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映画「アメリカン・スナイパー」@109シネマズ木場

2015-02-25 01:18:59 | 映画感想
2015/2/21、109シネマズ木場、シアター1。
話題作の公開初日とあって結構な入りで、良い席はかなり早い段階から満席。
F列を選択。G列でもいいかも。



ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー。

**

冒頭は予告編で何度も見たシーン。
屋上から様子をうかがうクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。
親子連れが家から出てきて母親が少年に爆弾のようなものを持たせる。
司令部は確認できず、カイルに判断をゆだねる。
果たして撃つのか、撃たないのか。



クリスの父は敬虔なクリスチャンで、世の中には3つのタイプの人間がいると教える。
か弱い羊、羊を襲う狼、そしてその狼に立ち向かい羊を守る牧羊犬(シープドッグ)。
いじめられる弟を敢然と助けるカイルに父はお前はシープドッグだ、と言った。

成長したカイルは、弟のジェフとともにロディオのプロとして活躍していたが、
1998年、アメリカ大使館に対する爆弾テロのニュースを見たカイルは
正義感に駆られ、意を決して海軍に入隊、シールズの訓練を受けることになる。

厳しい訓練に耐えられず脱落する者も出る中、クリスは耐える。

訓練でカイルは特に射撃の能力に長け狙撃兵となる。
また、バーで知り合ったタヤ(シエナ・ミラー)と恋仲になり、やがて結婚する。

2001/9/11、例のテロ事件が起こり、アメリカは「アフガニスタン侵攻」を決意する。
カイルはタヤの結婚式の式上、シールズに出動命令が下る。



クリス・カイルは都合4回イラクに派遣され、狙撃兵として、
時には歩兵として敵と対峙する。

カイルは着実に敵を倒し、やがて仲間内でカイルを「レジェンド」と呼ばれる。
しかし、敵にも抜群の精度で見方を倒す狙撃兵がいた。

シールズにアルカイダNo2のザルカウィの捜索命令が出るが、
その過程でザルカウィの片腕でブッチャーと呼ばれる男を追うことになる。

仲間の負傷、死。
期間後もPTSDになり、妻との会話もすれ違い。
はたしてクリス・カイルに平和な時間は訪れるのだろうか。



実在のSEALsのスナイパー、故クリス・カイルの物語。

近年の戦争映画の例に漏れず、リアリティ重視、

エンディングでは実際のクリス・カイルの葬儀の模様が映し出された。
結末をどう描くのか気になったが、字幕でのみの説明となっていた。
遺族に配慮して最後のシーンは描かなかったと言われる。

戦地と本国のギャップ、心を病み、平和な世界での疎外感から再び戦地に赴く。
「ハート・ロッカー」と同種の展開ではあるが、あちらはフィクション。

劇中、負傷失明して帰還しカイルの4度目の出兵時に死亡していた
ライアン・”ビグルス”・ジョブは実際には結婚し、
カイルの帰還後もしばらく交流があったらしい。

カイルが失明したビグルスの要望で車いすを押して
星条旗の見える場所に連れて行ったこともあるらしい。
ビグルスはその後程なくして長女が産まれる直前に死亡したそうだ。(Wiki参照)



アフガンやイラクを扱った戦争映画は「ハート・ロッカー」をはじめとして
作品の良し悪しにかかわらず興行的にはヒット作が少ない。

本作の興収は3億ドルを超え、戦争映画、クリント・イーストウッド監督作品、
ブラッドリー・クーパー主演映画の歴代最高を記録している。

そのブラッドリー・クーパーはいつもの彼よりかなり太って見えた。
あまり詳しく語られていないが、恐らくは役作りのために
体重を増やしたものと思われる。

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