「バレたか!」・・・ブログの話です。「真面目なおじさん」が「気まぐれに書いている」つもりでしたが、世の中には鋭い人がいるもので、イタズラに気づいたようです。ブログは我々おじさんにとって「デジタル忘備録」であり、遠く離れた仲間との「電脳スナック」であり、時に「まだ生きているぜ」と言う「枕元のベル」のような存在ですが、実はもう一つあります。「イタズラ」です。少年探偵団歴60年のおじさんの元気の源は好奇心ですがこの年になると、何やら人や浮世の有様が見えてきて面白くなくなります。これが大敵です。勉強が大嫌いで「こいつさえいなければ学校の偏差値が上がるのに・・・」と先生を泣かせた(今は偏差値73だとか)探偵団のおじさんにとって「怪しのIT村」は最高の遊び場です。
頭デッカチのマイクロソフトと違って魅力的なカラクリを惜しげもなく「タダ」で使わせてくれる態度は大人です。「みなさんを囲い込んでから美味しい汁を吸わして頂きますからね!」と言う狙いも判りやすい。総務省の試算ではブログ人口は今年中には700万人、閲覧者も3000万人を越えるとか・・・「一人でいくつもブログしている奴は?」なんて野暮なことを言ってはいけません。ブロガーの9割以上が2、3回やって挫折・・・元気なブログはプロか文章好きか業者・・・これも野暮な意見。仕掛け人は「ほら、貴方のブログはこんなに見られていますよ!」なんて「水増し訪問者数」を見せて、落ちこぼれを出さないように懸命です。 水増しの実体は「検索ロボット」と「自動リンク」です。ブログに時事用語や流行語を散りばめると、とんでもない数のロボットに拾われます。以前「妖怪の掟」のブログの時は一時66万件のトップになりました。950万件の基礎数字が話の肝です。勿論、数時間後には順位が落ちますが不思議なことに「ある順位で固定」します。当社のホームページも何万の中で常に「最初のページ」にあります。25日、午前4時の段階では4500社のトップにありました。そんな「操作」ができるなら金儲けに使えばいいのに、ロボット相手のイタズラの方に価値を置くのが少年探偵団のハイカラです。
何故なら、そんな怪しい検索結果の順位に「一喜一憂」するバカな会社が後を絶たないからです。「誰もが知っていて」しかも「操作可能」な情報には何の価値もありません。大衆が集まれば圧倒的にバカの絶対数が大きくなるのは自明の理なのに、仕掛け人は検索社会を「集合知」なんて言います。素晴らしい情報の確率は、まあ「千三つ」でしょう。アメリカと違って日本人はそれほどウエブに依存するとは思えません。いずれ「飽きっぽくて我儘な客」を知り尽くした家電屋か放送屋に吸収されるかも知れませんが「イタズラ」の余地だけは残しておいて下さいね・・・。あとこんなかわいい動画サイト「子犬とヒヨコ」「その後の彼等」もね・・・。
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