今日はZ1000R1キャブのオーバーホール記事になります。
エンジンを始動させるとキャブからガス漏れして、数分後段々アイドリングが下がり止まってしまいます。
スパークプラグを確認すると、ガソリンで電極が湿ってます。
キャブのインシュレーターもクラックが発生しており、新品に交換です。
同調用のノズルのゴムキャップも代用品から純正に変えておきます。
キャブを外し、交換部品のチェック&発注をして、数日後すべての部品が揃った段階でオーバーホールです。
現時点で問題ない部品も交換しておいた方が良い場合は、前もって交換しておけば、後々のトラブルも未然に防げます。
全て組み上げ、スライドバルブの作動等をチェックし、ガスの油面の調整にはいります。
フロート高さだけで調整するとオーバーフローをする場合があるので、当店ではサービス油面で設定しています。
サービス油面での調整は、高さが出るまで何度でもキャブチャンバーを外しフロートの爪を調整しての作業です。
きっちりと油面を揃えるのには通常1~2時間はかかります。
画像は撮り忘れましたが、キャブのオーバーホール調整が済み、取り付けのあとキャブ同調しパイロットスクリュー調整で万全となりました。
Z1000J系のキャブ部品は欠品部品もありますが、フロートとかフロートバルブ等純正小物パーツは未だメーカーから入手できますので、直すのに問題はないですね。