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GPz1100F オーバーホール+チューニング

2014-04-08 17:03:47 | 整備

今回GPz1100Fのエンジンフルオーバーホールの依頼です

お客さん曰く、アイドリング時は勿論高速走行時も振動が多く、とても乗っていられない状態でした。

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テールレンズにまでクラックが入るほどの振動がありました。

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エンジン分解清掃し

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クランクケースシリンダーデッキの歪み測定で、弓形に0.08mmの歪みがありました。

修正面研が必要です。

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ミッション分解清掃

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各部測定

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ベアリング、ブッシュ、カラーなどを交換し再組立

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シリンダーヘッド、シリンダーの各部部品の測定

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初期は純正オーバーサイズピストンの予定でしたが、コスワースに変更

バルブはリグラインドにて再使用、IN、EX共バルブガイドは1mm短いスペシャル品を使用

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シリンダーヘッド燃焼室はピカピカに仕上げております。

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使用するカムは純正からヨシムラST-L2を使い、各部寸法を取っておき、ステム突出し量設定検討のデータとします。

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Z用のカムですので、J系カムスプロケットは使えません、社外カムスプロケットを純正位置に合わせて仮組みしておきます。

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肝心のクランクは動的バランスを取り、重い部分にはドリリングで軽量加工してあります。

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全ての加工、前準備が出来たら一気に組み立てます。

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ピストントップを測定し、クランクTOPを出しておきます。

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シリンダーヘッドを組み、カムを付けバルブクリアランスを出した後、バルブタイミングを合わせます。

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ヘッドカバー、オイルパンを付ける前に車体に載せます。

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よりハイパワーになるので、純正のカムチェーンテンショナーは使わず、S1用を使います。

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後は、補機類装着油脂を充填しエンジン始動です。

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5分程アイドリングで暖気させシリンダー内の油脂を焼切り、一旦冷却

再始動後白煙の有無を確認、全く出てません・・・一番安堵する瞬間です。

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出来あがってお客様に車両をお渡しし、慣らし終了後にメールを頂きました。

とてもスムーズで振動が殆どなく、中速域からは怖いくらいの加速力があるととの事でした。

どうも、ありがとうございました。

















































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