
1.アナンとドイツ・メルケル首相の中国訪問:アナンの記事に目を奪われていて、ふとドイツ・メルケル首相の中国訪問のニュースに目が留まった。
今回はページの写真に出したように、温首相みずからテニスラケットをとって北京の公演を案内し、民衆の様子を喜んで見ているメルケル首相の組み写真が中国のポータルサイト「捜狗」に出ていた。
=====
溫家寶陪默克爾散步 介紹太極柔力球玩法(組圖)
5月22日,國務院總理溫家寶陪同正在北京進行正式訪問的國總理默克爾在北京菖蒲河公園散步。當日,溫家寶還在北京人民大會堂東門外廣場舉行儀式,歡迎默克爾訪華。
(温家宝、メルケルに同伴し、太極拳ボールの遊び方を紹介
5月22日、温家宝総理は今、北京を訪問中のドイツメルケル首相を伴って北京の菖蒲河公園を散歩した。当日、北京人民大会堂東門外の広場で歓迎式が挙行され、メルケル首相を歓迎する。)
=====
この写真では、メルケル首相は笑顏だが、それは中国の新聞社がそうした写真だけを選んで載せているからだということが、偶然、分かった。台湾の22日のニュースでもドイツ首相訪問が取り上げられ、たまたま同じ散歩の場面が映っていたからだ。その映像では、メルケル首相は、実は、あまり愉快な顔はしていなかった。むしろ、民衆の様子を見て顔をしかめているシーンが少なくなかった。この点でいけば、温首相のサービスは空振りだったかもしれない。
昨日このニュースを出してから、他のサイトを今日(23日)あたってみると、「中南海の黄昏」さんに、メルケル訪中への解説が出ていた。
メルケル独首相、上海の教会を訪問予定
それによると、メルケル首相は中国にはいい感情を持っていないようだ。また、今、問題になっている中国のキリスト教とくにカトリック関係者と上海で会ったらしい。中国のキリスト教関係のニュースは、また、次回に探してみたい。
個人的関係からいけば、メルケル首相が”取り込まれた”というのは、早とちりで、訂正すべきかもしれない。しかし、経済関係では、日本の経団連などと同様、ドイツの財界も次第に中国に傾斜している様子が明らかに浮かんでくる。
2.進むドイツと中国との経済関係
産経での紹介は以下のとおり。
=====
対イラン制裁、溝深く 独中首脳会談 中国、反対を堅持 (産経新聞) - goo ニュース
対イラン制裁、溝深く 独中首脳会談 中国、反対を堅持 2006年 5月23日 (火) 03:11
【北京=伊藤正】中国訪問中のドイツのメルケル首相は二十二日、温家宝首相との会談後の共同記者会見で、双方がイランの核兵器開発反対で一致したとしつつも、国連安全保障理事会での対イラン制裁決議案をめぐる中国側との溝は埋まらなかったことを示唆した。メルケル首相は続いて胡錦濤国家主席とも会談、新華社電によると、胡主席は省エネなどの技術協力強化を要請した。
メルケル首相の訪中は昨年十一月の就任後初。首相は会見で、イランの核開発阻止には「圧力」が必要だと強調。制裁に消極的な中国に翻意を促したことを示唆したが、中国と合意に達したかについては言及しなかった。中国側はロシアとともに制裁に反対する立場を堅持したといえる。
中国市場を重視し、「中国に甘い」と評されたシュレーダー前首相と違い、メルケル首相は中国の人権抑圧、知的財産権侵害や人民元問題でも注文を付けた。しかし中国側の態度は硬く、「今後も協議を続けるほかない」と述べた。
また、天安門事件以来続く欧州連合(EU)の対中武器禁輸問題についても、メルケル首相は「人権問題と切り離せない」と述べ、解除は時期尚早との考えを示した。
メルケル首相は約四十人の経済人らを同行、鉄道やエネルギーなど十九件の協力文書に調印し、経済関係の発展には積極姿勢をみせた。北京-上海間の高速鉄道建設についての協力覚書も交わされたが、具体的な取り決めはなかったもようだ。
メルケル首相は二十二日夜、上海入りし、二十三日にカトリック教会などを訪問。ドイツの協力で建設、実用化されているリニアモーターカーに乗り、浦東地区の国際空港から帰国の途につく。
=====
政治的関係ではあまり成果はない。しかし、今回のメルケル訪問で、中国側はドイツとの関係発展を積極的にアピールしている。
======
國總理默克爾今起訪華 方將會獲得大額訂單
中兩國合作領域非常廣泛,包括政治、經貿、文化、體育、科技、環保以及法治國家對話等方方面面。近年來,雙方各領域合作都富有成效。國是中國在各領域的重要合作夥伴,去年雙邊貿易額達六百三十二億美元,約占中國與歐盟貿易總額的三分之一,國是中國在歐盟中最大的貿易夥伴。據悉,默克爾此次訪華由一個大型經濟代表團陪同,兩國將簽署一系列經貿合作協議,方將獲得大額訂單。
(中国とドイツとの協力領域は広く、政治、経済、文化、体育、科学技術、環境保護および法治など。近年、双方の協力は成果をあげている。ドイツは中国の各分野での大事なパートナーになりつつあり、双方の貿易は632億ドルで、中国とEUとの総貿易額の三分の一を占め、ドイツはEU中の最大の貿易パートナーである。報道では、メルケルは今回の訪問に大型の経済代表団をともない、一連の貿易協力協議にサインして、ドイツは大きな商談をまとめる。)
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以上はドイツが大規模な商談をまとめたというニュース。また、以下は、リニアによる上海訪問のニュース。
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總理默克爾訪上海行程內容豐富 將坐磁浮列車
默克爾將訪問上海城市規劃展示館、參觀龍陽路地鐵站並乘坐磁浮列車、會見國商會代表和企業家。
(メルケルは上海の展示館を訪問、駅でリニア列車に乗り、ドイツ商業、企業関係者と会う。)
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訪問自体は、20時間あまり滞在して23日に帰国するという慌ただしいものだが、ドイツを取り込む中国の経済戦略が功を奏しているのは間違いない。以下のように、今回の訪問団と中国との商談についてニュースが出ている。
======
中昨天簽19項合作協議 總理獲數十億大單(圖)
簇擁著國首位女總理默克爾,來自歐盟最大經濟體的國商人們昨天在華接連獲得價值數十億元的大宗訂單。記者昨日獲悉,中雙方在交通、通信、環保、能源等7大領域簽署了19份合作檔案,涉及金額達數十億元。
(ドイツ初の女性首相メルケルは、EU最大の経済力を持つドイツ企業家とともに数十億元の大型商談をまとめた。情報に拠れば、中国・ドイツは交通、通信、環境保護、エネルギーの7分野で19の協力協定に調印し、金額は数十億元に達する。)
中繼續磁懸浮合作
去年11月,默克爾接手國總理之位,當時國正在經歷著經濟長緩慢、失業率攀高等困境。「重振國經濟」成為默克爾的最大考驗。因此,其中國之行充滿加強雙方經貿合作的意味。隨同默克爾出訪的包括國經濟部長格羅斯、交通部長以及30餘位國商界人士。
在交通領域,昨天中雙方簽署了一系列重要協議,包括中國鐵道部和國鐵路股份公司為促進歐亞鐵路貨運運輸合作和構建中國時速200公里以上軌道快速運輸運營系統諒解備忘錄。而引人關注的是,雙方稱將積極推進上海至杭州磁懸浮交通項目可行性研究工作。
磁懸浮是國工程技術的驕傲,一直想在中國高速鐵路中大展身手,但作為「十一五」鐵路建設的領銜之作,京滬高鐵透露出的信號是磁懸浮出局。這顯然不是國人希望看到的。
西門子兩單簽下14億
西門子收穫頗豐。在昨天的第四屆中高技術對話論壇上,西門子通信與中國兩大手機運營商移動、聯通簽訂移動設備採購框架協議,兩份協議金額共計逾14億元人民幣。
「這兩份協議對於西門子在即將發放3G牌照的中國市場來說意義非凡,西門子將幫助兩家運營商擴容現有2G網路,同時為將來向3G網路演進做好準備。」西門子(中國)通信集團總裁韋思說。
同時,該公司與北京國華電力有限責任公司在電站IT領域進行戰略性合作,雙方將在電站運行與控制優化系統、IT系統技術服務和培訓方面加強合作;與重慶海扶技術有限公司簽署關於核磁共振引導的高強度聚焦超聲腫瘤治療系統開發項目的合作協議;與鐵道部簽署500輛六軸客/貨運電力機車的技術合作框架協議。
「三升房」民宅將在京建
中國第一座「三升房」不久後將在北京建成,目前已經進入選址階段。這是世界最大的化學公司國巴斯夫公司昨日透露出的信息。
「三升房」概念源於國,意指每平方米每年的供熱只需消耗不超出3升油(相當於約4.5千克煤)。巴斯夫大中華區董事長關志華表示,經過2005年的積極推動,中國建設部與巴斯夫已在建造「三升房」上達成了合作意向。作為在全國推廣「三升房」的首個試點,北京將率先建成一批「三升房」民宅,這意味著北京目前的房屋取暖耗能量將減少。目前,這一項目已經進入選址階段。關志華透露,關於這一項目的詳細規劃將很快公佈。此外,業界關注的巴斯夫與中石化的合作協議正在商談中。
======
具体的な部分ではシーメンスが電子関係で14億元の契約を結んだ。その他、リニアでは今後も協議継続、環境保護に関してもドイツ企業との契約が進んでいる。この数十億元は大きい金額か?1ドル=7人民元とすると、約10億ドル(1000億円)相当になる。今までのドイツとの取り引きの規模が分からないので、比較はできないが、日本の1年分の対中ODAと同じ金額で、ドイツ企業にとって経済メリットは少ないとは言えないだろう。
こうした”餌”によって、ドイツでも日本と同様に今後、政治家と企業家の間で、対中問題で深刻な対立が起こる可能性は否定できない。ドイツで企業家は中国を応援し、政治家は人権や核問題を取り上げるという対立が国内で続けば、日本と同様、身動きの取れない半身不随の状態にドイツも陥る可能性は否定できないだろう。ドイツの記事で、今後、確かめて見るべき問題だろう。
3.世界に危険をまき散らす中国の戦略
中国は、以下のニュースのように、世界の安定を根本から脅かす策動を平然と進めている。
=====
イラン核 濃縮原料 中国製か BBC報道 技術の確立早める (産経新聞) - goo ニュース
イラン核 濃縮原料 中国製か BBC報道 技術の確立早める 2006年 5月19日 (金) 16:24
【ロンドン=蔭山実】イランの核問題で濃縮ウランの製造に中国製の良質の原料が使用され、濃縮技術の確立を早めている可能性が浮上している。BBCテレビが十八日、欧米外交筋の話として伝えた。イランが独自に作った原料は不純物が多いとみられ、その問題を解決するためにかつて購入した中国製の原料を使っているという。
ウラン濃縮は原料の六フッ化ウランという気体を遠心分離器にかけて行う。六フッ化ウランはウラン鉱などから転換されて作られるが、BBCテレビによると、イランは独自に転換作業を進める一方で一九九一年に中国から輸入した六フッ化ウランを保有している。
当時は中国が核拡散防止条約(NPT)に加盟する前で、規制を受けることなくイランに輸出された。ただ、中国は数年後、国際原子力機関(IAEA)にイランに六フッ化ウランを売却したことを報告し、イランの核開発の解明を進める上でも役立ったとされる。
イランはウラン濃縮作業が順調に進んでいることを主張し、核兵器製造につながることへの懸念に拍車をかけている。その背景に中国製の原料があったとすれば、国際社会で一致してウラン濃縮作業の停止に向けて動く中で中国の立場はさらに微妙になりそうだ。
一方、英外務省によると、イラン核問題で国際社会の懸念が払拭(ふっしょく)された場合の包括的な見返り案をまとめるため、十九日にロンドンで予定されていた国連安全保障理事会常任理事国とドイツの六カ国局長級会合は調整が長引き、早くて二十三日に延期となった。
新たな高濃縮ウラン痕跡 IAEA、イランで検出 (共同通信) - goo ニュース
新たな高濃縮ウラン痕跡 IAEA、イランで検出 2006年 5月13日 (土) 09:06
【ウィーン13日共同】国際原子力機関(IAEA)に近い複数の外交筋は12日、IAEAの調査で、テヘラン郊外にあった研究所の真空ポンプから新たに高濃縮ウランの痕跡を検出していたことを明らかにした。
イラン国内から過去に高濃縮ウランが検出されたことはあるが、その際はパキスタンの「核の闇市場」から輸入した中古の核関連機器に付着していた。仮に今回の高濃縮ウランがこれとは別の種類であることが分かれば、平和目的の低濃縮ウランしか製造していないとのイランの主張が崩れる可能性もある。
今回、高濃縮ウランの痕跡を検出した真空ポンプは、秘密核施設との指摘もあり、イラン側が2004年に破壊したラビザン研究所にあった。
=====
ヨーロッパが中国の策動で足並が揃わないのは理由がないことではないであろう。もう一つ、5月初めスウェーデンを訪問した小泉総理の訪問について、おもしろい記事を見つけた。
小泉首相のスウェーデン訪問
記事に拠れば、武器輸出大国のスウェーデンも中国・北朝鮮との関係が深いとのことで、首相の訪問は的を得ていたが、ガーナと同じように効果の方はよくわからない。しかし、こうして世界中に中国が「見せ金」を餌に”世界平和”を語りながら、不協和音を次第に高めていくであろうことは間違いない。
【追記】2006年5月22日投稿の記事でのメルケル首相の評価について書き直し、23日に再投稿しました。
今回はページの写真に出したように、温首相みずからテニスラケットをとって北京の公演を案内し、民衆の様子を喜んで見ているメルケル首相の組み写真が中国のポータルサイト「捜狗」に出ていた。
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溫家寶陪默克爾散步 介紹太極柔力球玩法(組圖)
5月22日,國務院總理溫家寶陪同正在北京進行正式訪問的國總理默克爾在北京菖蒲河公園散步。當日,溫家寶還在北京人民大會堂東門外廣場舉行儀式,歡迎默克爾訪華。
(温家宝、メルケルに同伴し、太極拳ボールの遊び方を紹介
5月22日、温家宝総理は今、北京を訪問中のドイツメルケル首相を伴って北京の菖蒲河公園を散歩した。当日、北京人民大会堂東門外の広場で歓迎式が挙行され、メルケル首相を歓迎する。)
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この写真では、メルケル首相は笑顏だが、それは中国の新聞社がそうした写真だけを選んで載せているからだということが、偶然、分かった。台湾の22日のニュースでもドイツ首相訪問が取り上げられ、たまたま同じ散歩の場面が映っていたからだ。その映像では、メルケル首相は、実は、あまり愉快な顔はしていなかった。むしろ、民衆の様子を見て顔をしかめているシーンが少なくなかった。この点でいけば、温首相のサービスは空振りだったかもしれない。
昨日このニュースを出してから、他のサイトを今日(23日)あたってみると、「中南海の黄昏」さんに、メルケル訪中への解説が出ていた。
メルケル独首相、上海の教会を訪問予定
それによると、メルケル首相は中国にはいい感情を持っていないようだ。また、今、問題になっている中国のキリスト教とくにカトリック関係者と上海で会ったらしい。中国のキリスト教関係のニュースは、また、次回に探してみたい。
個人的関係からいけば、メルケル首相が”取り込まれた”というのは、早とちりで、訂正すべきかもしれない。しかし、経済関係では、日本の経団連などと同様、ドイツの財界も次第に中国に傾斜している様子が明らかに浮かんでくる。
2.進むドイツと中国との経済関係
産経での紹介は以下のとおり。
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対イラン制裁、溝深く 独中首脳会談 中国、反対を堅持 (産経新聞) - goo ニュース
対イラン制裁、溝深く 独中首脳会談 中国、反対を堅持 2006年 5月23日 (火) 03:11
【北京=伊藤正】中国訪問中のドイツのメルケル首相は二十二日、温家宝首相との会談後の共同記者会見で、双方がイランの核兵器開発反対で一致したとしつつも、国連安全保障理事会での対イラン制裁決議案をめぐる中国側との溝は埋まらなかったことを示唆した。メルケル首相は続いて胡錦濤国家主席とも会談、新華社電によると、胡主席は省エネなどの技術協力強化を要請した。
メルケル首相の訪中は昨年十一月の就任後初。首相は会見で、イランの核開発阻止には「圧力」が必要だと強調。制裁に消極的な中国に翻意を促したことを示唆したが、中国と合意に達したかについては言及しなかった。中国側はロシアとともに制裁に反対する立場を堅持したといえる。
中国市場を重視し、「中国に甘い」と評されたシュレーダー前首相と違い、メルケル首相は中国の人権抑圧、知的財産権侵害や人民元問題でも注文を付けた。しかし中国側の態度は硬く、「今後も協議を続けるほかない」と述べた。
また、天安門事件以来続く欧州連合(EU)の対中武器禁輸問題についても、メルケル首相は「人権問題と切り離せない」と述べ、解除は時期尚早との考えを示した。
メルケル首相は約四十人の経済人らを同行、鉄道やエネルギーなど十九件の協力文書に調印し、経済関係の発展には積極姿勢をみせた。北京-上海間の高速鉄道建設についての協力覚書も交わされたが、具体的な取り決めはなかったもようだ。
メルケル首相は二十二日夜、上海入りし、二十三日にカトリック教会などを訪問。ドイツの協力で建設、実用化されているリニアモーターカーに乗り、浦東地区の国際空港から帰国の途につく。
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政治的関係ではあまり成果はない。しかし、今回のメルケル訪問で、中国側はドイツとの関係発展を積極的にアピールしている。
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國總理默克爾今起訪華 方將會獲得大額訂單
中兩國合作領域非常廣泛,包括政治、經貿、文化、體育、科技、環保以及法治國家對話等方方面面。近年來,雙方各領域合作都富有成效。國是中國在各領域的重要合作夥伴,去年雙邊貿易額達六百三十二億美元,約占中國與歐盟貿易總額的三分之一,國是中國在歐盟中最大的貿易夥伴。據悉,默克爾此次訪華由一個大型經濟代表團陪同,兩國將簽署一系列經貿合作協議,方將獲得大額訂單。
(中国とドイツとの協力領域は広く、政治、経済、文化、体育、科学技術、環境保護および法治など。近年、双方の協力は成果をあげている。ドイツは中国の各分野での大事なパートナーになりつつあり、双方の貿易は632億ドルで、中国とEUとの総貿易額の三分の一を占め、ドイツはEU中の最大の貿易パートナーである。報道では、メルケルは今回の訪問に大型の経済代表団をともない、一連の貿易協力協議にサインして、ドイツは大きな商談をまとめる。)
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以上はドイツが大規模な商談をまとめたというニュース。また、以下は、リニアによる上海訪問のニュース。
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總理默克爾訪上海行程內容豐富 將坐磁浮列車
默克爾將訪問上海城市規劃展示館、參觀龍陽路地鐵站並乘坐磁浮列車、會見國商會代表和企業家。
(メルケルは上海の展示館を訪問、駅でリニア列車に乗り、ドイツ商業、企業関係者と会う。)
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訪問自体は、20時間あまり滞在して23日に帰国するという慌ただしいものだが、ドイツを取り込む中国の経済戦略が功を奏しているのは間違いない。以下のように、今回の訪問団と中国との商談についてニュースが出ている。
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中昨天簽19項合作協議 總理獲數十億大單(圖)
簇擁著國首位女總理默克爾,來自歐盟最大經濟體的國商人們昨天在華接連獲得價值數十億元的大宗訂單。記者昨日獲悉,中雙方在交通、通信、環保、能源等7大領域簽署了19份合作檔案,涉及金額達數十億元。
(ドイツ初の女性首相メルケルは、EU最大の経済力を持つドイツ企業家とともに数十億元の大型商談をまとめた。情報に拠れば、中国・ドイツは交通、通信、環境保護、エネルギーの7分野で19の協力協定に調印し、金額は数十億元に達する。)
中繼續磁懸浮合作
去年11月,默克爾接手國總理之位,當時國正在經歷著經濟長緩慢、失業率攀高等困境。「重振國經濟」成為默克爾的最大考驗。因此,其中國之行充滿加強雙方經貿合作的意味。隨同默克爾出訪的包括國經濟部長格羅斯、交通部長以及30餘位國商界人士。
在交通領域,昨天中雙方簽署了一系列重要協議,包括中國鐵道部和國鐵路股份公司為促進歐亞鐵路貨運運輸合作和構建中國時速200公里以上軌道快速運輸運營系統諒解備忘錄。而引人關注的是,雙方稱將積極推進上海至杭州磁懸浮交通項目可行性研究工作。
磁懸浮是國工程技術的驕傲,一直想在中國高速鐵路中大展身手,但作為「十一五」鐵路建設的領銜之作,京滬高鐵透露出的信號是磁懸浮出局。這顯然不是國人希望看到的。
西門子兩單簽下14億
西門子收穫頗豐。在昨天的第四屆中高技術對話論壇上,西門子通信與中國兩大手機運營商移動、聯通簽訂移動設備採購框架協議,兩份協議金額共計逾14億元人民幣。
「這兩份協議對於西門子在即將發放3G牌照的中國市場來說意義非凡,西門子將幫助兩家運營商擴容現有2G網路,同時為將來向3G網路演進做好準備。」西門子(中國)通信集團總裁韋思說。
同時,該公司與北京國華電力有限責任公司在電站IT領域進行戰略性合作,雙方將在電站運行與控制優化系統、IT系統技術服務和培訓方面加強合作;與重慶海扶技術有限公司簽署關於核磁共振引導的高強度聚焦超聲腫瘤治療系統開發項目的合作協議;與鐵道部簽署500輛六軸客/貨運電力機車的技術合作框架協議。
「三升房」民宅將在京建
中國第一座「三升房」不久後將在北京建成,目前已經進入選址階段。這是世界最大的化學公司國巴斯夫公司昨日透露出的信息。
「三升房」概念源於國,意指每平方米每年的供熱只需消耗不超出3升油(相當於約4.5千克煤)。巴斯夫大中華區董事長關志華表示,經過2005年的積極推動,中國建設部與巴斯夫已在建造「三升房」上達成了合作意向。作為在全國推廣「三升房」的首個試點,北京將率先建成一批「三升房」民宅,這意味著北京目前的房屋取暖耗能量將減少。目前,這一項目已經進入選址階段。關志華透露,關於這一項目的詳細規劃將很快公佈。此外,業界關注的巴斯夫與中石化的合作協議正在商談中。
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具体的な部分ではシーメンスが電子関係で14億元の契約を結んだ。その他、リニアでは今後も協議継続、環境保護に関してもドイツ企業との契約が進んでいる。この数十億元は大きい金額か?1ドル=7人民元とすると、約10億ドル(1000億円)相当になる。今までのドイツとの取り引きの規模が分からないので、比較はできないが、日本の1年分の対中ODAと同じ金額で、ドイツ企業にとって経済メリットは少ないとは言えないだろう。
こうした”餌”によって、ドイツでも日本と同様に今後、政治家と企業家の間で、対中問題で深刻な対立が起こる可能性は否定できない。ドイツで企業家は中国を応援し、政治家は人権や核問題を取り上げるという対立が国内で続けば、日本と同様、身動きの取れない半身不随の状態にドイツも陥る可能性は否定できないだろう。ドイツの記事で、今後、確かめて見るべき問題だろう。
3.世界に危険をまき散らす中国の戦略
中国は、以下のニュースのように、世界の安定を根本から脅かす策動を平然と進めている。
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イラン核 濃縮原料 中国製か BBC報道 技術の確立早める (産経新聞) - goo ニュース
イラン核 濃縮原料 中国製か BBC報道 技術の確立早める 2006年 5月19日 (金) 16:24
【ロンドン=蔭山実】イランの核問題で濃縮ウランの製造に中国製の良質の原料が使用され、濃縮技術の確立を早めている可能性が浮上している。BBCテレビが十八日、欧米外交筋の話として伝えた。イランが独自に作った原料は不純物が多いとみられ、その問題を解決するためにかつて購入した中国製の原料を使っているという。
ウラン濃縮は原料の六フッ化ウランという気体を遠心分離器にかけて行う。六フッ化ウランはウラン鉱などから転換されて作られるが、BBCテレビによると、イランは独自に転換作業を進める一方で一九九一年に中国から輸入した六フッ化ウランを保有している。
当時は中国が核拡散防止条約(NPT)に加盟する前で、規制を受けることなくイランに輸出された。ただ、中国は数年後、国際原子力機関(IAEA)にイランに六フッ化ウランを売却したことを報告し、イランの核開発の解明を進める上でも役立ったとされる。
イランはウラン濃縮作業が順調に進んでいることを主張し、核兵器製造につながることへの懸念に拍車をかけている。その背景に中国製の原料があったとすれば、国際社会で一致してウラン濃縮作業の停止に向けて動く中で中国の立場はさらに微妙になりそうだ。
一方、英外務省によると、イラン核問題で国際社会の懸念が払拭(ふっしょく)された場合の包括的な見返り案をまとめるため、十九日にロンドンで予定されていた国連安全保障理事会常任理事国とドイツの六カ国局長級会合は調整が長引き、早くて二十三日に延期となった。
新たな高濃縮ウラン痕跡 IAEA、イランで検出 (共同通信) - goo ニュース
新たな高濃縮ウラン痕跡 IAEA、イランで検出 2006年 5月13日 (土) 09:06
【ウィーン13日共同】国際原子力機関(IAEA)に近い複数の外交筋は12日、IAEAの調査で、テヘラン郊外にあった研究所の真空ポンプから新たに高濃縮ウランの痕跡を検出していたことを明らかにした。
イラン国内から過去に高濃縮ウランが検出されたことはあるが、その際はパキスタンの「核の闇市場」から輸入した中古の核関連機器に付着していた。仮に今回の高濃縮ウランがこれとは別の種類であることが分かれば、平和目的の低濃縮ウランしか製造していないとのイランの主張が崩れる可能性もある。
今回、高濃縮ウランの痕跡を検出した真空ポンプは、秘密核施設との指摘もあり、イラン側が2004年に破壊したラビザン研究所にあった。
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ヨーロッパが中国の策動で足並が揃わないのは理由がないことではないであろう。もう一つ、5月初めスウェーデンを訪問した小泉総理の訪問について、おもしろい記事を見つけた。
小泉首相のスウェーデン訪問
記事に拠れば、武器輸出大国のスウェーデンも中国・北朝鮮との関係が深いとのことで、首相の訪問は的を得ていたが、ガーナと同じように効果の方はよくわからない。しかし、こうして世界中に中国が「見せ金」を餌に”世界平和”を語りながら、不協和音を次第に高めていくであろうことは間違いない。
【追記】2006年5月22日投稿の記事でのメルケル首相の評価について書き直し、23日に再投稿しました。
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- 俺のものは俺のもの (Wein, Weib und Gesang)
- ドイツ連邦共和国政府の対中華人民共和国政策は正常化して来ている。先日の首相の腰掛訪問は、経済界から非難されていたが、前任者のようにセールスマンを務めるわけにはいかない。個人的な胡錦濤主席との朝食会と食後の散歩も執り行われたようだが、終始事務的な ...








日本人としての責任ですが、45年で滅亡した大日本帝国に代わって独立をサンフランシスコ条約で認められた日本国は戦後、アジアの国々と平和条約を結ぶ過程で多くの賠償と謝罪を行ってきました。これは、以下の資料に出ています。中国は戦後、何度も他国を侵略して併合、略奪、暴行を繰り返してきましたが、戦後の日本国はいっさいそういうことはしていません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%B3%A0%E5%84%9F%E3%81%A8%E6%88%A6%E5%BE%8C%E8%A3%9C%E5%84%9F
戦争犯罪人についても、裁判の結果、死刑、終身刑、懲役刑などをA,B,C級それぞれで犯人と言われた人達が受け、その事実によってサンフランシスコ条約が結ばれました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%B5%E6%9D%B1%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E8%A3%81%E5%88%A4
香港の場合も経済的に未解決の補償問題(軍票など)は存在しますが、他国(台湾・日本)を軍事力で侵略する準備を着実に進めている中華人民共和国の今の状態では、補償などを論じる前提はありません。補償の前提は平和友好ですが、中国はすでに政府関係者が日本との日中平和友好条約を破棄した発言を繰り返しています。他国を侵略する国家とそれを話し合うのは、犯罪者と話し合うのと同じです。現状では、残念ながら中国と補償について話し合う余地はまったくありません。
日本国内でも、中国の”謀略”をいかに防ぐかが話題になっています。三国間の信頼を壊したのは、中国の責任で、中国が詭弁をこれ以上続けないことを念じます。