Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

あの歴史的プレイにも熱視線を注ぐ若林、「NFL倶楽部」書籍版を2倍楽しむ~その2

2018年01月28日 22時20分00秒 | NFL2017

昨日の記事の続きで、書籍「オードリーのNFL倶楽部」のプレイ解説「若林の熱視線」で取り上げているプレイが、どの日のどのプレイだったかを調べてみました。表のGame Pass欄には、NFL Game Passで何分何秒くらいに合わせればそのプレイが見られるかを書いておきました。

多分書籍を買ってからこの表を見ないと、何を言っているのかちょっとわからない状態になるはずですので、必ず書籍をお買い求めください。筆者がこの本に入れあげるのは、久しぶりのNFL関連本(選手年鑑はムックなのでちと意味が違う)だからですよ。

せっかくなので表紙の写真も撮り直してみました。光源がどこにあるかバレバレですが、背景を青地にしてみました。

今回は10話から18話までを調べたわけですが、Super Bowl LIIも近づいてきたことですし、まずその関連ネタから取り上げましょう。

第14話では、Super Bowl 49 NE対SEAのあのプレイを取り上げていました。今にして思うと、パスを投げないでMasawn Lynchに任せていたらどうなっていたのでしょう。この時の勝敗が変わっていたら、昨年のSuper Bowlの結果も逆になっていたのではないかと考えてしまいました(何にも根拠はありませんが)。

そして第18話は現時点でPHIとNEの最後の対戦について書いてありますね(この時はPHIの勝利)。この時のパントリターンTDに関わった二人、つまりDarren SprolesもChris Maragosも今シーズンは怪我を負っており、残念ながらSuper Bowl LIIには出られません。

 書籍からわかるファクト実際の試合
  選手名 時間帯 状況と結果 スタジアム MC 推測 試合日 Week 結果 Game Pass 備考
10 Deontae Skinner(NE)、Kyle Orton(BUF) 3Q 3:02 BUF陣33ヤード付近の1st&10でSkinerがOrtonをSack Ralph Wilson Stadium?(NEが白着用) 後藤 2014年のNE@BUF 2014/10/12 Week6 NE 37 - BUF 22 1:41:24 BUFのQBは画面写真のJersey Number(#18)からOrtonであると分かる。本文中の「68番」とはCyril Richardson
11 Aaron Rodgers、James Starks、Randall Cobb(GB)、DeAndre Levy(DET) 3Q 5:47 DET陣48ヤードでLevyの空けたスペースを狙いRodgersがCobbにパス Lambou Filed(地面のGBマーク) 明記なし 2014~16年のDET@GB 2014/12/28 Week17 DET 20 - GB 30 1:21:20 2014~16年のどれかだが時間を基に特定。書籍106ページの写真でGBのQBを「ジョーンズ」とするミス。Cobbは29ヤードゲイン
12 Eli Manning(NYG)、相手にはDEFに#93、#63、#25、#53のLBがいる 明記なし 自陣44ヤードの2nd&5でドローのランプレイ Metlife Stadium?(相手が白) 尾崎 2015年のSF@NYG 2015/10/11 Week5 SF 27 - NYG 30 1:21:47 3Q 4:03のプレイで7ヤードゲイン
13 Peyton Manning、Wes Welker(DEN)、相手はSF 1Q 3:05 1Q 9:12 SF陣39ヤードの2nd&8からManningからWelkerへTDパス。その前のSF陣2nd&Goalで5ヤードゲイン Sports Authority Field at Mile High 明記なし 2014年のSF@DEN 2014/10/19 Week7 SF 17 - DEN 42 0:19:53 0:08:58 1Q 9:12でゲインしたのは正しくは3ヤード。Manningはこのプレイで通算508TDパスの新記録達成
14 Malcolm Butler(NE)、Russell Wilson 、Ricardo Lockette(SEA) 4Q 0:26 WilsonからLocketteへのパスをButlerがINT University of Phoenix Stadium 後藤 2014年シーズンのSuper Bowl 2015/2/1 Super Bowl XLIX NE 28 - SEA 24 2:13:44 2nd&Goalで出たあまりに有名なINT。Masawn Lynchに任せていたらどうなっていたのだろう
15 Aaron Rodgers、Jordy Nelson(GB)、相手はNE? 2Q 0:23 RodgersからNelsonへの45ヤードTDパス Lambou Filed(地面にロゴ) 後藤 2014年のNE@GB 2014/11/30 Week13 NE 21 - GB 26 1:06:07 JerseyはなんとかNEに見えたのでそこから確認。3rd&2からのプレイ
16 Jurius Peppers、Clay Matthews(GB)、Alfred Morris(WAS) 1Q 5:57 エンドゾーンまで2ヤードでMorrisをMatthewsが止める Fedex Field(エンドゾーンのロゴ) 尾崎 2015年シーズンのWildcard 2016/1/10 Playoff Wildcard GB 35 - WAS 18 0:21:12 Morrisは「46番」としか書いていない。TuckleはLetroy Guionにも記録されている
17 Adam Thielen(MIN)、Casey Hayward(GB) 3Q 12:24 敵陣37ヤードの1st&10でThielenがモーションしてロングゲイン Lambou Filed(地面のGBマーク) 尾崎 2015年のMIN@GB 2016/1/3 Week17 MIN 20 - GB 13 1:07:18 Thielenは「19番」、Haywardは「29番」と表記。このプレイで26ヤードのゲイン
18 Darren Sproles、Chris Maragos(PHI)、相手はNE 3Q 4:37 Sprolesが83ヤードのパントリターンTD Gillette Stadium 尾崎 2015年のPHI@NE 2015/12/6 Week13 PHI 35 - NE 28 1:24:12 Maragosのプレイのすばらしさは書籍の通り

解読に困ったのは第12話時間帯も相手チームも書いてありません

しかも画面写真でも対戦相手がどのチームか判別が難しく、当初はDALなのかなあと思ってしまいました。もし相手がDALだと、昨日書いたようにDALはホームでも白いJerseyを着るので、必ずしもNYGの本拠であるMetlife Stadiumで戦われたとは言い切れません。しかし、ヘルメットは銀色に見えないし、仕方なく画面写真にある選手のJersey Numberを推測の情報としました。

MCは尾崎アナウンサーなので2015年だとして、その年にディフェンスに#93、#63、#25、そして#53のLBがいるチームはどこか、ベースボールマガジン社の選手年鑑からその年のNYGの対戦相手を調べてどうやらSFらしいことを確認しました。あとはその試合(多分、2015年のSF@NYG)に自陣44ヤードの2nd&5でNYGがランプレイをしたシーンがあるかをスポーツニュースサイトで確認し(3Q 4:03に7ヤードゲイン)、Game Passの動画で画面写真と同じプレイであるという裏付けを取りました。

第11話はDET@GBであることは分かりましたが、MCが明記されていないため、対戦年が分かりませんでした。しかも文中に取り上げた選手4人は2014~16年に在籍していました。仕方なく2014年の試合から時間帯を確認し、2014年シーズンであることを突き止めました。

第17話もGBの試合でしたが、チーム名ははっきり書いていないため、かろうじて地面にあるGBのロゴから推測しました。「29番」としか書いていないGBの選手はCasey Haywardで、「19番」としか呼んでもらえないMINの選手は、今季大活躍のAdam Thielenでした。

ということで、残り9話はまた次の機会に。しかし平日中には難しいから次の週末になりそうです。Super Bowl LIIの前には書き上げるつもりです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

 

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス
 

結局Super Bowlは第1シードの対決かよ、オードリーの書籍をみんなで読もう

2018年01月23日 21時40分00秒 | NFL2017

Conference Championshipは何の波乱もなく、AFCもNFCも第1シードの両チームが勝ちました。

試合のダイジェストは今回は省略します。

筆者のFantasy Playoff Challengeはさらにひどいことになっています。

そもそも、JAX@MINのSuper Bowlを期待してこういうラインアップにしたのに、K(キッカー)は間違えてJAXじゃなくてPHIを入れてるし。これは両チームの色が紛らわしかったからですね。

こんな初歩的なミスをするほど、今シーズンはやる気を失っております。Kyle Rudolphの先制TDのときは、MINだけでもSuper Bowlに行ってくれるかと思っていたのに。

さて本日は、会社帰りに神保町の三省堂書店に寄って、「オードリーのNFL倶楽部~若林のアメフト熱視線」を購入しました。多分昨日のうちに大手の本屋に並んでいたと思うのですが、昨日はあの大雪で本屋に寄って帰るという発想はあませんでした。

まだAmazonでも発送されていないタイミングで(発送日は1月24日とあります)、本の中身をべらべらしゃべるほど無粋ではないのですが、非常に面白い本なのでぜひ買いましょうとだけ申し上げておきます。

どちらにしても、これからしばらくは書店のアメリカンフットボールコーナーに行くと必ずこの本が並んでいることになるでしょう(というほど、アメリカンフットボール関係の雑誌を除く新刊は久しぶりだからです)。大体の書店は、アメリカンフットボールとラグビーを同じあたりに置くことが多いようですが(例えばBookoffは、差込仕切り版がラグビーとアメリカンフットボールは1枚ですので、この2ジャンルが同じところに並ぶことになります)、ラグビーはご存知の通り2019年に日本でワールドカップを開催する注目の競技ですから、しばらく新刊の刊行が続くでしょう。

そんな本屋の棚で、フットボールファンにとって砂漠のオアシスのように存在するこの書籍。ブックオフで買うなんて言わず、いますぐにご購入ください。値段は1300円+税ですので消費税が上がる前に勝ったほうが26円お得です。筆者は版元の文芸春秋とかテレビ番組を持っている日本テレビとかとは関係ない仕事をしている人間ですが、こうした書籍が出ることは大歓迎ですのでプッシュさせていただきます。

さて今週末はPro Bowlでそれが終わるとSuper Bowl。筆者は例年通り、今年も都内某所でリアルタイム観戦をしますが、さてどうなりますことやら。

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CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
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JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
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JAXがPITを下しNEに挑む、NOは最後のプレイでMINにひっくり返される

2018年01月21日 11時30分00秒 | NFL2017
2017年シーズンのDivisional Round、後半2試合はどちらも好試合でしたね。
 
日本時間で月曜朝3時からのJAX@PITは主にネット速報で見ていました。
 
 
JAXのアグレッシブな攻撃と守備の破壊力は素晴らしかったですね。それに応えてスーパープレイを繰り出すPITのAntonio BrownとLe'Veon Bell。PITのTDはどれも芸術的なものでした。
 
Ben Roethlisbergerは試合直後に現役続行の意思表示をしたようなので、来シーズンに向けてはBellの契約をまとめて残留させるところがカギになりそうです。
 
前半のTO二つでリードを奪ったJAXは、前の試合よりもBlake Bortlesのパスは安定しており、Leonard Fournetteの3TDも見事。最後にTDを決められるものもギリギリ逃げ切りました。
 
いよいよ明日はNEとのNFC Championshipですが、Tom Bradyが親指を怪我してクエッショナブル登録になったとのこと。どうせBill Belichickの仕掛けたブラフで、Bradyは当たり前のように出てくるとは思いますが、控えのBrian Hoyerが先発してJAXにボロ勝ちしたらいやだなあ。
 
ただ筆者は以前に全くの根拠もなく、NEに勝つならPITよりもJAXではないかと書きました。これで本当にJAXが勝ったらちょっとうれしいのですが。
 
さてもう一試合のNO@MINは衝撃的な結末でしたね。
 
 
 
筆者はこの日、自宅に帰ってからGame Passで観戦を始めたのですが、前半終了時点で0-17まで見て後半は流しました(前にも言いましたが、筆者は今シーズンのPlayoff ChallengeをNOの清一色チームにしているためNOを応援していたのです)。
 
NOの後半の追い上げは見事でした。最後の5分は手に汗を握る展開。実はGame Passの残り時間を見て、NOが逆転するのは分かっていたのですが(そうでないと、残り放送時間はもっと短くなるはず)。
 
NOの24点目のFGが決まった時点で、NOの勝利を確信し、筆者はこのページを開いたのです。
 
 
 
今週はあまりポイントが伸びなかったなあと思ってよく見ると、なんとスコアが24-29になっているじゃないですか。つまりこの後に再逆転するということ。びっくりし手続きを見ましたよ。
 
上のビデオにもある通りの衝撃の結末はご存知の通り。Case KeenumがQBを務めるMINをシーズンを通してディスっていた筆者ですが(例えばこちら)、ついにそのMINに苦杯をなめることになりました。
 
ということでNFC ChampionshipはNick FoelsとKeenum(しかも控えはSam Bradford)という、元羊(当時のSTL)QB同士の戦いとなりました。PHIのホームではありますが、MINは勝利を飾って初の地元Superbowl対決に持ち込めるでしょうか。
 
明日はMIN@PHIをタイムシフトしてみるつもりです。

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2017年シーズンDivisional初日2試合が終了、「Playoff Challengeの重大な欠陥」とは

2018年01月14日 15時00分00秒 | NFL2017
昨日の飲み会を電車があるうちに切り上げて、今日は6時起きでDivisional Roundの2試合を見ていました。
 
ATL@PHIはいい試合でしたね。最後の最後まで手に汗を握ってみました。しかし前半は好調だったATLの攻撃が、後半は思いのほか進まなくなったのはなぜなんだろう。
 
  
 
筆者的には、PHIのセンターを務めたCelce兄(Jason Kelce)が、目に着きました。もちろん弟つながりで意識して見ているからそう感じたとは思いますが。
 
ATLはSuper Bowlに再び出て、昨シーズンのリベンジを果たしたい思いはあったはずです。今日の前半も止まらないRB2枚にJurio Jonesを絡める攻撃が見事だっただけに、残念なシーズンエンドです。
 
そのATLを前回のSuper Bowlで下したNEは、楽々とTENを撃破。淡々と進んだので、この試合の動画リンクを張るのは省略します。だってつまんないんだもん。
 
さて「Playoff Challengeの重大な欠陥に気が付き」と前回書きましたので、今回この部分の説明をしましょう。
 
筆者は過去3年にわたり、Playoff Challengeをしてきましたが、最も順位が高かったのは一昨年の54583位(週単位の順位でいえばその年のSuper Bowl週の10402位が最高)でした。これを上回る成績をどうやって上げるかを考察しました。

この時のポイントが高かったのは、Super Bowlのチーム編成を、試合の勝者であるDENの清一色チームにしていたからですね。
 
実はこの試合、筆者にとっては4倍(ゲーム開始の時点からラインアップに上げ続けていた)のDemaryus Thomasがまさかの0ポイントだったほか、攻撃陣は不調だったのでスコアが伸びませんでした。最初から清一色チームにしたわけではないので、4倍でない選手もいました(何を言ってるかよくわからないという方は、過去にPlayoff Challangeのルールを描いたこの記事とかこの記事をご覧ください)。
 
その記事にはこんなことを書いていますね。「Playoff Challengeで好成績を残すには、Super Bowl進出チームを当てること(つまり4倍付をゲット)と、たとえ負けるチームにいてもSuper Bowl当日に活躍する選手を予測することが勝利の秘訣です」。この裏返しが「重大な欠陥」なのです。
 
つまり、3チーム以上から活躍しそうな選手を選ぶのは愚策で、Superbowlに出られるであろう2チームを最初のエントリー時点で予測しないと高得点を獲得できないということです。言い換えればWildcardやDivisonalなどで3チーム以上の選手の混成軍で得点を獲得することを考えるよりも、Super Bowlに進出して(負けたとしても)当日ポイントを稼ぐであろうチームを予測することのほうが高い得点を期待できるということです(なぜならSuper Bowlで獲得したポイントが4倍になるから)。もちろん両チームの中から高得点を挙げる選手を選んでいる必要もありますが、それはSuper Bowl進出チームを当てた後の話ですね。
 
今シーズン筆者がPlayoff Challengeの視点から高得点をとれそう(つまりSuper Bowlに出場しそう)と予想したチームはAFCではNEかPIT、そしてNFCではNOでした。NFCではMINも考えたのですが、Case KeenumではSuper Bowlにたどり着けないと踏んでいます。PHIもCarson Wentzがいない状態では難しいと考えました。
 
これがNOならスキルポジションにいい選手が並んでいるので、たとえSuper BowlでNEに負けたとしても高いスコアを残せると踏んだわけです。
 
そこまでいうなら、「優勝候補最右翼のNEを選べばいいじゃないか」という方もいるかもしれません。もちろんそれは認識していますが、筆者個人としてはNEの選手でラインアップを組むくらいなら、最初からPlayoff Challengeをしません(筆者の個人的なスタンスは、どのスポーツでも連続して優勝するチームは応援しないというものがあるからです)。
 
まあそれを除いても、NEはWRもRBも選手を散らしてくる傾向があるので、Playoff Challengeには向かないのです。前回コピペした通り、筆者がNOだけでチームを組んだのはこうした事情です。
 
半分の選手をPITから連れてくる選択も考えましたが、昨シーズンはそれで失敗(PITがNEにAFC Championshipで負けた)したので、今シーズンはNFCのチーム(つまりNEが出てきたとしてもSuper Bowlにたどり着けるチーム)だけで考えたわけです。

もちろんNOが明日、あるいはNFC Championshipで負けるかもしれません。しかし筆者はNOのSuper Bowl進出を期待してPlayoff Challengeをしていきます。
 
ということで、明日のJAX@PITもNO@MINが楽しみなわけですが、さすがに仕事がある月曜日朝から試合を見るわけにはいきません。なので、明日の日中は断NFLをして、夜に自宅でGame Passで楽しむつもりです。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
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NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
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AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
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Wildcardで勝ったのはすべて南地区のチームという珍事、NOとJAXが次のラウンドへ

2018年01月08日 21時50分00秒 | NFL2017

今日はNFCのCAR@NOを見ながら原稿を書きはじめました。

BUF@JAXはなかなか渋い試合でしたね。野球でいえば投手戦、悪く表現すれば貧打戦。

特に前半は攻撃が進まず、どうなることかと思いました。某掲示板で「大雪の中の試合みたい」という指摘がありましたが、本当にそんな感じ。JAXの守備は積極的でしたが、攻撃はあまりに物足りません。

よくよく考えたらAllen RobinsonにAllen Hurns、そしてT.J.Yeldonといった核になるべき選手がみんな出ていないじゃないですか。これではQBのBlake Bortlesもなかなか得点を挙げられません。

そしてBortlesはパスを投げるより自分で走ることで攻撃停滞の打開を図るようになりました。終わってみるとPassingが87ヤードでRushingが88ヤードという成績。Leonard Fournetteも奮闘しましたがRushingが57ヤードではいけません。

WRはDede Westbrookという選手が一番Receiveをしましたが、5回キャッチで48ヤードしか稼げないとは。次のPIT戦までに攻撃の立て直しが不可欠ですね。

ただDEFは強烈で、BUFに263ヤードしか許しません。怪我をおして出場したLeSean McCoyはRushingが75ヤードでReceivingが44ヤードと抑え込みました(RushingだけならBortlesの方が走っている!)。BUFにも攻め手が感じられず、なにかとMcCoyに頼る攻撃に、たとえこの試合は勝てても「NEにMcCoyを消されて敗戦」という構図が見えました。結局試合はJAXの守り勝ち。次はPITとの対戦です。

この時点で、2017年シーズンのWildcardは4試合とも南地区のチームが勝つという珍事となりました(CAR@NOはそもそもNFC南地区同士の対戦ですから、試合結果がどちらに転んでも南地区が勝つことは決まっています)。多分こんなことはめったにないでしょう。NFLの歴史に、こんなPlayoff結果ががるのをご存知でしたらお知らせください。

来週のDivisionalの試合は東(第一シード)と北(第二シード)にそれぞれ南のチームが挑むという構図になりました。この二日でAFCもNFCも西のチームは死滅しました。

そしてCAR@NO

後半の展開はハラハラし通しでした。でも結局は、ミスをした方が負け。Graham Ganoが最初の25ヤードのFGを決めていれば、最後のドライブはFGで逆転勝ちでした。途中58ヤードのFGを決めたのは立派ですが、やはり全部決めないと次のラウンドには進めないということですね。

ただ、試合中に一度Sackを喰らってDerek AndersonにQB役を任せる羽目になったCam Newtonが、直後のドライブでは復活して最後までQBを務めあげました。CARも戦力不足がうわさされていますが、NOをあわやというところまで追い詰めたことは評価できるでしょう。

何故筆者が試合中にハラハラしたかというと、今シーズンのPlayoff Challengeはこんな編成にしていたからです。実は昨シーズンが終わった後、Playoff Challengeの重大な欠陥に気が付き、今シーズンはやめようかと思ったのですよ。しかし、ある意味開き直ってこんな編成にしたのです。

つまりこの状態では、NOが来週も勝ち進んでくれないと困りますね。Playoff Challengeって何だっけという方や(とりあえずこちらをお読みください)、いまいち意図が分からないという方のために、次回は筆者が気付いた「Playoff Challengeの重大な欠陥」を基に記事を書くつもりです。

ということで今日はここまで。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
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KC カンザスシティ・チーフス LAR(旧STL) ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC(旧SD) ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

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AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
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