新型コロナウィルス感染者情報（2020/2/26）

先日ご紹介したレコードチャイナの新型肺炎 最新統計情報によれば、
２０２０／２／２６　２１：３９の情報で中国全体の死者は２７００人を超えた。

全世界の死亡者に占める割合は９８％。死亡率は３．５％と高止まり。
主たる要因は武漢で４．４％。
武漢を除けば湖北省でも３％で、湖北省以外の中国は０．８％となる。

タレントで元知事の某氏が先日ＴＶで中国の感染者数は信用できない、実際には１０倍いると言われていると発言。
影響力のある有名人が、不用意にＴＶでそういう発言をしてもいいものかは気になった。
こちらはその発言の真偽を検証する術を持たないし、ネガティブ情報は容易に脳裏に刻まれる。

実際問題としては、大勢の重症者で大混乱している中でどこまで正確に把握しているのかは疑問だ。
無症状感染者までは把握できないわけだし、軽症者はカウントされていない可能性がある。
だからと言って、「１０倍」というワードを軽々に口にしていいのかは疑問だ。

隣国では一時期、感染者の行動を事細かく発表していて（現在もしているかは不明）日本がそこまではしていないことを
非難する向きもあったようだが、そんなことを調べる暇があったら本業に専念した方が良いとの正論もある。

ま、それはともかく、死亡率の推移を見てみると次のようなグラフになった。


中国以外は母数が少ないので、少しの数字の変動が率に大きく響く。

日本では現在のところ６名の死亡者が出ている。
うち４名はクルーズ船乗客。
国内初の死者は、湖北省からの中国人旅行者を乗せ感染したタクシー運転手の義理の母で８０代。
２／１３に死亡。
２人目は北海道、函館市在住の高齢者出２／２５に死亡。
死亡後の２／２６に感染が判明している。
遺族の意向で年齢性別は今のところ発表されていない。
渡航歴も感染者との接触もないらしい。