デビッド・リーン監督作品の「ドクトル・ジバゴ」は私の最も好きな映画の
一つです。ロシア革命を背景として、誠実な医師で詩も愛するジバゴと家族
との愛、そして知り合った永遠の女性ラーラへの深い愛情、時代に翻弄され
ながら懸命に生きる、人間の姿。時代とは、社会とは、人間とは・・を
思いながらジバゴとラーラの愛にも思いを寄せる素敵な映画です。
テーマ曲のバラライカを使ったラーラのテーマの素晴らしいこと。
そして、ラーラを演じたジュリー・クリスティの素晴らしさ。
ジバゴのオマー・シェリフは最高のはまり役。憎まれ役のロッド・スタイガー
も決まっています。映画というものの素晴らしさを教えてくれた私にとっては
最高の作品です。そしてラーラは永遠の女性像。

その原作、新潮文庫で平成元年に発刊されたときに、いち早く購入したの
ですが、なかなか読む勇気がなく(笑)、ようやく今年、読み終えたのが
今年の読書の私の一大成果です(笑)


読んだと言えるのでしょうか? 難しい作品でした。詩と散文。当時のロシア
の精神世界。その中でジバゴとラーラの深い愛情。ノーベル賞に選ばれましたが
当時のロシア政府は反革命小説だと非難しノーベル賞辞退を強いられました。
言い換えれば、それほど刺激的な作品だったということでしょうか。
映画は、原作を読み終えた後で改めて考えると、さすがデビッド・リーンで
上手に作られていることが再認識できました。キャスティングも映像も音楽も
全て素晴らしい。総合芸術たる映画の本質を感じさせてくれる名作です。
まだ学生時代のラーラ。これだけでどきどきします(笑)


そして母のパトロン、コマロフスキーの愛人とされ、そこに溺れながらも
自分を取り戻そうと苦悩するラーラ。胸が痛みます。

清楚な精神の中にも女性としての芽生えや苦悩が同居して・・
ラーラの選んだ道はどうだったのでしょうか。
なんて素敵な表情でしょうか!

そして戦場でジバゴとラーラは再開しお互いに惹かれあっていきます。
野戦病院で、ラーラは一生懸命アイロンをかけている傍で、ジバゴが自らの
ラーラに対する想いを気づいていくシーンはとても好きなシーンです。
そして、また別れが・・

お互いに惹かれあい、尊重しあう素晴らしい愛情がジバゴとラーラには
育まれたのでしょう。その瞬間の大切さは、ジバゴが悲しい最後を向かえ、
ラーラがいくえ知れずとなったときにも光輝いていると映画は訴えていた
と思います。
素晴らしい原作と素晴らしい映画。それを知ることの感動。
今年の私の素敵なメモリーの一つです。

一つです。ロシア革命を背景として、誠実な医師で詩も愛するジバゴと家族
との愛、そして知り合った永遠の女性ラーラへの深い愛情、時代に翻弄され
ながら懸命に生きる、人間の姿。時代とは、社会とは、人間とは・・を
思いながらジバゴとラーラの愛にも思いを寄せる素敵な映画です。

テーマ曲のバラライカを使ったラーラのテーマの素晴らしいこと。
そして、ラーラを演じたジュリー・クリスティの素晴らしさ。

ジバゴのオマー・シェリフは最高のはまり役。憎まれ役のロッド・スタイガー
も決まっています。映画というものの素晴らしさを教えてくれた私にとっては
最高の作品です。そしてラーラは永遠の女性像。


その原作、新潮文庫で平成元年に発刊されたときに、いち早く購入したの
ですが、なかなか読む勇気がなく(笑)、ようやく今年、読み終えたのが
今年の読書の私の一大成果です(笑)



読んだと言えるのでしょうか? 難しい作品でした。詩と散文。当時のロシア
の精神世界。その中でジバゴとラーラの深い愛情。ノーベル賞に選ばれましたが
当時のロシア政府は反革命小説だと非難しノーベル賞辞退を強いられました。
言い換えれば、それほど刺激的な作品だったということでしょうか。
映画は、原作を読み終えた後で改めて考えると、さすがデビッド・リーンで
上手に作られていることが再認識できました。キャスティングも映像も音楽も
全て素晴らしい。総合芸術たる映画の本質を感じさせてくれる名作です。
まだ学生時代のラーラ。これだけでどきどきします(笑)



そして母のパトロン、コマロフスキーの愛人とされ、そこに溺れながらも
自分を取り戻そうと苦悩するラーラ。胸が痛みます。

清楚な精神の中にも女性としての芽生えや苦悩が同居して・・
ラーラの選んだ道はどうだったのでしょうか。
なんて素敵な表情でしょうか!

そして戦場でジバゴとラーラは再開しお互いに惹かれあっていきます。

野戦病院で、ラーラは一生懸命アイロンをかけている傍で、ジバゴが自らの
ラーラに対する想いを気づいていくシーンはとても好きなシーンです。
そして、また別れが・・

お互いに惹かれあい、尊重しあう素晴らしい愛情がジバゴとラーラには
育まれたのでしょう。その瞬間の大切さは、ジバゴが悲しい最後を向かえ、
ラーラがいくえ知れずとなったときにも光輝いていると映画は訴えていた
と思います。
素晴らしい原作と素晴らしい映画。それを知ることの感動。

今年の私の素敵なメモリーの一つです。


