またぞろ流行の兆しです。「人類の滅亡」です。今度の「予定日」は2012年です。超高度な文明を誇った古代マヤ暦が2012年12月22日で終わっていることが根拠だそうです。「よく見つけてくるよな」と感心しますが、35年前にも「ノストラダムスの大予言」が一世を風靡しました。こちらの終末予定日は1999年の「7の月」でしたが著者の五島おじさんの勝手な解釈なので当然何事も起こらず(横柄な女占い師よりはハイカラでしたが)、それより生活に密着した2000年問題の方が深刻で、飛行機が落ちる、新幹線が転覆する、原子力発電所が壊れる・・・なんて大騒ぎでしたが、終わってみれば何事もなくみんな気が抜けました。たぶん人類発生の直後から、こんな話は繰り返されてきた筈で、キリストやモハメッドなんかはその「偉大な勝ち組」とも言えます。こんな本を売りまくって大儲けした作者は「小さな勝ち組」です。何故我々は嘘と知りつつ嵌ってしまうのでしょうか。
1.地球汚染や核問題や天変地変への潜在的恐怖があるから・・・これはまともすぎる説明で面白くありません。2.暇な人間への刺激剤・・・これもまともです。単なるSF映画の客です。3.貧困や不幸のどん底にいる人間が富や幸せを手にしている人間と一緒に滅びる快感に浸る・・・この辺から面白くなります。確かに高いところから落ちるのと、始めから谷底にいる人間とではダメージが大違いです。世界的には「谷底」側が全体の9割を占めているので「革命」なんてエネルギーを使わなくても、隕石が衝突して「みんな一緒に死ぬのさ」なんて事態はハイカラに言えば「救い」、判りやすく言えば「ザマー見ろ」です。4.我々のDNAの奥深くに「滅亡=リセット」のプログラムが仕組まれている・・・これは老少年探偵団の前頭葉を刺激します。2.と似ていますが「もしかしたら」と思わせるのが肝です。
と言うのは「地球温暖化」なんて騒いでいますが過去の地球では平均気温50度とか地表の全てが氷河に覆われた事が何度もあって、その都度生命は思い切った方法で生き延びてきた・・・NHK番組の解説の様ですが、実体は地球の片隅や奥深くに追いやられていた生命が天変地変(条件変化)のおかげで「陽の目」を見たに過ぎないのですが、「強くて、態度の大きな生命」が一瞬の内に滅亡して「弱くて、間の悪い生命」が躍進する可能性がある・・・何かとても崇高な話のようにも、かなりキナ臭い話のようにも聞こえます。誰が言い出すのか楽しみです。
1.地球汚染や核問題や天変地変への潜在的恐怖があるから・・・これはまともすぎる説明で面白くありません。2.暇な人間への刺激剤・・・これもまともです。単なるSF映画の客です。3.貧困や不幸のどん底にいる人間が富や幸せを手にしている人間と一緒に滅びる快感に浸る・・・この辺から面白くなります。確かに高いところから落ちるのと、始めから谷底にいる人間とではダメージが大違いです。世界的には「谷底」側が全体の9割を占めているので「革命」なんてエネルギーを使わなくても、隕石が衝突して「みんな一緒に死ぬのさ」なんて事態はハイカラに言えば「救い」、判りやすく言えば「ザマー見ろ」です。4.我々のDNAの奥深くに「滅亡=リセット」のプログラムが仕組まれている・・・これは老少年探偵団の前頭葉を刺激します。2.と似ていますが「もしかしたら」と思わせるのが肝です。
と言うのは「地球温暖化」なんて騒いでいますが過去の地球では平均気温50度とか地表の全てが氷河に覆われた事が何度もあって、その都度生命は思い切った方法で生き延びてきた・・・NHK番組の解説の様ですが、実体は地球の片隅や奥深くに追いやられていた生命が天変地変(条件変化)のおかげで「陽の目」を見たに過ぎないのですが、「強くて、態度の大きな生命」が一瞬の内に滅亡して「弱くて、間の悪い生命」が躍進する可能性がある・・・何かとても崇高な話のようにも、かなりキナ臭い話のようにも聞こえます。誰が言い出すのか楽しみです。