約1ヶ月振りの更新になります。
フロントフォークのオイル漏れでお預かりした400ガンマです。
目視状態で左右共オイルがもれており、早速分解して様子を見る事になりました。
サクサクと外していきます
フォークを逆さにしてオイルを全て出し切ります。
フロントフォークを万力に固定し、SSTを使い分解します。
インナーチューブの曲がりを測定します。
ダイヤルゲージをインナーチューブに当て、目盛を0に合わせ回転させ一番振れる数値を読み取ります。右画像の通り最大振れは0.02mmでした。曲りは1/2の0.01mmで問題ありません(使用限度0.2mm以上)
同様にもう一本も測定します。最大振れは約0.028mmで、曲がりは0.014mmです。
オイル漏れの原因は摺動範囲にある錆によるメッキの剥げです。
オイルシールだけを交換してこのまま組むと再度オイル漏れしますから、錆のないインナーチューブに交換するか新品インナーチューブを取り寄せて交換で、欠品の場合は再メッキを掛けるかリプレース品となります。
これからお客様と相談となります。