今年も いわゆる関西合運を見せてもらいにゆきました。
これは関西の10の鉄道模型クラブ(HO主体)が集まって、運転会を開いているもので、私はメンバーではないので、ゲストとして名前を登録して参加させていただきました。
京阪電車の私市駅で下車。
駅舎にトーマスの絵がありますが、駅の中には
トーマスが居ました。
車内にもトーマスの絵があります。 このトーマス、すごいんです。HNモジュール運転会で素晴らしい車両?を見せても誰も感心しないのですが、トーマスを走らせると、観客みんな寄ってきます。 世界で最高に人気のある機関車なんです。
さて、運転会場。 初めに見せていただいたのがこのE10です。
これは、自作です。 購入した部品は先輪とカプラーのみだそうです。ということは車体はもちろん、コンプレッサーや汽笛、発電機などもすべて自作。 もちろん、5つの動輪も自作です。
作られた方は御歳 90歳の方で、今年作られたとのことで、昔の作品ではありません、90歳での作品です。
これ全部自作です。 キットなんかではありません。 モーターは200円ぐらいのジャンク品。
C53は製作中 3シリンダーの真ん中のシリンダーも作っていました。
これは作りかけの動輪、 真鍮パイプでタイヤを作ってスポークは厚板から切り出しています。 絶縁部分はハガキの紙を挟んでいる。
作った方は鉄道模型のレジェンド、坂本衞さんです。 お元気です、このお年で細かいパーツまで見えるんだ、糸鋸も使えるんだ、細かいハンダ付けもできる。すごい。
このE10を手渡されて、落としてもいいよ、また作るから、と。 余裕の人です。
でも、もう何回もお会いしたり食事もしているのですが一向に覚えてもらえません。
E10を置いている台は 13ミリゲージ同好会のレイアウト。 後ろに快適に列車が走ってきました。 ちゃんと乗客が乗っているんだ。
この会場以外に2階と隣の建物にもレイアウトがたくさんあります。 一番手前が京都トンネルクラブ、16.5mmと13mmのエンドレスがあります。
今年から各クラブの配置が変わって脱線会がこの体育館にきていました。 でも、少し人が少ない感じ。 そういえば今年からゲストは入場料を取られることになったのでその所為かもしれません。
今年も三木さんのナローのレイアウトは健在でしたが、車両も展示されていました。 後ろのレイアウトはどうりんです。
JORC関西はOゲージですが、この部分はHOゲージ
コンテナの形をしたコントローラー、電圧電流も表示されて、これを工作台の横に置いておくととても便利とのこと。なるほど、欲しい。 市販されているらしいです。
後ろの機関車達は、特殊な3条ウオームギアを用いていて、逆からも回転させられるので、電気を切ってもしばらく走ると言う優れもので、エネルギー効率も高く電流が0.1Aで線路も汚れない、しかも音が静か。 ですからわざとDCCにしないで、静かな運転で線路のジョイント音を楽しむという。 本当に静かにスムーズに走っていました。
この方、貫名さんにメールを送れば、この辺りのパンフレットを送っていただけるとのことです。 この方もすごい人です。似顔絵そっくりで、知っておられる方も多いと思います。
JORC関西のOゲージです。 大きな機関車がサウンドを鳴らして自動運転で行ったり来たりしていました。
迫力はHOとは桁違いです。
青いベースはゼネラルトレインズのレイアウトで、この青いボードが優れもので、軽いし吸音効果もあって、静かに列車が走り回っていました。青い部分は布のような材料です。
脱線会。 典型的な運転用のレイアウトです。 ここの親方は私の家の近所の人、 私より年上なのでさすがに、パワーは無くなってきていましたが、このレイアウトは自宅に収納しているとの事。 豪快な人です。
? 見たことがあるような見たことがないような? 塗装をトワイライトに変えたEF510でしょうか。校友会ですが、ここでもOJのコンテナについて、長ーい説明を受けたり、みなさん親切に話をしてくれます。
このトライライトについていろいろと説明されているのは、この会場から一番近いところに住んでいる人。 多分この会場の確保はこの方のおかげです。
昼食はこのクラブの方と一緒でした。 まあ、模型や本物についての色々な話、初めての人でも模型つながりですぐに親しくなります。
トロリークラブはカラフルな電車を並べていました。 先日テレビの旅番組でもやっていた南海電車の「めでたい電車」です。 番組ではこの電車に乗って加太駅に行ったらそこで帰らずに、友ヶ島に渡って欲しい。 珍しいものがたくさんありますと言っていました。
ともかく、綺麗な電車は目をひいて良いです。
トロリーもありますが、今回はめでたい電車以外に南海の電車が多い。 皆さん頑張って作ってきているんだ。
うしろではトロリーの親方と、校友会の親方が歓談。
1/87のクラブHOJCです。 この列車が淡々とエンドレスを走っていましたが、
内側には情景付きのモジュールがつながっています。 これはお一人の作品で毎年出ていますが、今年は渋い明治の編成が、1号機関車でしょうか?
サウンドDCCです。 でも少し走行にムラがありロッドがおかしいんと違う?とか声をかけたりして。
この関西合運ではほとんどDCCをやっているクラブは少ないのですが、このクラブは昔からやっている。 でもね、自作に近いコントローラーは使いづらそうで、HNモジュールで使っているようなヨーロッパもののコントローラーを使えば良いのにと思うのは違うんです。 DCCコントローラーを作るのも楽しみだそうだからです。
関西鉄道模型クラブは広々としたレイアウトで道床もしっかりしています。
快走しています。 気持ちが良いです。
EF64の重連が長いタンカーを牽いています。 ダイナミックです。
ヤードで珍しい車両を見つけました。 「なにわ」です。 作者に聞くとカトーの客車をベースに作ったが、展望部分は本物と同じ構造にして、云々、 本物の構造を知らないので説明されてもよくわかりませんでしたが、みなさん其々、思い入れを持って模型を作られ楽しんでおられるのがわかりました。
情景があるHNモジュールとはかなり違いますが、やはり同じ模型仲間、いろいろ役立つ情報が得られたと言うよりも、一緒に楽しませていただきました。
レイアウトやこういう大きくて重そうなコントローラを持ってきて楽しませて下さった皆さんに感謝です。
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