1.現実となった中国空母の脅威:活発な中国外交が世界に不協和音と軋みを増大させるなか、このブログでも注目してきた、中国の軍国主義路線の象徴とも言える空母配備がとうとう香港系新聞社「多維網」でスクープされた。(全文引用に問題がありましたらお知らせください)
今まで追ってきた去年末から最近の中国空母の話題は以下のとおり。
中国の空母建造計画?!─21世紀の「大艦巨砲主義」の幻想─
中国の空母建造 . . . 本文を読む
1.中国・胡主席訪米前の台湾・国民党名誉主席連戦の訪中の意味:胡主席訪米の意味を二回にわたって考えてきた。
中国外交の世紀(1)─進む世界の分断化─
中国外交の世紀(2)─対米懐柔とアメリカ次期大統領選挙への布石─
今回は、同じ時期にあった台湾の国民党名誉主席連戦の訪中との関連で、考えてみたい。
なお、こうした今まで日本によく流れていた台湾関係のニュースとは違う視点を敢て出すのは、台湾政策 . . . 本文を読む
1.胡主席の訪米は無意味だったのか?:胡主席の訪米は、どのような成果をもたらしたのか。前回は、中国外交の外輪を紹介した。
中国外交の世紀(1)─進む世界の分断化─
今回は、胡主席の訪米への評価を考える。胡主席の訪米は、日本での論調は以下のように否定的なものが目立つ。(全文引用に問題がありましたら、お知らせ下さい)
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http://forum.a45radio.com/forumdis . . . 本文を読む
1.中国外交のめざすもの:胡主席訪米に関心が集まっているが、中国の今後は、やはり多角的に捉えなければ分からない。最近の中国関係から、外交に関わる部分で気がついた記事だけを、集めてみた(全文引用に問題がありましたら、お知らせください)。
2.資源の取り込み
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中国のモラルなき資源外交 摩擦に拍車も
米、「無法国家」との連携批判
【ワシントン=気仙英郎】世界の原油先物価格が史上最高値を更 . . . 本文を読む
1.中国における愛国主義の広がり:2005年春の反日暴動で日本のマスコミは初めて、中国で”愛国主義”が広がっていることを間接的に報道した。私もうかつながら、大陸本土で「反日」教育の産物としての愛国主義が広がっていることに、この事件が起こるまで、気がつかなかった。90年代、アメリカが大きく変身したように、中国も変貌していたのだ。
中国の斜顔Ⅰ(続)で書いたALPHAなど、よく指摘されているようにア . . . 本文を読む
1.迫る中国の軍事的脅威:2006年3月には、相次いで中国の軍事的肥大化を警告する動きが、アメリカから出た。以下のニュースも、端的な警告と言える。(全文引用に問題があればお知らせください。)
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中国軍拡 米専門家分析 中台08-15年に危機 2006年 3月19日 (日) 03:03
弾道ミサイル増/6万トン級空母?
【ワシントン=山本秀也】米国の軍事・安保専門家らが、米議会の超党派諮 . . . 本文を読む
1.電磁カタパルト計画?!:前回、中国空母開発計画記事の中から、”すでにカタパルトを開発した(あるいは、機構の秘密が分かった)”という部分について、状況証拠をお伝えした。
中国の空母計画(続)
中国の空母計画(続)カタパルト概念図
今後、10年を考えたとき、中国軍が近代空母を何隻か保有する事態が起これば、日本の安全保障全体を大きく揺るがすことは間違いない。建造の目的を想像すると、以下のような . . . 本文を読む
1.空母建造の中国記事から読みとれるポイント:前回は、中国の空母建造計画と関連する状況証拠の写真をご紹介した。
中国の空母建造計画?!
中国のワリャーグ
中国新型空母予想図
今回はオリジナルの記事から読み取れる内容をお伝えしたい。
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聚焦兩會.軍方將領:中國將研建航母艦隊
解放軍軍将軍:中国は空母艦隊を研究建造する
【本報兩会報道班北京9日電】
人民解放軍総装備部科学技術委 . . . 本文を読む
次は、現在のワリャーグから発展させて作られる予定と言われる、中国軍の新型空母の模型写真。軍事サイトには、この他、想像図が何種類か載っている。
こうした空母が複数(三隻以上)投入される状態になると、日本の防衛は根本的に見直す必要があるだろう。 . . . 本文を読む
以下は、中国の空母建造計画?!でご紹介した、軍事サイトにあった写真の紹介。
この写真は、昨年末に中国の軍事サイトに投稿されたワリャーグの姿で、繋留場所も昨年夏と変わり、船体も塗裝されている。
ロシアから購入された古い船なので、配備しても、訓練艦か護衛専用、あるいは通商破壞用または東南アジアの脅迫用にしかならないだろう。これは、脅威の本体ではない。 . . . 本文を読む
中国軍関係者の発表として、10日、中国軍の空母建造計画が香港系の新聞社から発表された。オリジナルの記事も確認したが、具体的な発言者の名前も書いてあって、信憑性は高いようだ。記事の全体は、次回にお知らせしたい。今回は、中国の軍事サイトに出ている、状況証拠を、二点ご紹介したい。
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中国、国産空母建造へ 軍当局者が計画初確認 香港紙報道
10日付中国系香港紙、文匯報によると、中国人民解 . . . 本文を読む
1.中国の外交:中国はことあるごとに口では、「我が国は平和を愛する、日本は軍国主義だ」と言っているが、中国が何を考えているか、具体的行動を見れば分かる。
その一つは、外交面での動きである。
以下は、2006年2月20日、パキスタンを訪問した中国・胡主席の記事である。
胡錦濤與巴基斯坦總統穆沙拉夫舉行會談
要旨は、ムシャラク大統領が、以下の内容を発言した。
①パキスタンでの地震への援助感謝し、 . . . 本文を読む
1.実際にあった尖閣諸島附近での演習:今までお伝えしてきた、日米合同の尖閣諸島周辺での演習だが、航空自衛隊のページに該当する公示を見付けた。
日米共同訓練の実施について
2006年1月31日に出されており、訓練期間は「2.6(月)~2.10(金)」、「沖縄周辺空域(RO/W-172,179)及び沖縄島南部臨時訓練空域」での日米合同の訓練となっている。
この訓練が、記事にあったように
「日本軍関 . . . 本文を読む
1.真実、それとも風説の流布あるいは意図的謀略?:前回お知らせした、日米合同尖閣諸島海域演習のニュースだが、訳していて最初の「中評社香港2月17日電 日本軍が近日に台湾『連合報』、アメリカ「ワールドデイリー?」などのメディアの東京駐在記者に明らかにしたところでは、」の部分の「近日」にひっかかったので、これが「最近」の意味なのかどうかが分からなかった。
確かめてみると、台湾『連合報』には、確かに、 . . . 本文を読む