朝のことです。当科学館の山裾の方から、カサカサという音が繰り返し聞こえてきます。音を出す主の姿がわかりません。じっとじっと目を凝らして静かに見ていくと、わかりました。シロハラだったのです。
山裾には竹林があって、斜面にはタケの枯葉などが積もっています。それを払いのけてエサを探しているのでした。
そこにはツチイナゴの成虫がいますから、それを探していたのかもしれません。そうなら、経験的にその場所がお気に入りになっているのでしょう。学習の結果です。
レンズを通して見ている限り、昆虫をくわえた瞬間は確認できませんでした。ただ、木の実を一つ口にした姿を確認することができました。
トリミングするとよくわかります。
人が通りかかったので竹林に逃げ込みました。しばらくすると、また近くの枯葉の中を探している姿がありました。
(h)