連日、子悪党の炙り出しが続いています。小役人がたかだか数百万円の年金をくすねたくらいでここまでがマスコミが騒ぐのは、鼠小僧のように大金持ちから千両箱を盗むのと違って、貧乏人から集めたなけなしの年金をくすねるという「いじましさ」が大衆受けするからです。くすねた金額で言えば伝票や領収書を誤魔化すサラリーマンの方が総額では遥かに多い筈です。更に悪質なのは不必要な団体やカラクリを作って巨額の手当てや退職金をフトコロに入れている国家役人や政治屋ですが如何なる裏があるのかマスコミは「日常的な巨悪」には触れません。
定年後もロクな天下り先もない田舎の小役人が、定年まで無事に勤めればそこそこの天下り先を約束されている上司を目の前にすれば、「きつい仕事はこっちにやらせやがって・・・」と良からぬ考えが浮かんでも不思議ではありません。それにしても舛添大臣の「盗人は地の果てまで追い詰める」なんて水戸黄門様気取りの台詞は泣かせます。本当にそんな気概があるなら、こんな端金ではなく、何兆円もの税金をくすねている連中を追い詰めて欲しいものですが・・・。
長い前振りになりましたが、「いじましさ」で思い出すのは取引先の会長の昔話です。会長は代々続く織物業界の大店の旦那です。戦後まもない頃、リヤカーで反物を運んでいた「日頃間の悪い店員」が警官に呼び止められた・・・その警官はリヤカーの荷崩れを注意するつもりだったのですが、件の店員はいきなり「すいません!出来心なんです!」と叫んで土下座・・・びっくりしたのは警官の方です。外見上「盗んだ」証拠はどこにもないのですが、金額の張る商品を積んで運んでいるうち「魔が差して」橋の上で呆然としているところを警官に声をかけられて「やっぱり悪いことは出来ない!」と観念したそうです。会長はこの「間の悪い正直者」に同情して告訴もせず退職金を包んで田舎に帰した、という話です。どんな「善良」な人間でも時と場合で「魔が差す」こともあるし、もともと「悪党のDNA]を持つ人間でも時と場合でその「本性」が現れないこともあります。その見極め方は残念ながら本に書いてありません。
定年後もロクな天下り先もない田舎の小役人が、定年まで無事に勤めればそこそこの天下り先を約束されている上司を目の前にすれば、「きつい仕事はこっちにやらせやがって・・・」と良からぬ考えが浮かんでも不思議ではありません。それにしても舛添大臣の「盗人は地の果てまで追い詰める」なんて水戸黄門様気取りの台詞は泣かせます。本当にそんな気概があるなら、こんな端金ではなく、何兆円もの税金をくすねている連中を追い詰めて欲しいものですが・・・。
長い前振りになりましたが、「いじましさ」で思い出すのは取引先の会長の昔話です。会長は代々続く織物業界の大店の旦那です。戦後まもない頃、リヤカーで反物を運んでいた「日頃間の悪い店員」が警官に呼び止められた・・・その警官はリヤカーの荷崩れを注意するつもりだったのですが、件の店員はいきなり「すいません!出来心なんです!」と叫んで土下座・・・びっくりしたのは警官の方です。外見上「盗んだ」証拠はどこにもないのですが、金額の張る商品を積んで運んでいるうち「魔が差して」橋の上で呆然としているところを警官に声をかけられて「やっぱり悪いことは出来ない!」と観念したそうです。会長はこの「間の悪い正直者」に同情して告訴もせず退職金を包んで田舎に帰した、という話です。どんな「善良」な人間でも時と場合で「魔が差す」こともあるし、もともと「悪党のDNA]を持つ人間でも時と場合でその「本性」が現れないこともあります。その見極め方は残念ながら本に書いてありません。