2月11日朝、へそ公園から太陽の手前を横切る国際宇宙ステーションが見られる予報が出ていました。
望遠鏡に太陽観測用のフィルターを取り付け、撮影にチャレンジしました。
東の空の開けた岡之山公園に機材をセッティングしましたが、太陽の方は曇りがちで、何とかピントを合わせてその時を待ちました。
予報時刻の1分ほど前、雲が流れて太陽が姿を現しました。
急いで望遠鏡を太陽に向け、撮影しました。
撮影したときには見えなかったのですが、動画を再生してみると、ちゃんと写っていました。
小さな黒い点が移動していく国際宇宙ステーションです。右から左へ、点ひとつが30分の1秒ですから、わずか1.6秒で太陽の手前を駆け抜けていくのです。
国際宇宙ステーションは、地球の周りを1時間半で1周します。その速さはなんと時速2万7千キロ!
駆け抜けていった小さな点に今野口宇宙飛行士が乗っていると思うと、不思議な気がしますね。
ちなみにこちらは2月6日の夕方に撮影した国際宇宙ステーションです。太陽電池パネルなどがよくわかりますね。右下に白く出っ張っているのが野口さんが乗っていったクルードラゴン宇宙船です。
3月の中旬ごろにまた夕方の空で見られます。皆さんもぜひ見上げてみてくださいね。
(た)