現地時間、2016.1.9にあった、AFC Wildcardの2試合目についても触れます。
この試合はどんでん返しのどんでん返しがありました。
生で見ていて本当にドキドキしましたね。
途中まで0-15で押されていたCINですが、
3Q終盤のBurfictによるRoethlisbergerへのサックで状況が一変。
Roethlisbergerをロッカールームに追いやり、その後2TD、1FGで16-15と逆転しました(2度目のTDで2Pointに失敗)。
さらに返しのPITの攻撃も、4Q残り1分40秒でBurfictがパスをインターセプト。PIT陣26yからのCIN攻撃となりました。
ここでポイントになったのはPITにはTOが3つ残っていたこと。実はこれが2つだったらだいぶ展開は変わっていました。
3つTOがあるとFGまでに3回ニーダウンしても、まだ1分30秒くらいは残ります。
そのあとCINがFGで3点追加しても、19-15。残り時間にPITにTDされれば逆転負けです。
だとすると、得点を取って攻撃権を渡すよりも、攻撃権を持ったまま1stDownを取りに行ったのはセオリー通りですね。
ところがこのプレイでHillがまさかのファンブル。
PIT陣一桁ヤードながら攻撃権がPITにわたってしまいました。
ボールを持ったRGがBarnerdだったらファンブルはなかったのかもしれませんが、
Barnerdは3Qにヘルメットで当たられ、試合から退いていました。
その後、BurfictによるUnnecessary Roughnessと直後のJonesによるunsportsmanlike conductで
FGを得たPITが残り20秒で再逆転。そのまま逃げ切りました。
PITに残ったタイムアウトが2つだったら、時間が足りず再逆転はなかったのかなあと思います。
流れを変え、ほぼ勝利を確定させながら、結局相手にFGを与える致命的な反則を犯したBurfict。
以前から素行の問題を指摘される選手でしたが、いいところと悪いところがいっぺんに出た試合でした。