側の小さい耳は、月の地図では神酒(みき)の海と名付けられている。上の画像の右下に見える薄暗いところだ。そこを取り囲むようにそそり立つ絶壁にはアルタイの壁という名がある。
朝から良く晴れた日曜日、今日こそは撮影をとカメラを持って丘に登る。レンガ積みもそこそこに8センチの屈折望遠鏡に5ミリのアイピースを差込んで、それにカメラを接続した。拡大法という撮り方だ。ターゲットは火星のつもりだった。ところが…
思ったより気流が悪い。丘を渡る風はそれほどでもないが、上空がだめだ。この気流の乱れは、望遠鏡の口径が大きいほどよく拾う。仕方なく8センチをそのまま傾きかけている月に向けた。
ファインダーをのぞくと、アルタイの壁が下からの太陽の光を受けて輝いていた。長さが480キロもあるこの絶壁がなぜ出来たのかはっきりとは分かっていないという。
月にはクレーターと海のほかにも複雑な地形がたくさんある。その生い立ちがすべて分かるのはまだ先のことかも知れない。

(この写真は肉眼で見た上をそのまま上にしています。)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おおいぬのペンダント | トップ | 1億キロかなたのお隣さん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事