イトーヨーカドー木場店の駐車場システム変わる

久しぶりになるかな、イトーヨーカドー木場店に車で行った。

事前告知があった記憶は全くないが、駐車場のシステムが更新されていた。

まず気づいたのは、入り口ゲートに発券機がないこと。
バーが開いていたかその時開いたかははっきりしないが、とにかくそのまま入れた。

駐車料金が発生する可能性があるのに発券機がないということは、
ナンバーを自動認識しているということ。
ただし、発券機があってもナンバーを自動認識していないということではない。
ナンバーを認識後、駐車券にその番号を印字して発券するところが多い。

駐車料金の規定があって駐車券を発行しないところは滅多になく、
知る限りイオンモール幕張新都心ぐらい。

どういうやり方になったのかは気になるところで、リーフレットでも置いてあれば
すぐに理解できるところだが、見当たらなかった。

駐車場から店内に入ると、自動精算機が置いてあり、自車のナンバーを入れて精算する。

最初の２時間は無料、１０００円の買い物でさらに１時間、２０００円の買い物か
映画鑑賞でさらに１時間の合わせて２時間無料（合計４時間）となる。
従来は「どなた様も４時間無料」だったので実質値上げになる。

レジや映画館の窓口で「駐車券を・・・」などと言えば、ＱＲコードが印刷された券をくれる。
映画鑑賞の場合は「２時間券」ではなく「１２０分券」がもらえる。

ただ、この説明ではレシート合算できるのか、できるとすればどうやるのかなどは不明。
操作説明員などおかず、説明の紙を配る方がずっと楽ちんだし、経費節減になると思うけどね。
でかでかと貼っておくとかでもいい。

ちなみに、ららぽーと豊洲では、レシート合算と言うか累計ができるが、
レシートをまとめてどこかに見せるのではなく駐車券をレジ精算の際に渡すと、
その場で（駐車券のシステム上で）合算処理するようになっている。

さて、出庫時は自動精算機を使う。
操作説明員、あるいは補助員がいて、わからなければ教えてくれる。
人はずっと置くわけではなく当面だとは思うが、人件費の無駄遣いだよね。

最初に自車のナンバー、４桁を入力すると、入庫時に撮影された自車の写真が
ディスプレイに表示されるので、ＯＫだったか、次へだったか忘れたが、ボタンを押すと
料金が表示される。２時間以内だと０円だ。

ただ、この際偶然にも同じナンバーの車がいたらどう表示され、どう確定させるのかはよくわからない。
そう滅多やたらと同じナンバーの車がいるとは思えないが、同じナンバーの別の車は見たことがある。
偶然同じことはあり得るし、希望番号で、例えば８８－８８などの人気番号だとダブる確率は上がる。

さて、２時間超の場合は料金を支払うか、サービス券を使う。
自動精算機の左やや下にある読み取り部にサービス券をかざす。
読み取り部はへこんでいるのでサービス券を差し込むが反応しない。

説明員がすかさず「券は縦にしてください」と教えてくれる。
縦で読ますなら穴にせず平らにしとけよ、と心でつぶやく。

この辺りはコンビニの発券機などのＱＲコード読み取り器のほうが分かり易い。

ともかく、サービス券が認識されれば料金が減額され、０円になればそれでＯＫ。

サービス券はこんな感じとここに載せたかったが、説明員がここに捨ててください、
と機械わきのごみ箱を指示するのでやむなく捨ててきた。

出口のゲートは締まっていたが車の接近で認識され、ゲートは自動的に開いた。

ゲートが自動的に開くのは最近は普通になった。
こちらもナンバーの認識の仕掛けが必要だが、時間短縮に効果があると思われる。

システム変更の目的は
（１）入出庫時間の短縮
（２）駐車券紛失対策
（３）駐車券発行にかかる費用と廃駐車券処理費の削減
（４）駐車券のサービス処理（従来はレジで実施）の削減
などだと思われる。

１、２、３は確かに効果がありそうだが、サービス券発行の手間は従来より面倒になり、
出庫時の精算機の操作も面倒くさい。

私自身は特段困ることはなかったが、操作がわからず手間取ったり、操作ミスで固まったり、
他人の車の清算をしてしまったりとかのトラブルが発生した時はどうするのかが気になった。
いつまでも操作説明員を置くわけにもいかない。

こういう「素人」に操作をゆだねるシステムの場合、「フールプルーフ」や「フェイルセーフ」
と言ったミスしにくい、あるいはミスしても重大な事態に陥らない仕組みが大事だが、
どこまでそういった配慮がされているのかは大いに気になるところだ。

個人的には駐車券を発行した方が何かと分かり易いとは思う。
ららぽーと豊洲なんかは駐車券をなくしてもサービスカウンターで再発行できるしね。