Jacarandaの木の下で

2004年〜2006年
ザンビア共和国での在外公館派遣員の記録

向日葵。

2004-10-25 21:16:21 | Weblog
本日は振替休日なり。
午前中からTownへ行った。Lusakaの中心地。外国人はあまり近寄らない。
危険だとは言っても殺しはしない。なら歩こう。
車では通ったことはあるけれど歩くのは初めて。
休日だけに殆んどの店はしまってる。普段ならすごい賑わいなのに人もあまりいない。
みんなの視線を浴び、久しぶりにアフリカの地を歩いてることを実感した。自然ににやけた。

『ロンドン2日目』
17日・日曜日。
一日の大体の予定を立て、外へ。
近くのHyde Parkを歩く。
「僕がここにいることなんて誰も知らない。携帯電話もないから誰からも連絡が来ない。誰も僕を見つけることが出来ない。」ひたすら大きい公園を歩いているとそんな開放感を感じた。
バッキンガム宮殿。うんうん、でかい。ここかーエリザベス女王さんが住んでらっしゃるのは。衛兵の交代が今日はなし。がっかり。それでも観光客で溢れていた。
そこからまっすぐに伸びるThe Mall通り。
15M位の道幅の真ん中を行く。
エリザベスさんやらチャールズさん、ダイアナさんも通ったであろうこの道の真ん中を我が物顔で歩くとすこぶる気分が良い。
トラファルガー広場では本日決行デモのイベント用にステージが出来ていた。せっかくのライオンさんたちも台無し。
ナショナルギャラリーに入る。目的は一つ。
入って右の部屋に行くとすぐそれがあった。ゴッホの「ひまわり」。
芸術なんててんで興味ありません。ただ、見たかっただけ。なるほど、これがそれね。モネやらラファエルなんて興味ない。それより早く街を歩きたい。
チケット屋で「The Lion King」の当日券を買う。
それにしても物価が高すぎる。食べ物も服もすべて高い。マックのセットが800円っておかしいでしょ。
天気予報だとずっと雨だったのに、昼から晴れてきた。ロンドンで晴れ間を見られるとは運がいい。ロンドンの建造物は昔のままで、荘厳としている。高さは無くても横に大きいから迫力がある。
やっとミュージカルの時間。この券は入り口あっちですよって。おっといい席なん?と思うも束の間、ひたすら階段を上って最上階へ。席はと…おぉ~い!後ろから2番目の一番端!!あのー僕、8000円だしたんですけど!?クソロンドン野郎に騙されてしまいました。
でも、ミュージカルには感激した。ずっと見たかったし。よく出来ている。
日本のは見たこと無いけれど、歌を聴く分には声がよく似てる。役に合った声の人をよく見つけられるもんだ。
シアターを出るともう暗くなっていた。予定していたこの先の観光はまた明日にしよう。
帰りに大英博物館に寄った。ものすごくでかい。
ルパンもキャッツアイも盗みに入るのは大変そうだ。
N.Y.のメトロポリタン、U.K.の大英博物館と来たからいつかパリのルーブルに行こう!
夕飯はFish&ChipsとGuiness。イギリスですから。形から入るのが好きなのです。
この時間になるともう足はパンパン。かれこれ10時間近く歩いていた。
更に歩いて帰る。どうせ明日はまた座りっぱなしだ。
泊まっているホテルの近くに売春婦が多く立っているとこがあると聞いたから興味深々で行ってみる。性交渉ではなく、ただ金額交渉をしてみようかと。この物価の高いロンドンでどんなものかを知りたかっただけ。情報収集は仕事の一環とこじつけながら。でも見当たらなかった。日曜の夜だもんな。もう足が痛くて歩けないのにそういうくだらないことには無理をする自分が大好きです。
こんなにも歩いて足が痛くなったことはこれまでに無いくらい痛かった。なれない革靴だったし。ホテルのバスタブに湯を張り、ゆっくりとつかる。ひさしぶりに一言も日本語を使わなかった。
今日は満足した。

☆左メニューの「Recent Entry」で日記を見ると写真が大きく見れるのを今更ながら知りました。


復旧。

2004-10-25 01:53:21 | Weblog
ロンドンからザンビアに戻りさて日記を書こうとPCを開くもインターネットがつかえない。やれやれ。どうやら電圧の不安定からくるメインルーターの故障らしく、僕のPCの故障でなくて安心した。
今、恐る恐るつなげてみたらつながってる!manma mia!!
この喜びったらないね。
ただその代償として、買ってもらったばかりのDVDプレーヤーが逝去いたしました。御歳1週間。

地震。本当に怖い。新潟の友人からの無事メールが届いて一安心だけれど、まだ揺れてるらしい。不安だろうな。これを期に、意識を持ち、自分で出来る範囲の対策をとってください。「台風被害が他人事だと思ってたらこっちに地震が来た」と被災地の方がおっしゃっていました。確かに。きっと東急ハンズにはまた災害グッズ売り場が設けられ、TVでは人を怖がらせるための大地震予想特番がやるでしょう。ただどれも長続きはしない。せめて、一度でも自分の家を見渡してイメトレをすれば多少被害を少なく出来るはず。後悔先に立たず。生きるために時間を使おう。

本日はザンビア共和国独立40周年記念日。なので明日は振り替え休日。3連休のはずだったが、例のごとく土曜は出勤。計画なんてあったもんじゃない。今はそういう時期です。

『ロンドン』
10月16~19日。
この2泊4日の出張は体にものすごく負担がかかった。
10時間のフライトの次の日は10時間歩きとおした。そしてまた10時間のフライト。
30度以上のお日さまから10度以下の雨、そしてまた30度。
ロンドンでの出来事を書くには一日分では長くなりすぎるから分けて書くことにした。

何をしたわけではないけれど、久しぶりに一人で街路を歩くといろんな事を感じられた。
独りアメリカ合衆国へ行き、オーストラリアへ行き、ザンビアに来て、そしてイギリスに辿り着いた。全ての宗主国に辿り着いた。思えば別々の大陸を踏み、徐々に本来の英語から離れていったんだな。でも、『つながってる』。

16日18時、London Heathrow 到着。
わーい、ロンドンロンドン。
ホテルまでの行き方は聞いていたから地下鉄へ。
今買った切符なのに初めの自動改札でいきなり引っかかった。先が思いやられる…
地下鉄わかりにくい。行き先が書いてない。とりあえず乗ってみた。やっぱり違った。早速乗り換え。走りながらよく停電する。
駅には着けた。さて。あとはパンフの簡単な地図が唯一の頼み。
おぉ~さむっ!ザンビアから来たのだからそんなにいじめないで下さい。寒いっす。
ひゅ~白人白人!かわいいっす!!見てるだけでいいので少しだけ見させてください。
それにしても道がわからない。こっちかなってどんどん暗い方へ。やっぱり違った。
10分くらいの距離をスーツケース転がしながら1時間歩いてホテル到着。それでもロンドンを歩いているというだけで気分がいい。
早速同期の派遣員に連絡して再会。やっと安心した。
街は土曜の夜だけに人が多い。渋谷の夜でもこんなにいないんじゃないかな。
夜なのに店がやってる!マックがある!しかもやってる!すげー!
盛り場へ向かう女の子たち。ロンドンのクラブシーンに紛れ込んで、はしゃぎたいのは山々だけど、初日から無理はやめよう。
今回はお仕事ですから。
上司に「同期とうまいものでも食え」と頂戴したお金でステーキハウスに入る。
自分のお金じゃないからいいものの、高い!これがロンドンかぁ。日本より高く、ザンビアでステーキを食べるのとでは10倍近くお値段がお高くございますこと。
食後、少し夜の街を歩く。
スプリングコートしか着ていないので寒い。
でも、この寒さはとても懐かしい。
さて、明日はフリーだ。
機は熟した。大英帝国を攻めよう。