大相撲三月場所、十日目

十日目。


今場所の優勝争いに大きく影響するであろう一番、高安対貴景勝。
激しい突っ張り合いから一転、互いに頭を付け合い膠着状態となり約２分。
先に動いたのは貴景勝。
けたぐりを見せたが効果なく、逆にまわしを取られて不利な体勢に。
そのまま上手投げで土俵に転がった。
高安は９勝１敗の単独トップ変わらず。貴景勝は６勝４敗となった。

朝乃山はうまく取って隆の勝をすくい投げに破り、正代はぎりぎりで妙義龍を引き落とし（決まり手は肩透かし）
今日もまた大関陣全勝はならなかった。
１０日間の合計では１８勝１２敗、勝率６００。

照ノ富士は志摩の海を土俵際に追い詰めながら、うまく回り込まれ捕まえた途端に突き落とされて苦杯。
７勝３敗となった。
千代の国も負けたため２敗はいなくなり、高安のリードは２となった。
３敗は、照ノ富士、千代の国の他、朝乃山、翔猿の４人。

残り５日間。
このまますんなり高安の優勝となるのだろうか。
高安の対戦相手、明日は正代。正代も勝ち越すためには是が非でも勝ちたいところ。
残る役力士は隆の勝のみ。
残り４力士が番付上位からだとすれば、北勝富士、若隆景、妙義龍、隠岐の海だが・・・