最近、新華社と人民日報の軍事報道の差が目立っている。新華社は目立った報道はないが、人民日報は、特集を次々に組んで、”日米が中国を攻撃する”、”中国は世界から狙われている”という戦意高揚キャンペーンを激しく行っている。空母配備、艦載機購入、ミサイルや装備の大幅な近代化など、通常戦闘での実戦能力を重視した人民解放軍の動きは、2008年以降の本格的軍事作戦に備えたものと見られる。その標的は、明らかに日本である。 . . . 本文を読む
『東亜備忘録』さんから、大江健三郎氏が、北朝鮮を讚美していた過去を教えていただいた。大江氏の”良心”を如実に定義できる事例の一つと言える。今回は、さらに、大江氏が氏の本業の文学面でも、「阿諛追従」では語りつくせない”ご奉仕”を中国でなさっている記事をご紹介したい。 . . . 本文を読む
11月のアメリカ中間選挙で民主党が勝利した。中国はこうした動きを作るためにアメリカでの工作を行っていた可能性がある。ヒラリー政権誕生の可能性も高くなり、日本にとっては90年代の対米悪夢の再来と、それを目指した中国による軍事攻撃の可能性が高まっている。ヒラリー政権誕生の2008年までに何をすべきか、最も大事なものだけを残す選択に日本の命運がかかっているかもしれない。 . . . 本文を読む
1.民間で拡大する「一つの中国」:中国の本音を知る方法の一つは、懸案課題への言論統制の実態を見ることであろう。「法輪功」などのキーワードは中国国内のサイトでは検索できない。また、新華社などの通信では人権抑圧や人身売買など事実を歪曲した報道が公然と行なわれ、中国共産党機関紙『人民日報』をホームページに載せている日本の『朝日新聞』や、中国国営放送CCTVと合弁会社を作り今も同じビルに支社を置いている『 . . . 本文を読む
1.謀略機関としての新華社:2006年10月9日の朝鮮による核実験は、21世紀の人類社会の前途を告げる陰険な爆発音かもしれない。中国政府は、表面では批難したり、ブッシュ大統領に電話したりしているが、”本当は”、この実験をどう見ているか、その本心を知る手掛かりはないであろうか?
9日晩の台湾のニュースでは、大きく朝鮮の核実験が広島の映像を使って報道され、朝鮮軍は世界第五位の軍事力で、地上で爆発すれ . . . 本文を読む
1.変質する非同盟諸国会議
非同盟諸国会議は、かつては、世界の民族自決と反植民地化に大きな役割を果たした。しかし、中国の台頭が、今、それを醜悪に変質させている。
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非同盟諸国会議 北、反米結束を呼びかけ
2006年 9月17日 (日) 03:46
北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長は16日、キューバの首都ハバナで開かれている非同盟諸国会議第14回首脳会合で演説し、「米国が北朝鮮に対 . . . 本文を読む
1.中国の双頭性:安倍総理の組閣をめぐって、NHKなど、日本のマスコミは、相変らず、日中・日韓関係が外交の最重要課題だという宣伝を執拗に行っているが、複雑に見える国際関係でも、軽重の判断を誤らなければ、実は、関係強化は難しくはないはずだ。今後、日本の国土をいかに中国の侵略から守るかを第一目標とすれば、外交で大切なのは、日米関係、次は、ヨーロッパ、東南アジア、中東、太平洋と中南米のキーとなる国との関 . . . 本文を読む
1.不穏な中国軍の動き
日本では次期政権の課題が浮上している。台湾でもやはり後継政権をめぐる動きが加速している。いずれも「中国」の政治的影響を無視できない。新政権への提言は、これから書いていきたいが、8月中に目に付いた中国の動きについて、私の”独断と偏見”で、お知らせしておきたい。
2.もう”靖国”問題の次元ではない
8月中、日本のマスコミは相変らず、日中問題として”靖国”問題だけを取り上げ . . . 本文を読む
1.中国のサイト統制の目的は?:新聞各紙で中国でのサイト規制が話題になっている。
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中国、複数の検索エンジン使用不能 ネット検閲強化の影響か
【北京=福島香織】中国のインターネットで大手サイト「新浪」「捜狐」など複数の検索エンジンが19日からサービスを停止している。検索をかけると「アップグレード中」との画面が表示され、中国政府による検閲強化の影響との見方が強まっている。
「捜狐」の . . . 本文を読む
1.クリントンの下で活動した在米反日謀略組織:
悪魔の帝国・中国の世界戦略2(上):米大統領選挙へのヒラリー出馬に続いて、ヒラリーが当選した場合の可能性を独断と偏見で予測してみよう。
最近、『サピオ』2006年6月14号に掲載された堀田佳男氏の記事は、2チャンネルでの紹介では以下のような内容である。
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【米国】 在米華僑が仕掛けた「ワシントン従軍慰安婦訴訟」も「中国版ホロコースト博物館 . . . 本文を読む
1.不吉なヒラリー旋風:とうとう恐れていたニュースが出始めた。ヒラリーの次期大統領出馬である。”中国の番犬”『朝日新聞』(注:”番犬”とは、このブログでは「中国共産党中央委員会機関紙『人民日報』をそのままホームページに載せている」という意味)はさすが素速く、親中派ヒラリーの台頭を速報した。(全文引用に問題があればお知らせください)
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「ヒラリー大統領」へ出陣? 党上院選候補にまず選出 ( . . . 本文を読む
1.アナンとドイツ・メルケル首相の中国訪問:アナンの記事に目を奪われていて、ふとドイツ・メルケル首相の中国訪問のニュースに目が留まった。
今回はページの写真に出したように、温首相みずからテニスラケットをとって北京の公演を案内し、民衆の様子を喜んで見ているメルケル首相の組み写真が中国のポータルサイト「捜狗」に出ていた。
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溫家寶陪默克爾散步 介紹太極柔力球玩 . . . 本文を読む
三つに分けて紹介してきた、中国政府によるアナン事務総長インタビュー捏造記事だが、こうした謀略には、適切に対応する必要がある。
中国の斜顏Ⅱ:国営通信社による意図的な捏造ニュース流布(上)
以下は、アナン事務総長へのインタビューだとして、中国の国営通信社・新華社および中国共産党中央委員会直営機関誌・人民日報が英語版で世界に流している内容である。
朝日新聞・英語版の内容と比較して頂きたい。
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1.活発な中国外交の目指すもの:最近、中国の外交関係のニュースが多い。昨年春は、「反日」一色だったが、今年はうって変わって「外交」一色である。推測すれば、昨年の「反日」攻撃戦略が、韓国などを除けば欧米や諸外国から芳しい評価を得られなかった反省から、日本・台湾を軍事攻撃できる態勢を整える第一段階の準備として、外交的下地づくりを進めているとも見える。
中国外交の世紀(1)─進む世界の分断化─
中国 . . . 本文を読む