難易度の高かった26-2の問題ですが、過去問(全64回分)と漢検漢字辞典・四字熟語辞典で満点を取れるのかを考える、その(2)です。
(六)熟字訓・当て字
漢検漢字辞典に掲載の問題ばかりです。2,000とも3,000ともあると言われる、熟字訓・当て字を全部覚えれば、満点はとれます(-_-;)
(七)熟語の読み一字訓の読み
過去問、漢検漢字辞典の範囲で満点がとれます。
漢検漢字辞典(第2版)を旧版と比較しながら読み進めていますが、「訓読み」が多くなったのに吃驚しますよ。例えば、【けわしい】旧版の音訓索引には12字載っていますが、新版では23字です。ほんの一例で、なにしろ音訓索引の頁が、初版の103頁に対し第2版では136頁もあるのです。旧版の辞典には、掲載のない訓読みがありましたから、1級用漢字音訓表の訓読みを全て網羅したのでしょうが、あまりにも多いので焦ります。
(八)対義語・類義語
漢検漢字辞典と過去問(※)しかやっていませんが、満点とれます。現実は2問も誤答してしましましたが……
※「完全征服 1級(廃版?)」、「漢検1級 分野別精選演習」、「本試験型 漢字検定1級試験問題集」この3つも含めます。なお、「頻出度順 漢字検定1級」はダメな参考書と断定しています。
(九)故事・成語・諺
この問題は漢検漢字辞典と過去問では満点は取れません。せいぜい5~6問の正解でいっぱいいっぱいでしょう。負け惜しみで言いますが、4 「桑楡且に迫らんとす」 5「湯の辞儀(宜)は水になる」 9「尺蚓堤を穿てば能く一邑を漂わす」 10「目、鏡を失えば即ち以って鬚眉を正すことなし」…これらはホントに故事・諺なんですか?
この問題の対策には、故事・諺が4万3千項目が掲載されているという、「故事俗信 ことわざ大辞典 第2版」を読破してください(・ω<)
やらんわい!
(十)文章題
7 【貪利】は漢検漢字辞典にはなく、過去問に【貪吏】があり、同じようにひっかかった人は多いと思いますが、想像力で正答に辿りつけた問題でしょう。4 【インユ/因由】…この【因由】、てっきり協会の創作熟語かと思っていましたが、漢検漢字辞典には掲載はないが、この熟語実際にあるんですね。
文章題問題、漢検漢字辞典と過去問では、【因由】の正答はできないでしょう。
(一)~(十)まとめ
前半の(二)書き取りで1問【励()声】、後半(裏頁)(九)故事・成語・諺では4問が、漢検漢字辞典と過去問だけでは正答できない。ということは、漢検漢字辞典と過去問で190点は「可能」だということです。
それでは自己採点との30点以上の差は、なぜ生じたのか?
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