Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

家の話。

2005-11-17 06:05:16 | Weblog
こいつらが僕らのマンゴー泥棒。
ふと見ると、体長20センチくらいのベイビーが誕生してた。
細い枝に登る親に必死でしがみ付き、将来のドロボー修行。

今日は上司に捕まる前にさっさと帰ってきた。
家の支払いがかなり滞っていて、平日いない僕はこうでもしなければ大家に支払いにいけない。
そもそもここは日本の某NGOが管理していて、広い敷地に10棟近い家が並んでいる。家のつくりは立派ではないけれど、3LDKで絨毯もしいてあり、落ち着く家だ。メンテもばっちり、何か問題があればすぐ大家が対処してくれる。支払いだって遅れても追い出されることもなければ電気や水を停められることもない。
もっと広い独立家屋にも住めるけれど、メイドや庭師やガードといったワーカーを普段家をあけている独り者が扱うのはかなりのストレス。
その点ここはすべて管理人任せだから心配ない。
気がつけば庭は整備され、洗濯物はたたんでクローゼット、こげたフライパンはピカピカになって食器棚に入ってる。
たまに家を出た後、テーブルの上にプチエロ系雑誌(週刊現代とか)を出しっぱにしてたことを思い出して赤面する。
ポルノを厳禁とするこの国で何をもってエロティシズムとするのかが全く分からない。1年以上いてザンビア人と下ネタを話した事も無い。
クラブで意識的にセクハラするのも日本人や中国人くらいじゃないかな。当のザンビア人は飲んで踊って金で女を買う。
日本人的な歪んだ「卑猥さ」はなく、性欲=性交渉で終わりなのかな。
派遣員として政治だけでなく、性事の研究にも励みたいと思っております。

おっとまずい、話がそれた。
そういや雨が降りません。
人間の片思いをよそに、雨雲はあっけなく姿を消してゆきました。
残ったのは悶々とした湿気のみ。
汚れた車君を雨で流そうと屋根の無いところに停めたのに、予想はずれでただの見世物にされた車君は腹を立てて一時的にバッテリーをあげてストライキし、僕を運んでくれませんでした。