球体の地球を、段ボールを使っていろんな立体で表す試みを続けています。本館は地球と宇宙を考える空間です。それを思うと、わたしたちの星“地球”を意識するきっかけがいろんな形で提供できなくちゃという気持ちになります。ミュージアムからの仕掛けといってもよいでしょう。その試みの一つが立体地球づくりです。球をいろんな形で表すと、どんなふうになるのか、興味が湧いてきます。
これまでに制作した地球を館内のあちこちに配置しています。いくつかをご紹介しましょう。
四角柱です。
上に載っているのは三角柱。下は五角柱でありながら、下に向かって細くなっています。
色もいろいろです。
今作っているのが水晶をモデルにした三方晶系(さんぽうしょうけい)です。長さは70cm。厚みが8mmの段ボールを使って作るので、作業はたいへん。パーツを作って貼り合わせるのでなく,一つながりになった展開図を折り曲げて接着するのです。これから陸地を描き込んでいきます。きっとおもしろい地球が出来上がりますよ。
たくさんの立体地球を見にお越しください。お越しいただいたら,「どんなふうにして作ったの?」と問いかけてみてください。「へぇー!」とお感じになって,会話が弾むかもわかりませんよ。お待ちしています。