Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

阿含経

2012-07-23 | 思想
阿含経が、阿毘曇学の経典だというので、ぼちぼち読んでいるんですけどね。
ぼちぼちです(笑)
痛いと、集中できなくなるので。

…う~ん。
そうなの?

なんかね、知ったかぶり坊主が偉そうに説教しそうな内容。
なんだろな。
スマナサーラさんの“ブッダの実践心理学”読んでるから、はぁはぁなるほど、と思うけどね。これだけまず読んだら“やなこと言うなぁ”って感じ。

…あのね、例えば無常一つ取ってみても、無常が正答であるからリアルは下らない、的な“価値観”になっちゃってる。
無常と知ってるから偉い、知らないやつは無知蒙昧的な優越感がね。
日本では滲み出るというか…

あるいは、無常であって我々は無明であるから手も足もでない、的な虚無感とかね。
だからおすがりしましょうね、的な無力感とかね。

なんだろうなぁ…

スマナサーラさんの本だと俯瞰できるからいいのかな。
“優越感”も“無常”の中に入る、とかね。
“自他の優越を比較する”自体が煩悩であって、自分を不幸にする、とかね。
ちゃんと理解してれば、まず日本仏教的な空気を醸し出さないのでは? みたいな(笑)

…すいませんね。

なんでかなぁ。
理解力の差なのかな。
スマナサーラさんは自然科学的な態度で理解してるんだけど、日本仏教は学校の受験勉強的な態度で教条として理解してる、というか。

スリランカやチベットなんかだと“自分で論証しなさい”的なとこがあるんだよ。
テーゼは、数学の証明問題でしかないんだな。
自分で解いた論証を述べてるから、スマナサーラさんには説得力があるのかな。
日本仏教は、答えを丸暗記する世界だからな…

スマナサーラさんは、名学僧だと思いますね!
仏教史に残るべき人だ!

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