宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

月の大山脈アペニン

2011年07月12日 00時10分50秒 | 

半月に近い月を望遠鏡で眺めると一番に目に入って来るのが、月の中央より少し北あたりで大きな弧を描く地形だ。
アペニン山脈。総延長600キロに及ぶこの地形は、5,000メートル級の最高峰を持ち、北に続く「コーカサス」、「アルプス」の各山脈とともに雨の海の東側を丸く縁取っている。写真中央より少し左には底が平らでお盆のような美しい姿をした「アルキメデス」が有るが、このクレーターから南東に伸びる、海の中でも一段と薄暗い流れの行き着く先は「腐敗の沼」と呼ばれ、月面車を初めて月に持ち込んだアポロ15号の着陸地点だ。もちろん僕の望遠鏡で見えるべくもない。

さて、ここで一つ注意しておきたいのだが、僕が載せる月の写真は全体像の場合すべて、撮影時点に肉眼で見た上が写真の上になるようにしてある。またこの写真のように拡大した地形では北が上だ。

多くの天体写真は月の南極を上にしてあり、地球の地図とは上下反対になっている。しかし僕の写真はその慣習には沿っていない。この点についてある天文学者から指摘を受けた事があった。天体写真は天体望遠鏡で見た通りに上を南にするべきだというのだ。その時僕ははっきり拒否した。天体は東の空に姿を見せた時と西の山に沈む時とでは見た眼ほぼ180度回転している。月だって同じだ。天体望遠鏡で月の南が上になるのは真南にある時だけ。それも双眼鏡で見ると肉眼の通り上が北になっている。月の南を上にする理由などどこにも見あたらない。

と言ってまたきっと嫌われるのだ。

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1 コメント

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連投、失礼! (しっぽな)
2012-08-17 21:57:10
何言ってるの?
何で見た目通りにしないの?
え?意味が分からない!

天文学者って、やっぱ変人がなるものなの?

全然しらなかった!何で逆さ???

あんまり、びっくりして、叫びました。どうぞ、ほったらかしで!
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