ケイアールエス浦和のブログ

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Z1 シリンダヘッドーオイル漏れ 続き

2012-11-30 16:54:14 | 整備

11月18の続きです。

カムカバーを外し

シリンダーヘッドを外す前にバルブクリアランスを測っておきます。

一か所だけ規定値を外れていましたが、他は規定値内でしたしカムも綺麗です。

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カムチェーンの伸び具合をみています。

カムチェーンテンショナーは一度ロックナットを緩めて張り直してありますから、触ってカムチェーンの遊びが大きければ何かしらの問題が出ていると云う事です。

上下に動かしてみましたが少し遊びが多い様子です。

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次にTOPアイドラーの状態を手で確認します、このスプロケットに遊びがあれば要交換です。

スプロケットを動かしてみたらガタがありました、オーバーホール後2万キロにしては結構酷いガタです。

このエンジンは他店にてフルオーバーホールした際にTOPアイドラーを交換していなかった様ですね。


YouTube: ブログ 004
上をクリックすると動画再生されます。貼り付け画像再生の仕方が判りましたら修正します。

さて、シリンダーを剥ぐってみてどうなっているのか。
後程アップします。


Z1 シリンダーオイル漏れ

2012-11-18 18:37:37 | 整備

「ちょい乗りでもシリンダー左右からオイルが漏れて来て困っている」との事で修理依頼です。

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以下の画像の通りオイルが滴っております。

以前純正オーバーサイズピストンを使いオーバーホールはしてあるとの事でしたが、これ位漏れているのには何か原因がある筈と思い、お客様にお願いして請求書を持参頂きました。

請求内容を拝見したところ、社外のガスケットセットを使っていました。

未だヘッドを外してはいませんから何とも言えませんが、原因の一つとして上げられます。

オイル漏れ修理と共に、キャブレーターオーバーフロー/アイドリング不良の修理、点火系の見直しなどが今回のご依頼内容です。

進みましたら再アップします。

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CBR250R リアブレーキ焼き付き 修理

2012-11-18 17:35:52 | 整備

RG400ガンマのお客様から、他に所有するバイクのリアブレーキ修理の依頼がありました。

持参して頂き症状を伺うと

乗り始めは何ともないが走っているうちいつの間にかスピードが落ちてしまいそのうち止まってしまい、バイクを押すにもリアがロックした様に重く、暫く時間が経つと軽くなり何事もなく走れる。

車両をお預かりし、リアキャリパーの固着かマスターの油圧系統の不良と判断し早速分解してみる事に。

キャリパーマウントからキャリパー外しピストンの出方を確認、圧を掛けるとピストンが迫り出して来ますが押し戻そうとするとビクとも戻りませんので、マスターのリターンポートが詰まって減圧出来ないと判断しました。 パッドも真ん中付近が青く焼けてしまっているので要交換です。

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ロックし動かなくなるとすると、ディスクローターも相当過熱され歪む事があるので、キャリパーを外したあと念のため測定してみました。

ローター面が過熱で茶色に変色してます。 ダイヤルゲージの測定子をローターにセットします。

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ダイヤルゲージを0に合せ、ローターを一周させて一番振りの多い数値を読み取ります。

計測すると歪みは約0.13mmで、使用限度まで達していませんでした(限度0.2mm以下)。     

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次にリアマスターのポートの確認で、リザーブタンクホースを外します。

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リターンポートの詰まりの確認しましたが清掃針が入りません、キャブクリーナーで固形物を柔らかくした後清掃針で突っ突くと簡単に貫通しました。

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次にシリンダ内の清掃をします。

フルードなど固まったのが内部に固着してますから、研磨しスムーズに仕上げておきます。

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キャリパー側は全く問題なく、修理に必要な部品を注文し部品が入荷するまで箱にいれて保管です。

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3日程で部品が届きましたので、各部清掃し組立にはいります。

キャリパーのゴム部品は過熱により硬化しますから全て交換となります。

組む際にピストンとシリンダー面、オイルシールにメタルラバーを少量塗り組み立てます。

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カップにメタルラバーを塗りピストンに組込み(画像上が新品です)、シリンダー内にメタルラバーを少量注ぎ潤滑させておきます。

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プッシュロッドのゴムブーツとサークリップを交換し、マスターにピストンを押し込みプッシュロッドでさらに奥に押し入れます。

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サークリッププライヤーでサークリップを押し込み、サークリップ溝に入っているか確認します。

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ポート側にOリングを入れタンク側ホースを組みます。

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キャリパーマウントのスライドピンと、キャリパー取り付けボルトのスライド部に少量のブレーキグリスを塗り、ブレーキパッドシムの取り付け向きに気を付けて組み立て、マスターシリンダーーホースを組みブレーキフルードを充填しエアー抜きをします。

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最後にローター表面焼けを馴らす為、荒目のペーパー当てをして完了です。

定期的にフルードの交換を怠っていると、フルードと水分が混じり合い乳化し固形化します。その固形物がポートを目詰まりさせ、最悪減圧出来なくなりブレーキが利いた状態になりロックを引き起こします。

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ZRX1200R ノジマNJ-2 

2012-11-14 17:03:04 | 改造・カスタム

少しずつ進んでいるZRX1200R(ノジマNJ-2)のカスタムです。

すでにエンジンと足回りは外してあり、フレーム塗装する為、西村コーティングさんに送ってありました。

当然ダイアモンドコートペイントで、1週間程で出来上がって、丁寧に梱包され戻って来ました。

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今回エンジンパワーを向上させる為、フレーム補強を施してあります。

エンジンはボアを広げずハイコンプ化(12.5:1)、ヨシムラハイカム/バルブスプリングをダブル、 ZZR系ミッションを使用し6速とし、ケーヒンFCR43Φを使う事によりハイスペック化します。

進みましたら再度アップします。

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