goo blog サービス終了のお知らせ 

タイガーのFun-Loving Way of Life

☆ささやかな歓びを♪素晴らしい仲間と♪素敵な毎日を♪Fun is Good☆

蒼穹の昴の舞台:北京の紫禁城

2010年01月12日 | 海外旅行
浅田次郎さんの傑作小説「蒼穹の昴」の舞台、北京の紫禁城には一度、出張の
際に駆け足で訪ねたことがあります。幸せなことに、一度でも自分の眼で見て
体感していることは、そこを舞台に描いた小説やドラマを大変身近なものと
してくれます。「蒼穹の昴」は紫禁城を主たる舞台としているために映像化は
困難と作者の浅田さんも思っていたそうです。ところが、その紫禁城をまるまる
そっくりに作り上げた模擬紫禁城が別の地に出来たことから、この蒼穹の昴の
撮影も可能となったそうです。
 私自身は、実際の紫禁城を訪れた際には、その壮大さに驚き、かつ映画
ラスト・エンペラーの心を思いつつ回ったものでした。こおろぎの鳴く姿を
王座に見たものです。

 西太后や光緒帝や溥儀は、どういう思いで清王朝の末期を歩んだのでしょうか
龍の道は栄光の崩れる道だったと感じたのでしょうか。

 この当時の中国は大きく帝国主義の欧州各国に領土を侵略され、日本もそれに
負けずに侵略していったのです。日本本土は、そういう侵略の経験はないの
ですが、中国という大国はそういう侵略された歴史を持っています。
 その痛みの違いを歴史小説は教えてくれます。
「蒼穹の昴」を読み終えた後、司馬遼太郎さんの「韃靼疾風録」を読み始めて
います。歴史から学ぶことは大変重要だし、人間を知る意味でも読んでいき
たいと思っています。