先の記事で床に落下している蛹のことに触れた。
黄色い丸印の中に茶色い蛹が転がっている。
割り箸にくっつけてあったのが落ちたようだ。
なんでこうなったかと言うと、
そもそもの発端は、こういう形で前蛹になったから。
(緑が前蛹、黄色は幼虫が吐いた糸)
これではふたが開けられない。
とは言え、羽化するまでそのままにできれば問題ないわけだが、
事件は、9/15朝早くに起こった。
別の蛹が羽化してしまったのだ。
この時はほかにも幼虫がいて成虫が暴れるので怒りまくって、
臭角を出している。(黄色い丸)
件の前蛹は、端っこに半分ほど写っている。(青丸)
この時に成虫を外に出すため蓋を開けたら、蓋側の糸が外れて宙づりになった。
このままではまずいのでとりあえずは成虫を出し、
掃除などした後、紙を当てて両面テープで固定した。
ところが翌日には最後の脱皮をしてさなぎになった時に床に落下してしまった。
この場合、焦ってすぐ助けてはいけない。
蛹になってすぐは、まだ殻が柔らかく傷つきやすい。
いったん傷ついた殻からは体液が浸みだし、命を落としてしまう。
彼らは血管系が無く、傷ついたらお終いだ。
1日たてば殻は固くなり触っても大丈夫になる。
そこで、両面テープを利用して枝にくっつけた。
ところで、蛹も全く動かないわけではなく、刺激が加わると体を振ったりする。
ただし、これは蛹の殻の中でまだ意識がある時のことで、
構造変化中など意識が無いような場合は全く動かない。
多分何回か体を振ったんだろう。
両面テープから外れて落ちてしまった。
もう一度同じ枝に付けたがやはり落ちた。
そこで割り箸に両面テープで固定したがこれもダメ。
(何度かうまくいった経験あり)
今朝の羽化した成虫にぶつけられた可能性はあるが、
その程度で落ちるようではだめだ。
(黄色い丸の中に落ちた蛹)
最後の手段、紙で蛹ポケットを作りそこに差し込んだのがトップ写真。
ポケットは深い方が安定するが、きっちりで深いものにすると、
羽化するときに殻が広がらずうまく出れない。
成虫は短時間に殻から抜けないと翅が伸びきる前に乾燥して固まり、
飛べなくなってしまう。(これも経験あり)
今回は柔らかめの紙で大きめ(=ゆるゆる)に作ってあるし、
やや短め(=浅め)にしてあるのでたぶん大丈夫。
8日後が楽しみでもあり、心配でもあり。
黄色い丸印の中に茶色い蛹が転がっている。
割り箸にくっつけてあったのが落ちたようだ。
なんでこうなったかと言うと、
そもそもの発端は、こういう形で前蛹になったから。
(緑が前蛹、黄色は幼虫が吐いた糸)
これではふたが開けられない。
とは言え、羽化するまでそのままにできれば問題ないわけだが、
事件は、9/15朝早くに起こった。
別の蛹が羽化してしまったのだ。
この時はほかにも幼虫がいて成虫が暴れるので怒りまくって、
臭角を出している。(黄色い丸)
件の前蛹は、端っこに半分ほど写っている。(青丸)
この時に成虫を外に出すため蓋を開けたら、蓋側の糸が外れて宙づりになった。
このままではまずいのでとりあえずは成虫を出し、
掃除などした後、紙を当てて両面テープで固定した。
ところが翌日には最後の脱皮をしてさなぎになった時に床に落下してしまった。
この場合、焦ってすぐ助けてはいけない。
蛹になってすぐは、まだ殻が柔らかく傷つきやすい。
いったん傷ついた殻からは体液が浸みだし、命を落としてしまう。
彼らは血管系が無く、傷ついたらお終いだ。
1日たてば殻は固くなり触っても大丈夫になる。
そこで、両面テープを利用して枝にくっつけた。
ところで、蛹も全く動かないわけではなく、刺激が加わると体を振ったりする。
ただし、これは蛹の殻の中でまだ意識がある時のことで、
構造変化中など意識が無いような場合は全く動かない。
多分何回か体を振ったんだろう。
両面テープから外れて落ちてしまった。
もう一度同じ枝に付けたがやはり落ちた。
そこで割り箸に両面テープで固定したがこれもダメ。
(何度かうまくいった経験あり)
今朝の羽化した成虫にぶつけられた可能性はあるが、
その程度で落ちるようではだめだ。
(黄色い丸の中に落ちた蛹)
最後の手段、紙で蛹ポケットを作りそこに差し込んだのがトップ写真。
ポケットは深い方が安定するが、きっちりで深いものにすると、
羽化するときに殻が広がらずうまく出れない。
成虫は短時間に殻から抜けないと翅が伸びきる前に乾燥して固まり、
飛べなくなってしまう。(これも経験あり)
今回は柔らかめの紙で大きめ(=ゆるゆる)に作ってあるし、
やや短め(=浅め)にしてあるのでたぶん大丈夫。
8日後が楽しみでもあり、心配でもあり。