本人様の名誉の為、修理する原因は伏せます。
修理内容
ハンドルバー折れ、右フロントウインカーステーより脱落、右ライトステー歪み、ピックアアップカバー破損、フェールタンク右側凹み(全体画像は載せません)。
上記の部品を修正または交換すれば直ぐに乗り出せる訳ですが、せっかくなら車両購入時から欠けていたエンジンのフィンも直して仕舞いたいとの事で、少し大事の作業となりました。
いきなりですが、シリンダー迄はずした画像です
メーター上では3万キロと走行は少なめで、現状で乗っていて全く問題のないエンジンです。
ですが、ヘッドをみるとそれなりにカーボンは堆積しています。
バルブを取り外すと、当たり幅も2mm程に拡大しそろそろ修正は必要な時期にはなっていました。
バルブは当然全てカーボン除去し、ステム径の摩耗チェックです。ほとんど摩耗はしておらず、再使用でリフェースで行きます。
シリンダーヘッドの燃焼室、ポートのカーボンも綺麗に除去をしておきます。
シリンダー内径の測定をしたところ、残り代は00.5mm残で使用限度に達していません。
ピストンも測定しましたが殆ど摩耗はしておりません。
ですが、今後10年単位で開ける事がない様にとのご要望で、ピストンは0.5mmオーバーサイズ新品でボーリングをしてのオーバーホールとなりました。
ヘッドのフィン欠けの修正も終わって腰上は全て再塗装する事に、今回はレーシング1000をチョイス
下のブローバイカバーを見本とし、黒3分艶の感じで調色依頼です。
外装一式は北米仕様のA4カラーでリペイントで、ドリーム商会さんに依頼し、その他破損部分はなるべく純正部品を使用して修復です。
先に作業出来る所は済ませておきます。とりあえずはメーターとウインカー関係です。
秘蔵の新品純正ライトステーの出番で、ウインカー類も全て純正新品
純正品なんでクオリティが高いので安心ですね。
メーターも破損部分を修理となります。
タコメーターケースとメーターロアーカバーの凹みがあるんでクラフトビーさんで修復となり。 メーターステーは元から折れていたんで、予備品を使い取り付けとなります。
今回はここまでで、進行しましたら更新いたします。