チリチリリン

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古秩父湾バスツアー

2018年10月27日 | ウォーキング

 

埼玉県西部の秩父盆地は海からは随分離れた山奥のように思えるが古代は海だったらしい。回りの土地の隆起で秩父はお椀のような窪地になり、そこに沈殿した土にはさまさまな動植物の化石が眠り、回りの隆起した崖は1700万年前そのままの状態を見せている。このように古代の岩がつぶさに見える場所は他にはないそうで、日本の「へそ」と呼ばれているそうです。若かりし宮沢賢治も岩手県から見学に来ていた記録が残っています。

テレビの「ブラタモリ」の影響で地質学に興味を持つ人が増えて、このようなツアーが出きました。企画は埼玉県立自然博物館なので、参加したのですが、遠くは岐阜県から参加した人もいました。

バスツアーだから楽勝と思ったら、バスなんて入れない場所ばかりで、急坂を登ったり下りたり、キツいツアーでした。

日本で最初の哺乳類の骨の化石も発見されています。骨なので姿は想像したものですが、「カバ」のような感じでした。

海面は上がったり下がったりを繰り返したらしく、その度に繁栄したり途絶えたり、層になった土から発見される骨で知れるそうです。

海の土砂が堆積した場所では、魚や貝やカニなどの化石がたくさん発見されるそうで、ハンマーを持って化石発掘体験もできました。

私の見つけたのは巻貝だそうですが、とても小さくてはっきり分りませんでした。

期間限定化石プレセントというイベントで、私は赤貝のような二枚貝の化石をもらいました。

よく見なければただの小石のようだし、何に使おう?

 

年配者から、下は小学生までの参加者でしたが、見るだけでなくこのような体験ができたのはみんな嬉しかったようです。

秋の青空に少し色づき始めた木々が美しく、楽しい1日でした。

 

    

 


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