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「タイムバール」少年探偵団の時代

元少年探偵団、現ダメ社長が「記憶と夢」を語ります。

ロボットの掟2

2008年11月28日 | Weblog
「ロボットが演劇に登場」NHKの夜のニュースです。昔のブログが現実になったのかと思わず画面に見入ります。主人である人間の言うことを聞かない「引きこもりロボット」と言うのが話の肝で、要するに欠陥ロボットの目を通して人間の「心」を描こうとした新しい試みですが、結果は大失敗。博覧会場にいそうな「マスコットロボット」の首だけが動いて声優の声が流れる・・・大昔に見た菓子屋がテープレコーダーを仕込んで「美味しいよ!」なんて叫んでいた「ペコちゃん人形」と大差ありません。阿波踊りのロボットなら制御技術の開発にもつながりますが、修羅場のひとつもくぐったこともない頭でっかちが「心」なんて無理な話で「人間のプロ」である作家や映画人が見たら吹き出すに違いありません。

老少年探偵団のロボットはそんな素人ロボットではありません。何よりも便利な「道具」ではなく人間の潜在意識を引き出す「装置」です。当然、「顔」に表情はありません。意識によってどうにでも見えるからです。「声」も抽象的な効果音です。ただし口の動きは本物です。するとどうなるか・・・例えば朝から晩まで痴呆老人の下の世話に明け暮れる嫁。人前では「おじいちゃん!もっと長生きしないとね」なんて嘘八百でストレスは限界に達しています。そんな時には現代の駆込寺「ロボット庵」に行きます。表向きは役に立たなくなったロボットを「供養」する寺ですが、実体は「ジム」です。日頃、上司や取引先から苛められている勤め人や下請工場の親父も常連客ですが、嫁さんは迷わずメニューから「寝たきりロボット」を選らんで個室に入ります。

「・・・!」部屋に横たわっているのは爺さんそっくりなロボットで、既に「お漏らし」をしています。何やら呟いています。「・・・!」一番気に障る事を言っています。顔が似ているのも気に障る言葉に聞こえるのも全て嫁さんの「意識」です。それがロボットに投影されているだけなのですが、相手は「人間」ではありません。「こいつめ!」嫁さんがロボットを殴る蹴ること5分・・・ヘトヘトになる頃にはストレスは発散・・・ボコボコにされたロボットは形状記憶によって元に戻ります。「可哀想なことをした」なんて反省するのは男で、女は心身共に汗を流して「スッキリ」・・・勿論、空想に過ぎませんが、そのうち「人間の原罪を背負うロボット」なんて登場してクリスチャンを怒らせる時代が来るかも知れません。

1円の攻防

2008年11月27日 | Weblog
駅近くの喫茶店で夕日を眺めながら「この太陽もあと50億年もすれば燃え尽きて見れなくなるな・・・」なんて「大詩人」の気分もスーパーのレジまでの命です。レジのおばさんの声が悪魔のように響きます。「617円です」「・・・」ポケットの小銭を取り出します。616円しかありません。1円足りない!あとは1万円しかありません。太陽の寿命どころではありません。たった1円足りないためにポケットがすっきりするどころか数枚の千円札と999円に小銭が増える・・・「頭にくるな!・・・おばさん!1円位まかんないの?」「・・・」レジのおばさんは呆然とします。「す、すいません!何でしたらどれか品物を外しますが・・・」無論おばさんには何の罪もなく、むしろ突然怒り出すおじさんの被害者です

おじさんが怒っているのは自民党がくだらない消費税を導入したせいで円単位の「値札」が登場してその円玉を持たされる理不尽さです。こんな「美意識」を98円とか298円とかの端数が大好きなおばさんに言っても通じる筈がありません。静かに1万円を出します。「さようなら1万円・・・」引換えにカシャカシャと音を立てる下品な1円玉の群れ・・・。昔の商店なら「あっ!1円足りないや」と言えば親父は「いいよ、いいよ!1万円はおまけ!」なんて威勢のいい声を張り上げて街を明るい活気に包んだものです。景気が盛り上がらないのは生活からこうした活気を奪った頭でっかちの制度のせいです。

大体、約2円もかけて1円をつくる理由が面妖で、消費税が5%になって1円玉の需要は減ったとは言え3%だった平成元年~3年にかけては毎年23億枚も1円玉を作っています。落ちていても拾わないようなものは「硬貨」とは言えず、そんなものをポケットに溜めるほど不愉快なものはありません。もしかしたら自民党はそんな男の心理を読んで「デノミ」の準備でもしているのでしょうか・・・。


発明の掟

2008年11月23日 | Weblog
頭のいい人が「いいこと」をしても、頭の悪い奴が「悪いこと」をしてもちっとも面白くありません。頭の悪い奴が「いいこと」をすることはまずないので、探偵団の楽しみはもっぱら頭のいい人の「大失敗」です。その意味ではあのT・エジソンは「発明王」と言うより「盗作王」「失敗王」として有名です。40歳過ぎて発明力が衰えると、どう狂ったのか「セメント住宅」を「発明」して販売を始めます。何と家具までセメント製です。勿論、こんな重たくてバカ高い費用がかかる住宅が売れる筈がなく、結局エジソンは「セメント住宅」で事業破綻します。

原因はエジソンが経営していたセメント会社の再建と言う「不純な動機」です。「雑念」にとり憑かれると零細企業の親父ですらやらないような「ドジ」をするのが天才たる所以で、何しろ「適当にやろう」とか「バランスをとろう」なんて発想はありません。打てば「場外ホームラン」か「三振」の長嶋さん、飛べば「計測不能ジャンプ」か「失速」の原田選手・・・この落差が大向こうを唸らせる訳です。尤も探偵団はしみじみとした「発明」も見逃しません。「坂道を楽に上がれる下駄」「超簡単電池充電器」「市外電話防止装置」・・・実際に見た「発明」です。

「坂道用の下駄」は前の歯が低く、後の歯が高くて横から見ると坂道の「斜度」に合っています。坂によって傾斜が違うのでは?なんてチェックは野暮です。「坂を下ること」を全く考えないところが◎なのです。「充電器」は「1本」の電池を受電する「電源」として新しい電池が「12本」必要となるシロモノです。子供でも気付く大バカですが実際に作ってしまう「純粋さ」が評価できます。「市外電話防止装置」は瞬間的に「ほう~!」なんて感じます。社員の市外電話の私用に手を焼いた社長本人から説明を受けました。「ゼロの部分だけが動かないようになってます。いや~、苦労しました。」確かに「ゼロ発信」はできません。探偵団は素朴な疑問をぶつけます。「市外はいいとして、ゼロが含まれている番号の場合は?」「・・・」思い込みで人を殺す人間もいれば、人の心をほんわか温める人間もいます。その分岐点が判れば世の中少しは明るくなるのですが・・・。


テレビの正義

2008年11月21日 | Weblog
ブログが祭り状態です。「お怪我の具合はどうですか?」の質問は珍しくありませんが「怪我の調子はどうですか?」はどうやら今年の流行語の一つになりそうな勢いです。日本語の使い方以前に「知能」の問題・・・本当に今時のアナウンサー(インタビュアー)は程度が低いな・・・なんて嘆いているようでは素人です。週刊新潮は国家の頂点にいる人の知能を問題にしています。

「踏襲」を「ふしゅう」、「頻繁」を「はんざつ」なんて読み間違えているのは序の口で、「詳細」は「ようさい」、「詰めて」は「つめめて」・・・漫画「も」読むくだけた首相と思っていたら、漫画「しか」読まない小児的おじさんだった・・・道理でブッシュと気が合う訳です。まあ麻生さんが出た学習院のOBも被害者かも知れませんが、こんな首相を持った国民は最大の被害者です。同時にこんな首相を祭り上げた政治家を選んだ国民も最大の加害者と言えます。

我が老少年探偵団の大先輩である故大宅荘一や故山本夏彦が喝破した「1億総白痴化」「茶の間の正義」なんて言葉が改めて蘇ります。「正義」「平等」「平和」「弱者」・・・要するに「婦女子が好きな言葉」に社会や政治が振り回されて、挙句はこのザマです。そのいい例が「学校での暴力行為、過去最多の52,756件」「いじめ件数が124,898件」・・・何を根拠に、何のためにこんな端数まで弾き出すの不気味の限りです。「いじめた・いじめられた」「暴れる・騒ぐ」は半分動物の段階にいるガキの成長本能です。健全だった昔なら「いじめられたら倍にして返す」「弱いものをいじめる奴は男の恥」「悪さをしたら引っ叩く」・・・これが男社会の掟で、実際これで殆どカタがついたものです。

弱肉強食は自然の掟。全ての弱者を助けていたら社会コストとリスクは天文学的な数字になります・・・「それを貴方自信が負担する覚悟と能力がありますか?」「それはちょっと・・・」これが婦女子が好きなテレビ正義の実体です。「強く生きることが自分にも社会にも貢献するのだ」と自覚しないと学級崩壊どころか社会崩壊は目前です。まあ老探偵団としては「罪のないお魚さんを殺害して、肉片を酢飯に乗せて食べるなんて何て残酷!」なんて言われる前にお寿司を沢山食べることにしています。

スポーツ文化の掟

2008年11月20日 | Weblog
年のせいか前回ブログを書いたのは「いつだっけ」状態が続いています。調べてみると1週間前です。ガキの頃は小学校の1週間が1ヶ月に感じたものですが、なぜか夏休みはあっという間に終わります。嫌な時間は長く、楽しい時間は短いというのは時間とは「客観的な数字」ではなく「感情的な願望」であることが判ります。良い例が1点差で勝っている試合のロスタイムの長いこと・・・逆に1点差で追いかけている時はロスタイムが「不当」に短いったらありゃしません。その点、昨日のW杯予選の対カタール戦は3-0の快勝。久々に血圧が安定した試合でした。途中で地元サポーターが帰り始めるのも露骨で、むしろ「ロスタイムが3分?10分位やったら?」なんて余裕をかます試合結果でしたが「素人インタビュアー」がいい気分に水を差します。

「次に中村選手に聞きます・・・お目出度とうございます!」「・・・」W杯出場が決まった訳でもないのに、まずは「お疲れ様でした」だろうが。案の定中村選手は「まだ予選は始まったばかりですが・・・」それでもアンウンサーは「立ち上がりは危ない場面が続いた訳ですが・・・」おいおい、押し込まれたが崩されてはいないんだけど・・・中村選手も「別に危なくはないです」・・・その後愚にもつかない質問が続いて最後に「中村選手の怪我の調子はどうですか?」・・・「怪我の調子?怪我をしていると言う事は調子が悪いからじゃないですか?」「・・・あ、有難うございました」・・・「貴方にとってサッカーとは何ですか?」なんて質問が出ないだけましですが、サッカーに限らずオリンピックのような大舞台でも「素人インタビュアー」や「芸人インタビュアー」が的外れな質問をして外国メディアの失笑を買っています。

恐らくスポンサーも本当にスポーツが好きな訳ではなく、宣伝効果しか考えていないから代理店や放送局も同じような気分になるに違いありません。無能タレントやアイドル姉ちゃんまで登場するのがその証拠で「スポーツを舐めてんのか」と感じている選手は少なくない筈です。欧米なんかでは「元チャンピオン」や「元金メダリスト」が的確な質問をしているのに比べ、日本には本当の意味でのスポーツ文化が育っていない・・・と言うか小児病的な社会では永遠に無理かも知れません。合掌。


遊びのないハンドル

2008年11月12日 | Weblog
「騒がれたから話題になった」・・・参院外交防衛委員会で答弁の前航空幕僚長・・・今やすっかり時の人です。論文の主旨は「その通り」ですが、確たる証拠がなければしょせん「解釈」の違い。欧米列強が「侵略者」として植民地支配していた時代に、何故日本だけが「侵略者」になってしまったのかが問題の本質です。同じ敗戦国のドイツが謝罪どころか「あれはナチスのやった事。ドイツ国民も被害者だ」なんてヤクザの言い訳のような「したたかな政府見解」を示すのに比べ、「すいません!日本は酷い国でした!ちゃんと弁償します」なんて繰り返して金を払い続けているのが日本です。こんなお坊ちゃん国家が「侵略者の体質」である筈がなく、そんなことは相手も判っています。弱みを見せれば付け込むのが世界の常識。そんな自虐政府に愛想が尽きたからこそ、「立場もわきまえず自論を展開」して委員会に呼ばれた筈です。尤もこの人の人柄なのか器なのか、あの田中角栄のような質問議員に対する凄みは期待できません。

「あんた方!国民の命を守る軍隊をコケにしているとイザという時にどうなるか判ってんだろうな!」或いは「美しい国家を守るために命を投げ出すのが兵隊。こんな歪んだ国を誰が本気で守るんだ!」ここで質問者を睨みつける・・・。欲を言えば「謝罪もいいが、言いなりになって最終的にツケを払うのは国民。まさかと思うがあんた!その金をネコババするために国民の罪悪感を利用してんじゃないだろうな!」なんて政治家を「国賊」扱いすれば大騒ぎになって、パチンコにうつつを抜かすおばさんまで「こんなパチンコなんかやって朝鮮に貢がせることはないわよね」なんて目覚めるかも知れません。

何しろ「遊びのないハンドル」のような日本人です。66年前には資源で追い詰められてちょっと「右」にハンドルを切ったら欧米列強の壁に激突して大破。今度は反省と謝罪で「左」に切って「ゴネ中韓」の泥沼に突っ込んでいます。古くはカルタゴ、近代では第一次大戦後のドイツ国民のように生活苦が国民を直撃した時に再び「急ハンドル」を切るに違いありません。石油ショックで何の関係もないトイレットペーパーを買い占めるような国民大衆です。したたかな外国相手に「鋼のような対応力」をつけなければならない時期に、目先の利権争に汲々としている政治屋はアテになりません。その時になって黒澤明「七人の侍」の百姓のように「お侍さま~!」なんて慌てふためいて知~らないっと・・・合掌。

何だか辞典 - 国家・政治編 -

2008年11月07日 | Weblog
どんな言い方をしても野暮になるのが、国家や政治の話。自分の事だからです。何しろ紀元前から侵略と虐殺を繰り返してきた白人と自然に恵まれた島国で小競り合いと妥協を繰り返してきた日本人とではDNAが違うのは当たり前。「動物」と「植物」の差・・・多少妥協して魚で言えば「鮫」と「小魚の群れ」の差があります。その小魚があろうことか大鮫である「清国」や「露国」と戦争して勝ってしまったことから日本人は「神国日本」なんて慢心して列強に挑み、原爆を二つ落とされるや「侵略国家日本」なんて自虐し謝罪するあたりは所詮小魚です。弱みを見せればつけ込まれてむしり取られのは国際社会の常識・・・日本以外の国家は全て「したたか」です。要するに日本ほど喧嘩(戦争)に向かない国(体質)はないと言うことです。老少年探偵団のように「しゃれ」と「好奇心」と「凝り性」こそ他国にはない強みだと思うのですが・・・。以下はハイカラでない「何だか辞典」です。


「日本の侵略国家説は濡れ衣・・・クビになった前航空幕僚長。」
  19世紀以前の列強は全て侵略国家。残酷な植民地支配をしなかったのは日本だけですが。
「財源困難な折、消費税アップも止むなしかと・・・麻生さん」
  その前に役人共と政治屋共の合法的横領と無駄使いを止めれば何十兆円も浮く筈ですよ。
「国は弱者に冷たい・・・マスコミの常套句」
  真の弱者は国家を「お上」、納税を「天引き」なんて感覚で何の抵抗もしない国民大衆。
「早く救援に来てもらわないと困ります・・・非難所で無為に過ごす被災者」
  天変地変は国家の責任か?何でも国のせいにするから社会コストが跳ね上がるのですが。
「911テロは陰謀?国家がそんなことをする筈がない」
  国が自国民を犠牲にする筈がない?国家だからこそ恐ろしいことをするのは歴史が証明済み。
「また汚職ですか。許せないですよね・・・街頭インタビュー」
  自分がその立場なら頑として拒絶する人は稀。正義を装う嫉妬に気づかないのは善人か愚人。
「私たちの平和憲法を死守しましょう・・・社民党のお題目」
  日本憲法は「私たち日本人」ではなく日本を骨抜きにするために米国進駐軍が作りました。
「日本軍は強姦所で酷いことを・・・従軍慰安婦問題を語る某学者。」
  強姦所?そのうち殺害所なんて言うかも。子供の頃、よほど酷い「いじめ」にあったのでしょうか。
「大量虐殺が始まる・・・死刑執行報道で朝日新聞。」
  悪党が法に則って駆除されるのは当然。この記者の感覚は「強姦所」と同根。生い立ちに興味。
「日本の国際地位は低い・・・某評論家」
  日露戦争後の捕虜の扱いで世界に感銘を与えたのが日本。自国を賤しめる本で稼ぐ方が卑劣。
「粛々と事を進めるだけです・・・大物を気取る政治家と役人」
  粛々とは厳かで重々しい様子。別に様子ぶらなくても、しっかり結果を出せばいいのでは・・・。
「とんでもない政治家・・・逮捕された政治家の報道」
  とんでもないのはそんな政治家を選んだ選挙民。その理由を選挙民に糺すのが報道の義務。
「事実関係を検証したいと思います・・・学歴詐称の政治家」
  お前自身のことだろ!記憶になければ只の馬鹿。人事のような物言いが今風です・・・。
これ以上の皮肉は野暮なので合掌・・・。

何だか辞典 - 芸能・スポーツ編 -

2008年11月03日 | Weblog
ガチンコ勝負のスポーツ選手が「感動を有難う」なんて言わても、テレビ芸人がそう言われることは稀です。同じ有名人でも「実力」で勝ち取ったものと「迎合」で成り上がったものとの差は歴然。金メダリストや一流選手と如何に親しいかを演出することで箔をつけたがるのはテレビ芸人の本質的な劣等感の反映です。売れる前はバッタのように卑屈で、少し売れると大きな態度・・・ある意味、芸人は我々の心に潜む醜さの「身代わり」でもあります。芸能・スポーツ風景の「何だかな」に惹かれる所以かも知れません。

「あんた先が暗いよ!」
  売春婦あがりの女占い師のヤクザな物言い。男には到底及ばない「醜さ」がここにあります。
「セレブな姉妹です・・・」
  どう見ても高級売春婦。彼女らはしょせん「電波花魁」、テレビは「電波飾り窓」に過ぎません。
「康介(北島)にも言ったんだが・・・」
  金メダリストを呼び捨てにして「大物」を気取るのは「実力」のないテレビ芸人の劣等感から。
「社会人として反省しています・・・」
  芸人は社会人に非ず。人の心に潜む邪悪の「代行業者」として堅気から金を貰うのです。
「芸に打ち込む時間がなくて・・・」
  それはおちゃらけテレビ芸人ではなくて、精進を怠らない本物の芸人や俳優の台詞です。
「公式ブログでも書きましたが・・・」
  公式・非公式は皇族や公人が言うことです。いちいち箔をつけたがるのは育ちの悪さの証拠。
「越後屋、お主も悪じゃのう・・・(以下黄門三連発)」
  本当の悪なら郡奉行の配下に過ぎない田舎代官より、利権を握る家老か奉行とつるむ筈ですが。
「助さん、格さん、もういいでしょう・・・」
  ミラクルパワーの葵の印籠を出す場面。最初から出せば余計な怪我人を出さなくて済んだ筈。
「これが目に入らぬか!」
  印籠に平伏する場面。本当の悪党なら「ニセモノを振り回しやがって」で三人共ボコボコです。
「またしても私達の生活を直撃する値上げです」
  庶民の味方を装うテレビキャスターですが、年収2千万円以上と聞けば説得力はイマイチ・・・。
「おいらは監督ではなくて、たけし・・・」
  芸人の卑しさと醜さを曝け出して成功した唯一の例。学者とは対極の賢さと毒が立派。

「もうこれ以上点はやれませんね」
  3度も同じ事を言う無能解説者。これ以上点をやっていい試合なんか一つもない筈・・・。
「ここで点を取らないといけません」
  そんなことは選手が一番知っています。その方法を素人が興味を沸くように解説するのがプロ。
「国技の相撲に八百長なんて・・・」
  相撲は元々神事から出た興行。興行とは見世物。毎回ガチンコでは身体が持ちません。
「感動をありがとう・・・」
  それがプロの仕事。選手を辞めたら見向きもしないのは「感動」ではなく単に「興奮」しただけ。
「さあ、金メダルに向かって発進だ!」
  金どころかメダルも無理な選手を無理に持上げ、後で叩いて二度商売するスポーツ紙は悪質。
「貴方にとって○○とは何ですか?」
  答えようがない愚問を発する無能アナ。誰も選手に哲学的な感想なんか期待していないのに。
「結果についてはどうですか?」
  まだ息が上がっている選手に愚問を発する気配りゼロのアナ。「お疲れ様」くらい言うのが掟。
「惜しい!あと5センチずれていればゴールでしたね」
  その5センチを制御するのが超一流のサッカー選手。これではプロの解説ではなく単なる感想。
「決勝では思い切り楽しもうと思います」
  緊張をほぐしたい気持ちは判るが、客が見たいのは必死の努力で最後に栄光を掴む姿です。
「これで次の課題が見えてきました」
  毎回同じことを言っている負け選手。でも負けなければ見えてこない課題ってのは何なの?
「いい玉が来たらコツンと当てるんですよ」
  打撃のコツを聞かれて。長嶋さんだけは何を言っても許される唯一の天才。問答無用の人。
「う~ん、やはり1点でも多く取った方が勝つでしょうね」
  勝敗のポイントを聞かれて。監督になっても長嶋さんは不滅です。彼と対等なのは宇宙人だけ。