Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

アメリカだったらLOVE LOVE LOVE

2012-04-03 | 音楽
いや、アメリカのビルボードでトップになった唯一の日本曲は、坂本九の“上を向いて歩こう”なんだから。
単純で、メロディがスタンダードクラスに美しいものですよね。

日本人は複雑に考えすぎるけど、多民族国家アメリカ人の好みはもっと単純なんだと思う。
分かりやすさ指向だと思う。
向こうのヒット曲は英語だから、日本人に複雑に聴こえるだけだよ…

まぁ、ヒットしなくてもいいんです。
向こうの、R&Bやjazzの本当に音楽が分かるシンガーに知ってほしい曲、歌ってみてほしい曲。

ドリカムなら“LOVE LOVE LOVE”じゃないかなぁ。
Superflyなら“マニフェスト”。
あの“お願い 力を貸して頂戴”のところが本当に気持ちいい。
鈴木祥子なら“愛の名前”でしょ。私的には“帰郷”も好きだけど。
桑田なら“月”だよ。…すごい好きなんだけどさ、あの詩だから歌えないんだ!

“LOVE LOVE LOVE”は英語バージョンも持ってはいますが、日本語の方がいいような…
なんか無理してる感じ?
自然に出てきた詩じゃないみたい。即興感薄し。

欧米語詩→日本語詩への、単純化しながら豊かなイメージの余地を乗せるノウハウは、日本には豊富にあると思うんですが…
(いや、もう絶えてる?/笑。今のやつら、英語位に言葉数増やすのがカッコいいと思ってるからな!
聴き手の想像の余地に委ねる日本的美学ゼロ)
日本語詩を英語にする技術はあんまりないんだろうね。
最初から英語で作られた短歌とか俳句はあるけど、英語にしてスタンダードになった短歌とか俳句って、ないでしょ?

いやしかし、ほんと、並べると単純美メロばっか…(汗)
ホイットニー・ヒューストンの意見かもしりませんが…

追記:Superfly“愛を込めて花束を”は、ドリカム“未来予想図”とおんなじものですよね。
日本人はこういうのが好きだよね…
でも、jazzスタンダード聴いてる限りじゃ出てこない系統。
どっから来てるんだろうね? イタリア?

同じ坂本九でも“見上げてごらん夜の星を”は、こっちの系統だと思うんだよ。
単純に、音下げて伸ばす→音上げて伸ばす、と、音上げて伸ばす→音下げて伸ばす、の違いだけ?
いや、そうすると当てはまらないのもあるな…
jazzスタンダードは後者も多いな…

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