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映画「バズ・ライトイヤー」@ユナイテッドシネマ豊洲(2022/7/15)

2022-07-17 15:57:38 | 映画感想
2022/7/15、ユナイテッドシネマ豊洲。
2番スクリーン。E列。

最近ディズニーはPIXARの映画を劇場公開せず、ネット配信していることが多いように感じるが、
この映画はさすがに「トイ・ストーリー」の知名度にもよるのだろうが、劇場公開になっている。

バズ・ライトイヤーと言えば「トイ・ストーリー」の主要メンバーの一人、いや一体。
アンディがウッディとともに大切にしているキャラクターだ。
アンディがバズを手に入れるきっかけとなったのは、ある映画の主人公であり、フィギュアのもとになる
「バズ・ライトイヤー」の映画を見たから。

そう、この映画は幼少期にアンディがバズ・ライトイヤーにあこがれるきっかけとなった「その映画」なのだ。



バズ・ライトイヤーらスペース・レンジャーと移住者を載せた大型ロケットは、当初予定コースの近くに
地球人が移住できる可能性のある惑星を発見。
コースを外れて探査に向かうが、先住生命に襲われる。
惑星を脱出しようとしたもののバズ・ライトイヤーの無茶な操縦のせいで宇宙船は破損し、墜落してしまう。
人々は宇宙船修理のために惑星に基地を作り、同時に地球帰還の研究を進める。

地球に帰還するためには、ハイパー燃料を使って超光速航行をする必要があるがテスト飛行では光速に到達せず失敗。
4分の飛行中、惑星では相対論的効果(ウラシマ効果)によって4年が経過していた。
その後もテストを繰り返すたびに4年が経過したものの成功せず、ついには司令官から帰還断念を伝えられる。

バズ・ライトイヤーの相棒として渡されていたネコ型ロボット、ソックス(青ダヌキではないほんとのネコ型)
が、燃料合成の改善策を発見し、それによって超光速航行に成功する。
しかし、惑星ではさらに22年が経過、ともに帰還を目指していた初期のスペース・レンジャーらは死に絶えており、
しかも、惑星には謎の宇宙船が飛来し、強力なロボットによる攻撃を仕掛けていたため、バズ・ライトイヤーは、
ポンコツ防衛隊3人との協力を余儀なくされる。

果たしてバズ・ライトイヤーの運命は。
謎の宇宙船の驚愕の正体は。

**

「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーは人形だが、そのもとは映画の主人公であると言う設定。
したがってストーリー的にはトイ・ストーリーと直接の関係はない。
話としてはよくできており、時代も反映しており、さすがPIXARと言わざるを得ない。

PIXARアニメにつきものの短編が今回はなかった。



主人公のバズ・ライトイヤーと後半の助演となるイジーはともに滑舌よく、はきはきとしてよかった。
ソックスのひょうひょうとした声もまずまずで、こちらも滑舌よく聞き取りやすかった。

いずれも聞いた声ではあるものの一体誰かなと思っていたのだが、エンドクレジットを見てびっくり。
バズ・ライトイヤーは鈴木亮平と納得の人選だが、何とイジーは「今田美桜」。


びっくりしてあとはよく見なかったが、ソックスはかまいたちの山内。
初期のスペース・レンジャーでバズの同僚のアリーシャにはりょう。
いずれも違和感なく、よかった。

尚、仮出所中の爆弾魔はGGだと思っていたが、BBAの設定だそうだ。



ウラシマ効果:相対性理論が提言する時間遅延効果。
学校やTV番組で説明されるときは特殊相対論を使って、等速度運動している物体の方が時間がゆっくり進むとされる。
しかし、それでは互いに相手の時間がゆっくり進んでいるように見えるだけで映画のようなウラシマ効果は表れない。

その種のウラシマ効果は元の位置に戻ってきたときに現れ、戻ってきた方が浦島太郎になる。
時間の遅れを確かめるためには元の位置に戻ってこなければならないが、それはもう等速度運動ではなく加速度運動で、
一般相対論の範疇であり、特殊相対論では語れない。

とにかく、戻ってきた方が若いのは理論的には正しいわけで、もし光速に近い飛行ができれば(その中で生き延びれれば)
未来に行ける(ゆっくりと時間が経過するので若いまま長生きする)ことになる。



私のつたない知識によれば、光速に近い運動をした場合、この映画やSWシリーズや、SF映画でよく見られるような、
光が流れていくようには見えないはず。光速に到達した場合も視界全面が真っ白になるのではない。いずれも逆。

つまり、光速に近づくにつれ、周りや通り過ぎた星の光は赤方偏移して徐々に見えなくなり、正面の星の光は青方偏移する。
光速に到達すると周りは真っ暗になり正面だけが明るく青く輝く、と思っているが、そういう表現のSFに出会ったことはない。

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