先日、今年の芥川賞、直木賞が発表されました。
直木賞作品は、是非読もうと思っています。時代のトップのエンターテイメント
だと思いますし、何でも読む時間はありませんから、評価を得たものは
最低限読みたいとの思いです。
NHK大河ドラマにも出てきている侘び茶の祖・千利休を描いた「利休に
たずねよ」は昨年、直木賞を獲得した山本兼一さんの作品。
茶道のトップの座を得たにも拘わらず、権力者・秀吉の怒りをかって切腹
させられた利休。秀吉は、利休の美を追求する目に焼きもちを妬いたので
しょうか。
そして、利休の美を探究する本能の在り処はどこにあるのでしょうか。
そんな疑問を、いくつもの場面を掲示しながら描いていく素敵な作品
でした。お茶の世界は好きですが、専門家ではありませんから、それでも
茶道の素晴らしさも味あうことができる作品でした。
そして、あれほど美を探究した利休の心の有り様は、深き女性への想い、
一生掛けても愛してやまない純粋な想いでした。その純真な心こそ美の
探求者たる利休の本心、本性だと山本さんは描いています。
富み続けるほど、最終章に向って突き進む素敵な小説でした。
さて、貴方は利休に何をたずねますか。私は利休の生き様に男のロマンを
感じました。
直木賞作品は、是非読もうと思っています。時代のトップのエンターテイメント
だと思いますし、何でも読む時間はありませんから、評価を得たものは
最低限読みたいとの思いです。
NHK大河ドラマにも出てきている侘び茶の祖・千利休を描いた「利休に
たずねよ」は昨年、直木賞を獲得した山本兼一さんの作品。
茶道のトップの座を得たにも拘わらず、権力者・秀吉の怒りをかって切腹
させられた利休。秀吉は、利休の美を追求する目に焼きもちを妬いたので
しょうか。
そして、利休の美を探究する本能の在り処はどこにあるのでしょうか。
そんな疑問を、いくつもの場面を掲示しながら描いていく素敵な作品
でした。お茶の世界は好きですが、専門家ではありませんから、それでも
茶道の素晴らしさも味あうことができる作品でした。
そして、あれほど美を探究した利休の心の有り様は、深き女性への想い、
一生掛けても愛してやまない純粋な想いでした。その純真な心こそ美の
探求者たる利休の本心、本性だと山本さんは描いています。
富み続けるほど、最終章に向って突き進む素敵な小説でした。
さて、貴方は利休に何をたずねますか。私は利休の生き様に男のロマンを
感じました。