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Z1000MKⅡ 修理続き

2015-11-25 17:53:34 | 整備
長らく更新していませんでしたが、2014.7.15の続きで、すでに出来上がっている車両記事になります。
傷ついたメーターもクラフトビーさんに依頼し綺麗に化粧直し

エンジン腰上も綺麗に化粧直しされ(レーシング1000にて塗装)

塗装から戻った際Z系特有のスリーブの緩みが見つかり、スリーブを特注にて製作圧入ボーリングし、再度取り出しリューブライト処理し再圧入してあります。因みにピストンは純正0.5mmオーバーサイズにてノーマル状態維持です。
カムチェーンのトレイン系はアイドラーローラーのインナーが分離していましたので、全て純正にて交換

シリンダーヘッドは純正バルブで吸気排気と共新品を使用、バルブガイドは高耐久特注品を使い、ヘッド単体状態にてカムをセットしシム調整、ステムシールも高耐久の社外品となります。

シリンダーデッキとピストントップの位置を見てベースガスケットを選定、今回はノーマルでOKでした。

改めてピストン4個をシリンダーにセットし、ピストン上死点を出し
メタルガスケットを採用して熱歪みによるオイル漏れに対応し

バルブタイミング補正するためノーマルカムスプロケットを長穴加工し、純正の位置で仮組し

ヘッドを組み付け後、バルタイを調整し

補機類など全て取り付け

いざ始動させるとキャブの連結部からガス漏れをしていたので、手持ちの連結部品にてオーバーホール

その後、リアキャリパーの引きずりが判明し、分解後ピストン類を交換しオーバーホール

外装一式もドリーム商会さんでA4カラーにてリペイントし、装着しリフレッシュされ出来あがりです。
Z1000MKⅡの北米仕様は加速ポンプ付きで、ノーマルエンジンのトルクフルな特性とライディングし易い車体とが相まってとても乗りやすい車両です。

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