地球科学館横は山麓になっています。そこにシオカラトンボがいます。公園で見かけるありふれた種です。行動を見ているととてもおもしろいことに気づきます。
縄張りをもってくらしている様子がわかります。ヒトが縄張りに入っても、逃げるようとはしません。警戒心を抱いていて、ヒトが遠ざかるのを待っているかのようです。
その雰囲気を察知してトンボがとまった瞬間を狙って撮影すると、うまく接写できます。複眼を構成する個眼がわかれば写真としては合格です。脚の様子もとにかくスゴイの一言に尽きます。
ずっと観察していると、獲物を捕獲する瞬間が見られます。脚の特徴をしっかり生かしたくらしぶりです。口の威力は大したものです。バリバリ食べるといったふうです。飛翔する生活を続けるには相当なエネルギーがいるとみえます。獲物がカなら、一日で何匹ほど捕獲するのでしょうか。