今夏、2本目のハリウッド資本によるゴジラ映画が、公開されている。ギャレス・エドワーズ監督で、アーロン・T・ジョンソンや、渡辺健が主役を勤めていて、日本では、今年の7月に封切られて、かなりの好評を得ているようだ。公開早々の時点で、モンスター級の興行収益を達成し、早くもパート2の製作が決定し、かっての東宝作品のように、シリーズ化も、考えられているようだ。以前のエメリッヒ版「ゴジラ」とは、えらい違いである。昔からの、特に1954年の第一作からのファンである私(まだ1歳にもならない私を抱きかかえて、父は「ゴジラ」第一作を上映する映画館に行ったそうだ)としては、あれはあれで、ゴジラ映画として「アリ」なのではと思っているが、全世界のゴジラファンには、受け入れられなかったようだ。
ところで、ゴジラという生物が、映画で見られる姿かたちに進化する前は、どうだったのかというのが、第一作目の中で、志村喬演じる山根博士が、言及している。すなわち、中生代ジュラ紀の恐竜が、相次ぐ核実験の影響により、怪獣ゴジラとなって現代によみがえったのだと。このことは、後の平成ゴジラ映画シリーズにも反映されていて、「ゴジラVSキングギドラ」の中には、戦時中太平洋の激戦地帯だったラゴス島に、ゴジラサウルスという恐竜がいて、それがゴジラに放射能によって突然変異するという設定だった。キングギドラに苦しめられるゴジラ。
「VSキングギドラ」の、ゴジラサウルス。体長12メートルのいかにも肉食恐竜らしい出で立ち。
で、少しゴジラサウルスのことでも調べてみようと思ったら、驚くべきことに 、本当にいたのです!!!
2億5000万年ほど前の中生代三畳紀の北アメリカニューメキシコ州に生息していた獣脚類コエロフィシス科に属する中型肉食恐竜。体長は、7メートルほどで、この種の中では、最大級の恐竜である。1997年に、古生物学者ケネス・カーペンターが、その骨格標本を採集。日系人で、怪獣マニアだった彼が、ゴジラサウルスと命名した。
もうひとつ別の復元画像。なかなか、ゴジラの名にふさわしい 姿・形をしています。
ゴジラVSキングギドラ (1991) 予告編 1080p HD BD [Godzilla vs. King Ghidorah] trailer
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