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「タイムバール」少年探偵団の時代

元少年探偵団、現ダメ社長が「記憶と夢」を語ります。

誰に言ってんだ?誰に!

2011年06月10日 | Weblog

 

真夜中、三浦半島だけに流れる「FMブルー湘南」から流れる気持ちのいい音楽を聴きながら、ベランダから夜の浦賀湾を眺めてうっとりしていると突然「あれ」が始まります。「今までどおりでいいんだよ」「独りじゃないよ」「オール横須賀オール日本の精神でいきましょう」「ケタケタケタ(姉ちゃんの笑い声))」・・・何だこれ!大震災の被災者を励ましているのかも知れませんが、何度も同じことを繰り返されると鼻に付くことこの上ありません。そもそも福島や宮城地方にはFM電波は届かず、このメッセージは誰に言っているのかと考えたら、思い浮かぶのは被災地出身で三浦半島に住んでいる人とか大津波と原発でトラウマになっている人・・・そんな連中が全体の何パーセントいるのか面妖です。
このFM局だけではなく、マスコミ全体が「似非ヒューマニズム」に嵌っているようです。

一昔前なら「いつまでもくよくよしてどうする!シャキとせい!」か「嗚呼、自分じゃなくてよかった」・・・これが健全な精神です。「怖くて不安だからみんな一緒にいようね」はヒューマニズムでも何でもありません。当初、海外のメディアも「日本人は忍耐強く、節度をもって災害に立ち向かっている」なんて持上げていましたが、原発事故後は一変して「無能な日本政府の対応」果ては「日本崩壊のシナリオ」なんて論文まで出る始末です。まあ、こいつは「日本売り」を仕掛けている投資家の手先でしょうが、自分や自国に害が及ぶ可能性が出ればヒューマニズムなんてかなぐり捨てて防衛に回るのは当然の成り行きです。

弱者が大勢集って問題解決した例はありません。本当に人や社会を助けようと思ったら「賢くて・強くて・豊か」でなければ無理です。今回の復興でも役立っているのは上からものを言うだけのトップや専門家ではなく、現場で命がけの作業をしている方々です。専門家は人を感心させても感動させることはありません。それは常に結果を求められているプロの役目です。そんなプロに「賢くて・強くて・豊か」な人間を取り戻すお手伝いをお願いしたい・・・そんな主旨でこれからSNS(ネットワーク)を立ち上げる準備をしています。信じ難いことに「ローマ法王庁・バチカン大使館」の協賛を得て正式なロゴを使っています。何はともあれ、少子高齢化で財政・医療・福祉・年金が破綻しかかっているところに今回の大災害です。世界の近代史で2度の奇跡を起こした日本も今回は駄目だろうと、期待と恐れをもって世界が見つめています。「みんなで集ろうね」なんて酔っている場合ではありません。「おまいら、強くならないと自滅するぞ」という話しです。全てを失った敗戦時の昭和20年生まれの「少年探偵団」の出番なのさ・・・と言う強引なまとめでした。

 


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