そもそも家電なるもの、できるだけ多くの人に使ってもらおうとして製造しているだろうが、
完全に万人向けではなく、重宝する人もいればいらないと思う人もいて当然。
便利グッズだって、便利だ!と喜ぶ人もいれば、これだけのことにこんなものをと思う人もいる。
いまトピでは、ネット上で話題になっていることをピックアップして載せているが、
よりキャッチーな刺激的なタイトルで読者にアピールしようとすることも理解したうえで、
「絶対に買ってはいけない」というほどのことではないだろうと突っ込んでみる。
かくいう私もこの刺激的なタイトルにひかれて記事を読んだわけだが。
元記事を見ると「買って後悔した家電」「ウキウキ買ったのにすぐ使わなくなった」とあり、
その表現なら十分納得。
で、肝心の「買って後悔した家電TOP5」と記事によれば次の通り。
1.材料の計量が手間すぎる「ホームベーカリー」
2.子どもの成長で出番が激減「ホットプレート」
3.便利だと思ったら……「フードプロセッサー」
4.続かなかった手作りスムージー「ジューサー」
5.準備が手間「たこ焼き器」
*
以下、私見。
*
ホームベーカリーの計量が面倒という人は、おそらくケーキはもちろんクッキーも作らないんでしょう。
ケーキの軽量のシビアさに比べれば、パンの計量はかなりアバウト。
粉と水の量はきっちり図る必要がありますが、砂糖、バター、イースト菌はそこまで厳密ではありません。
むしろ、各分量を多めにしたり減らしたりしてパンの固さなどを調節できます。
バターでなくマーガリンでも大丈夫だし、水の代わりに牛乳や豆乳を入れたり、ニンジンや果物のジュース
を入れて変化を楽しむこともできます。
ホームベーカリーなしでパンを手作りしようとするとかなり高等技術がいります。
クッキーの比ではない。
こねも大変ですが、何より一次発酵、二次発酵と時間と手間がかかり面倒くさい。
それらを自動でやってくれるので技術いらず手間いらず、大変助かります。
ただし、パンを「買うより安く上げたい」と思って買うと失敗です。
大量生産で売っているパンの方が絶対安い。
ホームベーカリーのメリットは、
・焼き立てが食べられる
・変わり種パンが作れる
ことでしょうか。
また、焼きまではやらず、こね、発酵でとどめ、あとは手で成形していろいろなパンを作ることもできますが、
オーブンが必要になります。
うちでは長年ホームベーカリーを使っていましたが、パッキンが壊れて代替部品もなく直すのはあきらめました。
新しく買いたいのですが、ゴパン(コメからパンを作るタイプ、高い)が欲しいのでまだ買ってません。
いずれにしてもそこそこの価格がするので、コスパ重視だと難しい状況です。
現在の経済状況が「うまいが高い」よりも「味はいまいちだが安い」を欲しているので。
なお、米からパンを焼くものには、米粉から作るタイプと米からでも作れるタイプがあります。
*
ホットプレートは普段使いしますね。
焼き物が多いです。
その場で焼いて熱々を食べるのがおいしい。
ホットケーキはホットプレートでは作りません。
お好み焼きは作ります。
プレートがたくさんついているものがありますが、それはちょっと考えた方がいい。
ダメというのではなく、多ければ多いほどいいというわけではない。
プレートの大きさが固定なので家族構成や好きな料理をよく考えて買わないと、用途によっては
大きすぎたりして使わないプレートが出ます。
*
フードプロセッサーも普段使い家電です。
かみさんが餃子の餡を作るときによく使っています。
大根おろしがたくさんいるときは便利です。
野菜のみじん切りも簡単にできますから、ハンバーグやお好み焼きにも使えます。
ハンバーグが手軽と聞いて買ったけど・・・という人はもともと作らないんでしょう。
ただこれも家族構成やよく作る料理を考えてサイズを選んだ方がいいと思います。
でかい方が何かと便利というわけではない。
「大は小を兼ねる」ものばかりではありません。
*
ジューサーはいろんなタイプがありますが、うちにあるものは洗うのが面倒であまり使いません。
出来上がりはおいしいのですが、フィルターに搾りかすが詰まって取れにくい。
スムージーは一時流行ったときに作りましたが、ジューサーは使いません。
使うのはミキサーですね。
それにスムージーは飽きます。
いろんなスムージーのレシピを見ても結局は果物ジュースに野菜が混ざっているだけのような気がして
野菜を直に摂った方がバラエティに富むし、味にも変化がつけられる。
スロージューサーなら買ってもいいと思ってますが、高いのでちょっと難しい。
*
最後はタコ焼き機。
失敗例では理由を準備が面倒としてるいます。
具材の準備が大変なのかと思いきや、油引きやピックを買いそろえる必要があって準備が大変、とか。
しかし、実際には油引きもなくていいし、ピックも竹串など別のもので代用できます。
家庭用のタコ焼き機と言えば8個から16個くらいのものだと思いますが、特にテクニックもいらないし、
テフロンなどの加工がしてあるものが多くこびりつきもしないので簡単です。
上記の家電と比べても後片付けが面倒というほどではありません。
結局のところ、本体が安いと思って買ったのに、油引きやピックで思わぬ出費を強いられたってことでは。
関西では各家庭に1台はあるといわれるタコ焼き機ですが、昨年のある調査では、家庭普及率1位は兵庫県、
2位が大阪府でともに8割越え。
関東では少ないと思われがちながら、茨城県が3位、東京都が5位でともに7割を超えていました。
(母数が少ない調査なので精度はどうなのかな、という気はしますが)
なお、業務用のタコ焼きは格段に難しく「家庭用でうまく作れる」程度では業務用は手に負えません。
*
以上、どれも絶対買わない方がいいというのはもちろん、買って損したというほどではないけど
すべての家電が全ての人便利をもたらすわけではありません。
そもそも料理(調理)が嫌いとか、手の込んだものは作らないのであれば、
面倒な料理が簡単に作れる調理器具は不要です。
「パンは安いもので十分」「タコ焼きは作るものではなく買うもの」であれば、器具などいらないわけです。
うちには魚干しかご(魚だけでなくほかのものも干せますが)があり、自家製干物を作りますが、
干物なんか作らない人にとっては無用の長物です。
干物がしたいと思っても、普段魚を捌いたり開いたりしない人がいきなりやろうとしたら面倒で
時間もかかるし、汚れるし、後片付けが大変です。
やったとしても一回やっては見たけどあとは棚の奥ってことになるんじゃないかな。
昔は使わない家電と言ったら、ズボンプレッサーや餅つき機がノミネートされてましたけど、
中身は違えど毎度この話題は尽きませんね。
完全に万人向けではなく、重宝する人もいればいらないと思う人もいて当然。
便利グッズだって、便利だ!と喜ぶ人もいれば、これだけのことにこんなものをと思う人もいる。
いまトピでは、ネット上で話題になっていることをピックアップして載せているが、
よりキャッチーな刺激的なタイトルで読者にアピールしようとすることも理解したうえで、
「絶対に買ってはいけない」というほどのことではないだろうと突っ込んでみる。
かくいう私もこの刺激的なタイトルにひかれて記事を読んだわけだが。
元記事を見ると「買って後悔した家電」「ウキウキ買ったのにすぐ使わなくなった」とあり、
その表現なら十分納得。
で、肝心の「買って後悔した家電TOP5」と記事によれば次の通り。
1.材料の計量が手間すぎる「ホームベーカリー」
2.子どもの成長で出番が激減「ホットプレート」
3.便利だと思ったら……「フードプロセッサー」
4.続かなかった手作りスムージー「ジューサー」
5.準備が手間「たこ焼き器」
*
以下、私見。
*
ホームベーカリーの計量が面倒という人は、おそらくケーキはもちろんクッキーも作らないんでしょう。
ケーキの軽量のシビアさに比べれば、パンの計量はかなりアバウト。
粉と水の量はきっちり図る必要がありますが、砂糖、バター、イースト菌はそこまで厳密ではありません。
むしろ、各分量を多めにしたり減らしたりしてパンの固さなどを調節できます。
バターでなくマーガリンでも大丈夫だし、水の代わりに牛乳や豆乳を入れたり、ニンジンや果物のジュース
を入れて変化を楽しむこともできます。
ホームベーカリーなしでパンを手作りしようとするとかなり高等技術がいります。
クッキーの比ではない。
こねも大変ですが、何より一次発酵、二次発酵と時間と手間がかかり面倒くさい。
それらを自動でやってくれるので技術いらず手間いらず、大変助かります。
ただし、パンを「買うより安く上げたい」と思って買うと失敗です。
大量生産で売っているパンの方が絶対安い。
ホームベーカリーのメリットは、
・焼き立てが食べられる
・変わり種パンが作れる
ことでしょうか。
また、焼きまではやらず、こね、発酵でとどめ、あとは手で成形していろいろなパンを作ることもできますが、
オーブンが必要になります。
うちでは長年ホームベーカリーを使っていましたが、パッキンが壊れて代替部品もなく直すのはあきらめました。
新しく買いたいのですが、ゴパン(コメからパンを作るタイプ、高い)が欲しいのでまだ買ってません。
いずれにしてもそこそこの価格がするので、コスパ重視だと難しい状況です。
現在の経済状況が「うまいが高い」よりも「味はいまいちだが安い」を欲しているので。
なお、米からパンを焼くものには、米粉から作るタイプと米からでも作れるタイプがあります。
*
ホットプレートは普段使いしますね。
焼き物が多いです。
その場で焼いて熱々を食べるのがおいしい。
ホットケーキはホットプレートでは作りません。
お好み焼きは作ります。
プレートがたくさんついているものがありますが、それはちょっと考えた方がいい。
ダメというのではなく、多ければ多いほどいいというわけではない。
プレートの大きさが固定なので家族構成や好きな料理をよく考えて買わないと、用途によっては
大きすぎたりして使わないプレートが出ます。
*
フードプロセッサーも普段使い家電です。
かみさんが餃子の餡を作るときによく使っています。
大根おろしがたくさんいるときは便利です。
野菜のみじん切りも簡単にできますから、ハンバーグやお好み焼きにも使えます。
ハンバーグが手軽と聞いて買ったけど・・・という人はもともと作らないんでしょう。
ただこれも家族構成やよく作る料理を考えてサイズを選んだ方がいいと思います。
でかい方が何かと便利というわけではない。
「大は小を兼ねる」ものばかりではありません。
*
ジューサーはいろんなタイプがありますが、うちにあるものは洗うのが面倒であまり使いません。
出来上がりはおいしいのですが、フィルターに搾りかすが詰まって取れにくい。
スムージーは一時流行ったときに作りましたが、ジューサーは使いません。
使うのはミキサーですね。
それにスムージーは飽きます。
いろんなスムージーのレシピを見ても結局は果物ジュースに野菜が混ざっているだけのような気がして
野菜を直に摂った方がバラエティに富むし、味にも変化がつけられる。
スロージューサーなら買ってもいいと思ってますが、高いのでちょっと難しい。
*
最後はタコ焼き機。
失敗例では理由を準備が面倒としてるいます。
具材の準備が大変なのかと思いきや、油引きやピックを買いそろえる必要があって準備が大変、とか。
しかし、実際には油引きもなくていいし、ピックも竹串など別のもので代用できます。
家庭用のタコ焼き機と言えば8個から16個くらいのものだと思いますが、特にテクニックもいらないし、
テフロンなどの加工がしてあるものが多くこびりつきもしないので簡単です。
上記の家電と比べても後片付けが面倒というほどではありません。
結局のところ、本体が安いと思って買ったのに、油引きやピックで思わぬ出費を強いられたってことでは。
関西では各家庭に1台はあるといわれるタコ焼き機ですが、昨年のある調査では、家庭普及率1位は兵庫県、
2位が大阪府でともに8割越え。
関東では少ないと思われがちながら、茨城県が3位、東京都が5位でともに7割を超えていました。
(母数が少ない調査なので精度はどうなのかな、という気はしますが)
なお、業務用のタコ焼きは格段に難しく「家庭用でうまく作れる」程度では業務用は手に負えません。
*
以上、どれも絶対買わない方がいいというのはもちろん、買って損したというほどではないけど
すべての家電が全ての人便利をもたらすわけではありません。
そもそも料理(調理)が嫌いとか、手の込んだものは作らないのであれば、
面倒な料理が簡単に作れる調理器具は不要です。
「パンは安いもので十分」「タコ焼きは作るものではなく買うもの」であれば、器具などいらないわけです。
うちには魚干しかご(魚だけでなくほかのものも干せますが)があり、自家製干物を作りますが、
干物なんか作らない人にとっては無用の長物です。
干物がしたいと思っても、普段魚を捌いたり開いたりしない人がいきなりやろうとしたら面倒で
時間もかかるし、汚れるし、後片付けが大変です。
やったとしても一回やっては見たけどあとは棚の奥ってことになるんじゃないかな。
昔は使わない家電と言ったら、ズボンプレッサーや餅つき機がノミネートされてましたけど、
中身は違えど毎度この話題は尽きませんね。
12月だから当然ですが、空気が冷たくなりましたね。
>うちには魚干しかご(魚だけでなくほかのものも干せますが)があり~
うちは海沿いの町なので、やはり一家に一台という感じで魚干しかごがあります。
更にご近所さんが、普通の丸いピンチハンガーを使っています。さばいたイカが何枚も洗濯バサミで形よく広げられ、くるくると風に吹かれて回る姿を初めて見た時は、ナイスアイデア!と思いました。
家電もですが、結局その人が必要とする使いかたができるかどうか?になりますね。
自家製干物の方がおいしく感じるのはなぜでしょう。
>イカが何枚も洗濯バサミで形よく広げられ
TVでしか見たことがありません。
真似してみたいと思いましたが、最近イカが高くて。
必要だから買うのは納得ですが、良さそうとか便利そうとかだけで買うと危うい。
ま、買いたくなるように仕向けるのが商売でしょうが。