ウィキペディアによれば、
「高吸水性高分子は、特に高い水分保持性能を有するように設計された高分子製品である。紙おむつや生理用ナプキンなどの吸収体に多く用いられ、高吸水性樹脂、吸収性ポリマー、高分子吸収体、吸水性ポリマー、SAP(Superabsorbent polymer)などと呼ばれる。」
「ポリアクリル酸ナトリウムを顆粒状にしたもの・・・自重の数百倍から約千倍までの水を吸収、保持できるが、水の中にナトリウムやカリウムなどの陽イオンが存在すると吸収力が著しく低下するため、尿や体液の吸収に使用する場合の吸収力は、水に対するものより低い。」
<吸水例>
(google画像検索から引用)
高吸水性ポリマーSAP(Superabsorbent polymer)の詳細
化学ミュージアム 身近な化学探訪 によれば、 http://www.chemuseum.com/professional/report/9/index.html
「SAPとは、架橋構造を持つ親水性のポリマーで、自重の10倍以上の吸水力があり、圧力をかけても離水しにくいものをいいます。毛細管現象で吸水する綿・パルプ・スポンジなどや、吸水力の低いコンニャク・寒天などのハイドロゲルと区別するため、1996年にJISで定義づけされました。・・・デンプン系およびセルロース系、ポリアクリル酸塩系・ポリビニルアルコール系・ポリアクリルアミド系・ポリオキシエチレン系などの合成ポリマー系と、様々な組成や合成法が研究されましたが、今、性能とコストの両面で最適とされるのがポリアクリル酸ナトリウム系です。・・・アクリル酸を部分中和させ、架橋性モノマーと共重合させることで得られます。・・・合成されたSAPは、軽度に架橋した3次元網目構造を持ち、ところどころにあるカルボキシル基が水を含むとゲル中にナトリウムイオンを解離するようになっています。・・・」
(google画像検索から引用)
⇒砂漠化を防ぎ緑化を促進するために、対策として、高吸水性ポリマーを保水剤として利用することが検討されているようです。 海水の淡水化など水質を工業的に制御・管理して、不毛の地を活性化して食糧自給に貢献するだろうと思われます。
(google画像検索から引用)