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Z1 シリンダーヘッドオイル漏れ 続き2

2013-01-29 20:20:06 | 整備

12月18日の続きです。

先ずヘッドとシリンダーの歪みを確認します。シリンダーヘッド、シリンダー共み0.05mm歪みがありましたので最少面研が必要になります。

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次にカーボンの除去をします。

バルブは付けたままで軽くこすり取ったあと除去液を充填して、カーボンが剥がれて浮いて来た時にバルブを取り外します。

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Conv0016_2 綺麗になりました。

カーボンを取り去ったあとプラグの部分に亀裂を発見しました。2番3番にバルブシートに掛けて割れがありました。ヘリサートで補修ですね。

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次にシリンダー内径測定をし、数値化します。

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同じくピストンも外径を測定し数値化します。

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数値化したシリンダー内径からピストン外径の差を比べクリアランス良否判断をします。

純正ピストンのクリアランスに対しシリンダー内径が平均2/100程狭いです。

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次にバルブステム外径、バルブガイド内径の測定をします。

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シートに記載した通りインテークはバルブもガイドも全て摩耗し切っており交換になります。

インテークエキゾースト共バルブはZ1000MKⅡ用を使い、ガイドもMKⅡ用(鋳鉄)が合えば使いますが、抜いた後の穴径が大きければオーバーサイズを選びます。

クランクケースの方も綺麗にガスケットを剥がし、スタッドの根本に入り込んだ子砂利をケースに落とさない用細心の注意を払い除去し、修理が終わった腰上を組む用意をして、異物が入らない様ウエスで覆っておきます。

Conv0020

進行しましたらアップします。