風景をこんな風に擬人化する人間もいないと思うので「うっとり図鑑」から転載します。
晴天の行楽日、風景は「客」が求める絵葉書のような光景を描き出して大サービス・・・誰もが同じような写真を撮って車が込まないうちに帰路に着く。「ノー天気な大衆相手にいい天気なんて、馬鹿馬鹿しくてやってられませんよ!」・・・そんな風景の愚痴を聞けるのは妖しい雲が流れる荒天の午後・・・風景は我に帰って思いのたけをぶちまけます。「判った、判った。おまいの言うとおりだ。まあ、そう波風を立てなくても・・・」なんて慰めても大粒の涙を流して留まるところを知りません。こうなると手が付けられません。「バイクが雨で濡れるので帰るからな!」・・・いきなり現実に戻る「うっとり探偵団」でした。
愚痴る風景写真を見ながら読むと更に馬鹿馬鹿しくなります。詳しくはこちら→うっとり画報「素面の風景」
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